登場人物紹介その27 クラリス・エルズ・ルード



名前:クラリス・エルズ・ルード

年齢:26才

性別:女性

種族:人間族


使命:ルード王国を守り続ける!

職業:ルード王国女王、『自由同盟』の盟主。

趣味:旅行、楽器を弾く、占い。


好きなこと:ルード王国の風、シャーロン、自由。

嫌いなこと:ルードの敵。


略歴

ルード王国先代王の娘として生まれる。

女王となるべく幼少から英才教育を施される。

ルード王国の特殊性として、多くの亜人種商人の子息と交流を持たされる。

人種に対する偏見と差別意識を持たずに成長するも、その価値観は独特なものであることを意識していく。

護衛のシャーロン・ドーチェと共に留学。

その途中、逃亡奴隷の巨人族で天才的な音楽家『ピアノの旦那』と遭遇し追手から庇う。

『ピアノの旦那』の忠誠心を獲得する。『ピアノの旦那』、それ以降は『ルードの狐』の一員としてルード王国の守護者となる。

優秀な成績で祖国に戻り、内政に参加するようになる。

『ルードの狐』の商業的ネットワークを拡充させるため、シャーロン・ドーチェを大陸全土に派遣する。

クラリス、ルード王国を経済的に発展させる。

父王死亡、王位を継承しルード王国女王となる。

シャーロン、『パンジャール猟兵団』の一員になり、ガルフ経由で諜報員の技巧と知識を猟兵に与えていく。

ルード王国、ファリス帝国とのあいだに経済摩擦が増大。

ファリス帝国との戦争が始まる。

ファリス帝国、ルード王国に対して経済封鎖を敢行。

ルード王国、困窮、医薬品不足に陥る。

クラリス、シャーロン経由で『パンジャール猟兵団』のガルフ・コルテスに依頼を出そうとするが、ガルフ・コルテスは死亡していた。

シャーロンからの報告を読み、熟考の結果、二代目団長ソルジェに依頼することを決める。

シャーロン、ソルジェたちを騙してルード王国に招き寄せる。

ソルジェ、クラリスに雇われることを決断。

ルード会戦で自軍を指揮し前線で戦う。




将来の夢

ルード王国の発展。帝国の脅威から多人種協和の意志を守り抜く。



・見た目

金髪とアメジスト色の瞳。ゆったりとした僧衣に似た衣装を普段は好む。聡明さを感じさせる大きな瞳で、まっすぐに相手を見て会話する。洗練さをもった優雅な動きを使いこなす社交術の達人。

幼少時代から護身術の鍛錬は欠かしていないため、剣術、体術、いくつかの暗殺術を使いこなします。



・性格

賢くて計算高さもある一方で、忍耐と努力こそが合理性にも勝ることがあると信じている人物です。普段はおっとりとした振る舞いをしますが、内心は乱世の女王としての覚悟にあふれています。

戦場に出ることも厭いません。恐怖を知性と覚悟で御し、勝負どころでは勇敢さを発揮する大胆さと自信を持つ人物。商人的な行動力が多くをもたらすと信じていることが、その行動方針の中核を担っています。やり手の創業者。



・武器

剣術、馬術。剣も槍も弓も使え、また馬術も十二分な腕前を持っています。戦士としての才能が豊かというわけでなく、鍛え上げた結果としてそれなり以上にこなせています。死なないように強くさせておこう、というのが、ルード王国が彼女に与えた教育のテーマです。


戦略家、英才教育で得た能力。教育として得た戦術と、商人としての視野から来る勘の鋭さ、人脈形成の過程で得た経験などにより、戦場の分析を得意としています。


人心掌握。部下の心を掌握する能力に長けています。シャーロンたち腹心からは愛情、ソルジェからは尊敬を勝ち得ています。


ルード女王としての立場、ルード王国そのものが多くの亜人種商人たちからの尊敬を勝ち得ています。そのため亜人種の兵士や義勇兵がクラリスのために戦うことがあります。

亜人種の将軍たちを持っていることで、有能な亜人種傭兵が集まりやすくもあります。


『ルードの狐』、クラリスに絶対の忠誠を誓っているルード王国のスパイたちから成る組織です。元々は商業的な情報集や、交易に従事させる商人たちの護衛として大陸の各地に戦士を派遣していたものが、政治的・軍事的な情報集と工作活動も同時にするようになりました。

『ルードの狐/ルード・スパイ』を使いこなすことが、クラリスの情報収集と政治工作能力の基盤となっています。



・家族

王族の生き残りが複数人。両親は死亡。

恋人であるシャーロンは護衛であり家族同然。



世界観

クラリスにとって世界はルード王国中心に成り立っています。自分が治めるべき祖国を守り抜き、そこに住む国民に豊かさと安全を与えることが命よりも重い義務です。

亜人種の商人たちの協力で成り立っているルード王国を、帝国が掲げる人間族第一主義から守るためには得意の交渉ではなく、戦での勝利を狙うしかありませんでした。

絶望的な戦力差であっても、クラリスは一瞬もあきらめることはありません。行動し続けることが世界を変える唯一の方法だと信じ、それを実践することが唯一、乱世においてルード女王が選ぶべき道だと理解しています。


一方、プライベートではのんびりとした暮らしを好みます。人は社会的な立場や政治的なしがらみから自由であるべきだとは考えています。クラリスにとって、自らの世界観に囚われている者は無理をしている自分と同じように見えてしまい、同情したくなる対象でもあります。




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