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2023年1月12日 00:21
今回も楽しませていただきました! ただ、あえて疑問に思える点を挙げると「生首サイズのものが入る桐箱を、果たしてカラスが持っていくのか」。 (中身の重量が軽いとしても)カラス自身に近いぐらいの体積と重量があるであろう物を、持ってそれなりの距離を移動しようとするだろうか? とは思います。 ただ、やっぱりこの作品が好きです。 私が普段ミステリー小説をあまり読まないのは「『ミステリー』としての在り方はともかく、『小説』としての在り方をおろそかにしている作品がある」という印象を受けているからです。偏見かもしれません。 ですが、この作品は小説としての力があると思います。 ビールを飲むシーンも相変わらず美味しそうです(飲食シーンは文章力の地力が試されるところの一つだと思います)! 作品に漂うレトロ的な感じから、クラシックラガーが似合うイメージ。 ビールといえば、前回のあたりめを食べるシーン。あたりめなんてどこのもそう変わらないでしょうけど、それあなたが秘密にしてた故郷で買ったやつですよ、なんて食べた後で言われたら大分ぎょっとする……! 素晴らしい演出。 ロダンくんも、他のミステリーの探偵に負けないキャラを確立していると思います。
作者からの返信
木下様 読んで頂き、ありがとうございます。 確かに桐箱どうかなというツッコミどころありますね、いや、他にも沢山あるとは思います笑 ロダン自身を気に入ってくれてありがとうございます。彼が生きる世界は他のミステリー世界ではやはり難しく、こうした庶民の賑わいや哀しみという小さな人間社会なのかもしれません。それが小説作品の味わいとなれば幸いかなと思います。 彼の物語は一度連作の最後『彦島宝石強盗事件』で終えていますが、また、機会があれば書いてみようと思います。 もともとはミステリー『嗤う田中』シリーズからの彼だけの独立小説作品でしたが、本当に楽しんでいただき、ありがとうございました。#日南田ウヲ
今回も楽しませていただきました!
ただ、あえて疑問に思える点を挙げると「生首サイズのものが入る桐箱を、果たしてカラスが持っていくのか」。
(中身の重量が軽いとしても)カラス自身に近いぐらいの体積と重量があるであろう物を、持ってそれなりの距離を移動しようとするだろうか? とは思います。
ただ、やっぱりこの作品が好きです。
私が普段ミステリー小説をあまり読まないのは「『ミステリー』としての在り方はともかく、『小説』としての在り方をおろそかにしている作品がある」という印象を受けているからです。偏見かもしれません。
ですが、この作品は小説としての力があると思います。
ビールを飲むシーンも相変わらず美味しそうです(飲食シーンは文章力の地力が試されるところの一つだと思います)! 作品に漂うレトロ的な感じから、クラシックラガーが似合うイメージ。
ビールといえば、前回のあたりめを食べるシーン。あたりめなんてどこのもそう変わらないでしょうけど、それあなたが秘密にしてた故郷で買ったやつですよ、なんて食べた後で言われたら大分ぎょっとする……! 素晴らしい演出。
ロダンくんも、他のミステリーの探偵に負けないキャラを確立していると思います。
作者からの返信
木下様
読んで頂き、ありがとうございます。
確かに桐箱どうかなというツッコミどころありますね、いや、他にも沢山あるとは思います笑
ロダン自身を気に入ってくれてありがとうございます。彼が生きる世界は他のミステリー世界ではやはり難しく、こうした庶民の賑わいや哀しみという小さな人間社会なのかもしれません。それが小説作品の味わいとなれば幸いかなと思います。
彼の物語は一度連作の最後『彦島宝石強盗事件』で終えていますが、また、機会があれば書いてみようと思います。
もともとはミステリー『嗤う田中』シリーズからの彼だけの独立小説作品でしたが、本当に楽しんでいただき、ありがとうございました。
#日南田ウヲ