第16話タブーの範囲編~ビフォー~

やー、異性の友達って範疇に入れてたらさすがに不倫相手とはならないでしょ。『友達』っていうからには同性の友達とするようなことはセーフなわけで、食事したり買い物したり、なんかアクティビティーしたり?とかっていうのは全然OKだよね。さすがに手を繋いだり、キスしたりっていうのは同性友達ともしないわけだからアウトかなー。ただ、軽いボディータッチくらいは私は同性友達ともするから(爆笑したときとか、落ち込んでるときに肩に触れたり)まぁ許容範囲だとしてー。

正直、タブーの範囲は夫と全然違う。夫の方がはるかに広い。ラインするのもタブー、二人きりになるのはもってのほかだ。でもこんな範囲で生きていたら交友関係せますぎで自分の世界だって広がらない。狭い視野でいたら生きる知恵だって少なくなるし、脳も活性化しない。みるみる老けて魅力がなくなる。そんな人生送りたいわけじゃない。ということで夫に従うのなんてごめんだ。

法律だってそこまで厳しくない。不貞行為が証明されて初めてアウトだ。私は基準をここにしていた。ここから先が本当のタブーの範囲。つまり、私は2段階方式をとっていたということになる。一段階目のタブー範囲に含まれるのは同性・異性に関わらず友達とはしないこと、二段階目に含まれるのは不貞行為だった。

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