17 夢中で見たスポーツアニメ

 私の記憶では、小学生の頃、毎週土曜日の午後(放送時間が定かでない)から『アタック№1』のアニメが放送されていました。(地域によって放送時間が違っていたかもしれません)

その頃、土曜日は半ドンで午前中は学校がありました。

学校が終わると、私は急いで帰って、この『アタック№1』を毎週、夢中で見ていました。

 そもそも『アタック№1』は1968年(昭和43年)1月から1970年(昭和45年)12月まで『週刊マーガレット』(集英社)に連載されていました。

(作者:浦野千賀子)

その週刊漫画の方は見ていませんでしたが、漫画から人気が出て、テレビでアニメ放送が始まりました。

(1969年12月放送開始、1971年11月放送終了)

 大きなお目目に、お星様キラキラ。それがとても印象的でした。

女子バレーボールの名門校に転校してきたヒロイン鮎原あゆはらこずえが仲間と共に全国、そして世界を目指す、日本のスポーツアニメを代表する作品です。

鮎原こずえと言えば声優の小鳩くるみさんです。

主題歌も歌っていました。

主題歌の中に「だけど、涙がでちゃう。女の子だもん」っていうセリフがあるのですが、学校でみんなとよく真似をして楽しんでいました。

学校で辛い場面に出くわすと、そのセリフを言っては友達と盛り上がっていました。


 スポーツアニメと言えばもう一つ忘れてはならないのが『巨人の星』です。

(原作:梶原一騎・作画:川崎のぼる)

 こちらは『週刊少年マガジン』(講談社)に連載されていました。

テレビでは、確か日曜日の7時から放送されていたと記憶しています。

(1968年3月放送開始1971年9月放送終了)

 一徹(父)と飛雄馬ひゅうま(主人公)の父子特訓から、ライバル達と出会い甲子園での激闘、巨人入団後に大リーグボールを開発して更なる激闘、完全試合を達成、父子の闘いの終焉までが描かれています。

父の特訓は兎に角スパルタでした。

 忘れられないのが飛雄馬が上半身に装着していたエキスパンダーのような、物凄い筋肉鍛錬器具です。

子供心に「えぇっ!大丈夫なの?」と思っていました。

色々な特訓に耐えて成長していく飛雄馬を一生懸命に応援したものです。


 アニメと言えば他にも『ひみつのアッコちゃん』『魔法使いサリー』『オバケのQ太郎』『パーマン』などなど、夢中で見たものです。

どの時代にも、子供達を夢中にさせるアニメはあると思いますが、私の時代は今回紹介させて頂いたようなアニメを見ながら成長していったものです。

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