その16.髪を染めて、ボブからショートボブに。それからプエラリア経過報告

2021年5月5日


この間、人生で初めて、髪を染めた。


色は、随分悩んだけど、赤が混じった暗めの茶。

スタイリストさんは、「だんだん色が抜けてくると明るくなってきますからね」と教えてくれて、すごく楽しみ。

髪染めして、2週間くらい経つけど、ちょっとずつ色が抜けてきて、明るくなってきた気がしてる。

鏡に映る自分が、今までとは違う雰囲気を纏っていて、なんだか嬉しくなる。


で、ついでにボブ(肩につきかけているくらい伸びていたボブ)を、暑くなることもあって、ショートボブにしてもらった。

ボブとショートボブの違いも、ヘアカタログを見せてもらいながら丁寧に説明してもらって、改めてショートボブにしてもらった。


(ボブは、横から見た場合、襟足から前にかけて、線が一直線になるカットのしかた、らしいです。私は肩につくあたりまで髪が伸びてて、それを顎のラインあたりまで切ろうとしたので、その「襟足から前髪のまっすぐのライン」が保てなくなり、ボブではなくなるので、襟足を少しカットして、「ショートボブ」にしましょう、ってことでした……文字で説明してもムズいですよね汗、画像検索とかしてみてくださいね)


で、予め家人から言われていたけど、「髪染めてかっとするなら2時間はかかるからね」と言われていて、「おぉ、2時間か……何してようかな」って思っていたけど、案外、染色作業が進んでいくと、あっという間に仕上がった感じがした。


ボブからショートボブにして、イヤリングがすごく、きれいに映える。ヤバい。髪の色と相まって、すごくきれい。自分を見るのは嫌いだけど、ちょっと自分のことを好きになれた気がした。



染めたのが金曜の夕方だったんだけど、週末をはさんで、勤務校に出勤して、さっそく気づいてくれる生徒や同僚の先生たちがいて、すごく嬉しかったのも報告しておく。女の子ってすぐ気づいてくれるよね、ほんと。ありがたいよ、私みたいな自分のルックスにコンプレックスを持ってる人間にとっては、「部分」を褒めてくれるという文化に優しさを感じるよ。


あとは、GWに入って、マルイのネット通販で、シンプルでかわいいトップスを見つけてそれを注文。あと、アディダスのスニーカーもアマゾンのセールで購入。この時期って、やっぱり服の入れ替えってあるよね、みなさんも。


あとプエラリアのことだけど、所属してるジェンダーのサークル内のZoomでのお話し会で言われたことではあったんだけど、「もうプエラリアじゃなくて、ホルモンを始めたらいいと思うよ」ということも言われた。

うーん、悩んでるんだけどね。

でもまだ怖くて、プエラリアのサプリを飲み続けてる。

この間ちょうど切らしてしまって、1錠に500mg含有されているものを毎晩飲んでる。


胸は、さらに質量が増した……気がする。でも、肉(胸・おっぱいのことね)の付き方がどうあがいても生粋の女性の胸の付き方とは違うから、体のラインが出る服は、鏡を見るのが辛い。ごまかそうとしてブラを久々につけてみても、そのブラを付けてるのもラインが出てしまうから、ごまかすどころか悪化させてしまう結果に。難しいよー、サラシとかのほうがいい気がする。ブラより。


かと言ってさー、つけてないとつけてないで、胸が「垂れ下がってる」から、不格好。かっこ悪いから恥ずかしい、っていう感覚。揺れて痛いし。

なんかちょうどいいの、無いのかなってほんと思う。サラシ、本気で探そうかな。スポーツブラとかでもいいかも。今の所、いろいろ買って試してるんだけど、ちょうどいいものに出会えてないんだよ……。切実な悩みです。


反面、「肌がきれいになったね」とか「全然シミがなくていいよね」とか「体つきが柔らかくなってきたね」とか言われるようになってきていて、それはプエラリアの効果なのかも、と思ってる。

血液検査しないとなぁ……近くに、「やってあげるよ」って言ってくれてるお医者さんがいるから、近いうちに行こうかな。


なんだか、最近思い始めたことなんだけど、やりたいと思ったことは、やらないと損だな、って思えてきた。

例えば脇の脱毛にしかり。髪染めにしかり。今、このタイミングでしておかないと後悔することって、なんかたくさんある気がしてきた。だから、髪も染めたんだ。今しかない、って思って。


自分に投資するのって、なんだか自己肯定感を高めてくれる気がする。コンプレックスの塊のような私だけど、少しずつ、私が「周り=家庭」とバランスが取れる、そのギリギリのラインの中で、自分に何かを投資していくのは、すごく気分がいい…というか、自分のことを好きになれる気がした。


悩みは尽きないし、性自認は、きっと揺れ続けるんだと思う。

それを少しでも緩和させる方法を、みんな探っていくんだろうね。


続きます。

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