第21話 春のメッセンジャー



書斎で調べ物をしていると

緑茶を入れて一休


沸騰させた湯をさまし

茶葉を入れた器に注ぎ込む


暫し蒸らす時間で緑茶の香りを楽しみ

湯呑みに注ぐともう一度だけ香りを楽しみ


飲む

美味い


少し開けた窓の縁に

ピンク色の花弁が一枚


窓をいっぱいに開けて外を見ると


向こうの公園では

春一番か時折に強い風が吹き

桜舞い散る花吹雪


どうやって此処まで飛んできたのか

暖かな風に感謝し


一枚のメッセージに春を読む

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