登場人物紹介その11 シアン・ヴァティ



※第四章からの登場人物です!

※ネタバレがお嫌いな方は、第四章をお読みいただいたあとでお楽しみください!


名前 シアン・ヴァティ

年齢 28才

性別 女

種族 フーレン族 ※虎のような『しっぽ』を持つ亜人種の一族になります。


使命:『虎』で在り続けること。最強を目指す。須弥山・螺旋寺の伝説。

職業:猟兵、剣聖、『虎』、義賊、ハイランド王国軍人。

趣味:鍛錬、昼寝、闘争。


好きなこと:武術、鍛錬、昼寝、強さ、酒を飲む、肉を食べる。

嫌いなこと:鈍る、弱さ、野菜を食べる。


略歴

ハイランド王国の義賊ヴァティ家に赤子として拾われる。

生まれは不明とされているが、王族の血を引く孤児。

ハイランド王国の内紛の結果、両親は暗殺されて孤児になり、ヴァティ家に拾われる。

ヴァティ家の面々と共に暮らす。

最年少で須弥山・螺旋寺を制覇。

最年少の剣聖、『虎』となる。※『虎』はハイランド王国の上級戦士のことで、聖山・須弥山にある武術寺院『螺旋寺』を制覇すれば『剣聖』の称号が得られる。

ハイランド王国内で、ヴァティ家と共に義賊活動、数々の伝説を作る。

兄が赤毛の剣士に殺されたことにより、仇討ちのためハイランド王国を出奔。

ソルジェと遭遇、仇と勘違いして襲う。

ガルフに強さを認められ、『パンジャール猟兵団』に勧誘され入団。

ガルフ死後、ソルジェと猟兵団長の座を巡り一騎討を行う。



将来の夢:強さを磨き続ける。最強の存在となる。



・見た目

長い黒髪に、長く黒いしっぽを持ったフーレン族の美女。鋭い琥珀色の瞳をしており、感情をあらわにすることは少ない。日常生活ではだらけているが、戦闘では極めて活発に行動する。

『虎』であることに誇りを抱いており、ハイランド王国軍人の前では毅然な態度を取るように心がけている。



・性格

極めて好戦的な人物である。ソルジェ以上の戦闘狂であり、闘争本能を全面肯定している純度の高い戦士。

虎のように残忍な狩猟者。容赦なく獲物を狩りにかかり、卑怯と呼ばれる行いも戦術だと割り切りためらわず使用する。戦いにおいては、何でもありが正しい、という認識。


故郷の戦士たち、『虎』と名乗った者の堕落には極めて厳しくあたる。『虎』は強さの象徴でなくてはならいため、それを穢す者は死あるのみ。勝手に死なないから、殺すこともある。


義侠心が高く、女性や部下に対しては面倒見が極めていい。強さを何よりも正しいと考えているため、ソルジェが自分より強いのであれば、それに完全に従う。『長』と呼び尊敬と忠誠を示しもする。


プライベートでは極めて怠惰。ベッドまで行くのが面倒だから、ソファーで寝る。酒を愛し、肉を好む。子供のように野菜を食べることを拒む。愛嬌のあるダメなお姉さん。



・武器

須弥山・螺旋寺で習得した『虎』の武術。双刀を自在に使いこなし、剣術の技量だけならソルジェを圧倒する。戦術的にも容赦のない攻めを好む。

フーレン族の身体能力は獣のように高く、急加速して一歩だけ後退、直後に最速で突撃をかけるといった高度な機動を行える。直線的な速さであれば、戦闘中の動きでは最速。ミアの憧れの動き。


魔術。魔力は高くはないため、節約して戦う方法を生み出している。一瞬だけの魔力を高めて攻撃力を上げる『ピンポイント・シャープネス』の発案者など、魔力が少なくとも魔術に対する理解力応用力も持つ。戦いに関わる要素の全てを極めるのはシアンには当然の行いである。


『真なる虎』、須弥山・螺旋寺に伝わる呪術の奥義。男の『虎』は顔に縞模様の入れ墨を施すことで『虎』の証明としている。シアンは呪術でその縞模様を一時的に発生させ、入れ墨にはない身体能力を上昇させるという荒業を行う。



・家族

育ての親と義兄弟、実の両親が死亡。

親族の一部と、縁者がハイランド王国にいる。



・シアンの世界観

シアンにとって世界とは己を貫き戦う場所です。

『虎』の最高峰として、須弥山の伝説として、義賊として、軍人として、猟兵として、剣聖として、シアンはいつも戦うことで世界を理解してきた人物になります。


シアンにとって戦いが重要な価値を持っているのは、常に人生と生命を賭けて身を捧げて来た行いだからです。


弱肉強食を認めつつも、理想的な正義を忘れてもいません。そのため、正義の執行者として力を振るうことも要求される場所、それがシアンにとっての世界です。


戦いが常にあれば、とても疲れてしまう。

だからこそ、戦っていないときは、多少はずぼらな態度で怠けてもいても良いじゃないかとも考えています。


それも全て、シアンにとって見える世界の形質が、そうさせているのです。

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