その13.自認する性別と性器との関係

注意!性の話に触れています。


2020年11月26日


こんにちは、さくらです。


ちょっとタイトルがあれな感じなんですが……一応、真剣なお話のつもりです。

というのも、私の周り(といってもネッ友ですが)で、Mtの方で、「造膣なしのSRS」を受けた方、またはこれから受けられる方が思ったよりいらっしゃって……。


それで、ちょっとモヤモヤしたので、記事にしようと思い立ちました。


これと関係するかもしれないんですが、私はプエラリアミリフィカのサプリメント(含有量300mg)を半年間くらい服用を続けました。が、いろいろとあって、考えた結果、服用を止めることにしました。


プエラリアの効果が予想以上に強くて、2ヶ月位まえから乳腺がかなり張って痛くなってきて、ほんとに痛くて、ジェンダークリニックに相談したり、そこで言われたとおり乳腺外科で診察してもらったりして……。


そんなことがあり、家人の目もあることが理由で、一旦服用をストップしました。かなり迷ったんですが…ほんとは続けたかったですし、ジェンダークリニックを変えて、自己負担でホルモン注射をしてくれる病院も探したんですが……


今は乳頭の痛みも引いて、今後は少し膨らんだ乳房が小さくなることはある、とは聞いていますが、それ次第でまた再開するかもしれないです。注射してくれる病院にひとまず相談だけでも行くかもしれません。


今回は、そんな私のゆらゆらと揺らぐジェンダーと、性欲や性指向について、少しばかり書きたいと思いました。



人によるとは思うんですが、自分の体の性器を嫌悪するかどうかと、反対の性別の性器への帰属感がどれだけ強いのかは、本当にまちまちだと思っています。

私は自分の性器への嫌悪感はほとんどありません。後述しますが、自分の性指向と関係しているはずです。


だからなのですが……私自身は、造膣なしでも造膣ありでも、SRS自体を本心では望んでいない気がします。

ホルモン治療自体は望んでいるのは変わらないのですが……。


これってどうしてだろう、といろいろ考えました。

私が入っているXジェンダーのサークルの会員の人たちの活動報告を視ていても、同じXジェンダーの枠組みのなかでも、十人十色だなー、とつくづく思います。


だからこそ、同じMtの中でも、自分の体への感じ方(捉え方)は、本当にそれぞれなんだなぁ、と痛感したのが、冒頭の出来事だったんです。



私は、Xジェンダーの枠には入っていると思うんですが、「Xジェンダーだ」と名乗るつもりは実はあまりありません。名乗るなら、「女性寄りの中性です」と言うようにしています。


理由としては……実は自分でもはっきりしていません。ただ、「私はXジェンダーで、Xジェンダーっていうのは……」っていうのはしっくりこないな、と思っていることだけはハッキリとしています。


まぁ、日本だけじゃないですけど、外見主義の傾向がひどく強いこの島国で、反対の性別だ、と堂々と、ふつうのコトのように言える時代が来るのは、まだまだ当分先だな―、と感じていることも一つにはあると思います。あとはやっぱり男女二元論がとても強力な価値観であり、その強固な壁を破るのは並大抵の変化ではありえないだろうな、と思っているからでもありますが……。


そんな小難しいことをならべてはみましたが、よくよく考えてみると、私の、性指向が関係していそうだな、と感じています。


私は、体(男性として)の性欲自体は、今は受け入れられています。これはMtの方の中でも意見は割れると思いますし、むしろ私のように、女性寄りの帰属感を持ちながら、自身の体の性欲を好意的に捉えている人は珍しいのかも……と思ったりもしています。


前の記事に書いたかもしれませんが、私はいわゆるバイセクシャルです。だから、エッチな動画を視ているときも(今もうつ症状がひどくないときは楽しめます)どうしても女性に同一視してしまいますし、男性(器)にも欲情します…言い方が変ですが…。逆に、女性同士の動画、となるとピンと来ないというか、食指が動かない感じです。小説やアニメ、漫画ならすごく好きなんですが……


私自身、女性同士の恋愛小説をたくさん書いていますが、それはそれ、これはこれ、という感じです。


じゃあ体の上で異性間となっているときはどうなんだ、と言われると……答えるのは難しいですね、言語化しかねる気がします。もちろん性生活をすることは可能ですけど、「可能」っていう感じのほうが強いです。

そもそも相手(女性)から、私が男性として映っているのかどうか、が気になりますし、例えば「いくら女性を装ってもあなたは男でしょ」、と言われると傷つきます。でも、女性と性生活と持つっていうのは、形としては男女の性愛の形なんですよねー……体(というより性器、と言うべきなのかもしれませんが)で考えると。


性のことって言いづらいですし、書ける範囲にも限界がありますが、きっと私にとってだけじゃない問題なんだと思います。性指向と性自認って、別々ではあるけれど、互いに関与しあっている気がしています。だからこそ、性指向を切り離して性自認のことを考えるのは、やっぱり無理があるんじゃないかな、と思います。


私には、人によっては煩わしい「性欲」が、生きていくには欠かせられない気がしています。バイセクシャルの私にとっての性欲、っていうところがややこしいと自分でも感じていますが……少なくとも、私にはバイセクシャルであることは、私が女性よりの中性であることと同じくらい重要だな、と感じています。


下の話で申し訳ありませんでした。

でも、ちょっとモヤモヤしてイライラしていたので、言語化によって、ちょっと晴れた気がします。


ではまた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る