肉体と精神のいのち

いつまでも死んだ自分を忘れられない夫を心配し、いてもたまらず姿を現してしまう妻

でも全く怖い話ではなく、ハイカラな美味しいものをたらふく食べる妻の姿に読者は微笑むこと間違いなしです


肉体は滅んでも精神的な命があると思わせてくれる素晴らしい作品でした

たとえ亡くなったとしても人生の終わりを自分らしく過ごし、家族がその時間に十分にかかわれれば、大切な家族の心の中に亡くなった人がずっと生き続けられると思えて幸せな気持ちになれました

死がお金で買うことのできない「心の財産」となり、その後の家族をしっかり支えてくれる
よって死は無ではない
そう思えます

是非ご一読下さい

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