第24話 何故か

僕は昔から「何故か」人に目をつけられる。それはヤンキー達に


「ああん?今ガン飛ばしただろテメェ」


みたいなアンポンタンのいちゃんもんではなく、小学生の時から馬鹿な同級生が木の葉に乗っけた虫(モンシロチョウの幼虫とか。とにかく虫関係)を近づけて必ず僕のところに来て置いて帰る。イジメようとかいう類ではなく、後から本人に聞いてみると、どうやら「僕が」ではなく、ぱっと見た時にみんなが避ける中、席から動かない奴がいる、だからとにかく置こうと……(ぶっちゃけ訳がわからない)


「あぁ、●してやりてぇ……。てか虫を教室に持って来んなよクソが!」


そう言えたら良いのですが、僕はただただ苦笑いをしてその昆虫を窓から放り投げるのが精一杯。電車でもそう。訳の分からない奴程、僕の席の隣に座りたがる。他に席は空いているのに。


一体この現象は何なのか……人生の七不思議の一つです。

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