君の言葉だけが、僕の支えだった

クラスの人気者ではない、主人公の結城には秘密があった。
それは、クラスの高嶺の花である篠宮さんだけが彼が小説を書いているということを知っていて、しかも彼の小説を気に入ってくれているということ。
彼はそれだけで、幼馴染のように人気者になれなくてもよかった。
けれど、彼のそんな小さな幸せな世界に暗雲が垂れ込み始めて……という物語。

そして内容はダークサイドです、まさに。
苦手な人は苦手で、大好きな人は踊り出す作品。
痛みを伴いながらも、確かに何かを残してくれる。
青春の苦さ、女の狡猾さ、悔しさ、色んなものが溜まっていて、とても4000文字以内とは思えません。

最高の作品をありがとうございました。