第3話 はじまり 3

 網の中に居た異類人種は、人の姿をしていて、頭部には人と同じ髪が生え…皮膚には動物と同じ体毛が生えている、頭部に猫の様な耳があり、動物の尾が見えた。


(これが異類人種…。猫狸人種と言う者なのか…)


 軽和は思って間近でよく見ると、その異類人種の者は、顔立ちや着ている衣装からして、人で言えば…まだ年端もいかない若い娘とも窺える。

 異類人種の者は、罠に掛って、逃げられなくなったせいか、フー、フーと、息が荒く興奮している様子であった。

皆は、異類人種を、網から出して身動き出来ないように体に縄を縛りつける。


 「これでお前も、年貢の納めどきだな」 


 集まった人達の誰かが言う。


 「先生から盗んだ物を返せよ」


 側に居た若い男性は、異類人種の娘の腹部に足蹴りを喰らわした。

 他の男性も、後ろから異類人種の娘の長い髪を掴み引っ張り上げる。その行為に、異類人種の娘は「ウー…」と、唸り声を上げて男性達を睨み付ける。


 太新は、それを見るや「こらこら…、暴力は、いけない」と、声を掛けて止めに入る。 


 「すまなかったな…、嫌な思いをさせてしまって…」 


 太新は一礼して侘びを入れて改めて異類人種の娘を見て話し掛ける。


 「…お主は言葉は分かるか?」


 しかし相手は太新から顔をそむけて何も答えようとはしなかった。

 (困った者だ…)

 太新は呟くと周りを見て


 「すまないが、誰か、ありったけの食べ物を持って来てくれんか?」


 それを聞いた周囲の人達は不思議な表情で言われる通りに食べ物を取りに行く。

 少し間を置き、大きな籠に山盛りに積まれた食べ物が広間に運ばれてきた。大人の男性2人位で担いで来る程の量であった。籠の中には、果実類や新鮮な魚介類、野菜、保存食等…ありったけの物が沢山入っていた。

 異類人種の者は、それを間近で見ると、すぐにでも身を乗り出して飛びつきそうなしぐさをする。


 「私の質問に答えてくれれば全部食べても良いぞ」


 その言葉を聞いた異類人種の者は太新を見上げて険しい表情で


 「その言葉に偽りは無いか…?」

 少し嗄れたような声で言う。


 (話せるのか…)


 軽和は少し驚いた。そして鉱山に居た異類人種の事を思いだした。


 (あの鉄皮人種の者は、僕達とは会話はしなかったな…)


 「私の質問に答えてくれればな…」


 太新は、顔に笑みを浮かべながら言う。そして、異類人種の者に近付き相手の目を見ながら話しかけた。


 「先程この民宿に入ってきたのは、お主であろう…」


 その言う葉に異類人種の者は、


 「いや、違う…」

 少し嗄れた声で答える。その言葉に周囲からざわめきが走る。


 「お主でなければ、一体誰が私の大切な宝物を盗んだと言うのだ?」

 「知らないな…」


 異類人種の者は天井を見上げながら答える。その表情には少しばかり笑みが浮かんでいる様にも思えた。


 「そうか、なら…仕方がない」 


 そう言って太新が食べ物を異類人種の者から遠ざけようとすると「ああ…」と、異類人種の者は物悲しげな声を出す。


 「これが欲しいのかな?」


 太新は異類人種の者に尋ねると異類人種の者は黙って頷く。


 「なら私の質問に正直に答えてもらおうかな?お主が私の大切な宝物を盗んだのであろう…。違うか?」 


 異類人種の者は、しばらく黙っていたが少し間を置いてから小声で囁くように「そうだ…」と、答えた。

 異類人種の者が、こうもあっさりと口を割る事に対して周りにいる人達は少し驚いている様子であった。


 「こ…、これだ…」


 異類人種の者が両手が縄で縛られていて上手く出せなくなっていた。近くにいた人が腰の所にある包み袋を見つけ、それを太新に手渡す。

 太新が中身を確認する、袋の中には赤い石があった。それを見た太新は皆の前で安堵した様子で

 

 「これだ、間違いない」


 と、答え…その言葉に、周りにいる人達も皆、ホっと胸を撫で下ろした様な気持になれた。


 「素直に答えたのだ。早くその食い物をこっちによこせ」


 異類人種の者は、太新に向かって言う。その言葉に、近くにいた若い男性は…


 「この者、自分のした事まるで分かっていないようだな…」

 「まあ…盗まれた物は戻って来たのだ。食べ物を与えよう」 


 太新は、周りにいる人達を見て、


 「皆さん、迷惑を掛けて申し訳なかった。御覧の通り盗まれた物は戻ってきたし…もう心配する事はありません。あとは全て我々にまかせて下さい」


 そう言うと、その場にいた大勢の人達は嵐が去ったかのように広間から離れて行く。


 騒ぎが一段落して軽和が広間を見渡すと今朝の様に、辺りは静まり返っていた。


 「まるで、ついさっきあった出来事が嘘のような感じがしますね」


 その言葉に太新も苦笑する…。


 「そうだな、帰国前にちょっとした騒動が起きるとは私自身驚きだったよ」


 そう言って二人は目の前にいる夢中で食事をしている異類人種の者をじっと見ていた。


 「この様な事をして、本当によかったのですか…先生?」

 「この様な事とは?」

 「盗みをした者に対して、食べ物で返してもらうなんて事ですよ」


 「確かに、お主の言う通りかもしれぬが…この者自身、自分が悪いことをしたとは思ってはおらぬ。異類人種の者の中には、この者のように罪悪感の無い者が多い。この者の場合、私の見立てでは、少し精神年齢が低く感じられる。まあ…今回の事は少しだけ運が悪かったと思うしか無いだろう」


 そう言う太新の言葉に、軽和は、どこか腑に落ちないものを感じた。


 「ところで、お前等、それを何に使うつもりなのだ?」


 異類人種は、干し肉を噛みながら二人に問いかけて来た。


 「何に使おうと、我々の、勝手であろう…」


 軽和は、素っ気無い口調で答える。その態度に異類人種の者は笑いながら…


 「お前等が、その石を持っていたところで、その石は何の役にも立つことはないぞ。それを知っていての事なのか」

 

 その言葉を聞いた太新は驚いた表情で、


 「お主には、この石がどういう物なのか分かると言うのか!」



 異類人種の娘は太新の驚いた表情を眺めながら、


 「上手くは言えないが、その石を持った時…温かさを感じたね」


 太新は異類人種の娘が、平然とした口調で言っている事を見ると嘘を吐いていないのだと感じた。異類人種の娘はそのまま食事を続けていた。


 「他には何か、感じられなかったかな?」


 食事を続けていた、異類人種の娘は食べ物を口に運んでいた手を休めて少し考えた様子で言う


 「そうだな…。あえて言うのなら、まるで…母の腕の中で抱かれている様なそんな感じがした位かな…」


 その言葉に二人は何も言えなかった。自分達は石を持っていても温かさなど感じはしなかったからだった。


 「ふう…さすがに、これ全部は食いきれないから後は貰って行くよ」


 異類人種の娘は腰を上げて、食べ物の籠を持ち上げ二人を見る。


 「お前達は案外良い奴だな。他の人間も、お前達位に良い奴だと嬉しいな…」


 そう言うと、異類人種の者は素早い動きで、宿を飛び出して行く。


 「あいつ…」


 軽和は後を追い掛けようとしたが後ろで太新が「放っておけ」と、言う


 「そんな、先生…。我々は結局あの者に良いように使われたのですよ」


 軽和は後ろを振り向く、すると太新は軽和の言葉が聞こえていなかったのか一人何か呟いているようであった。


 「先生…?」


 軽和が側へ行き、太新の顔を見ると、太新は軽和が不思議そうな表情で、自分を見ている事など、気にせず嬉しそうな表情で、


 「素晴らしい発見だ…。あの者は我々にとても溜めになる事を残してくれたぞ」

 と、嬉しそうに言う。


 「何が…ですか?」

 「気付かなかったのか?あの者は、石を持った時に温かさを感じたと言った…。これは我々に取って大きな発見なのだよ」

 「そう…、なのですか…?」

 「そうだよ、そもそも今回のこの石探しも、ある異類人種を探すのが目的であるのだからな…。系列等は異となっていても、やはり同じ人種の仲間であるのならば感じる取る物は皆全て同じと言うことだな…」


 太新は、自分の筆と用紙を取りに行く、


 「あ…そうだ学舎永連(マナビヤ・エイレン)への連絡が先だったな…忙しくなるぞ」


 と、筆と用紙を放り投げて、宿の使用人の所へと走って行く。軽和は、太新の嬉しそうな様子を見て(そんなに、凄い事だったのか…)と、一人呟く。


 少し、間を置いてから太新が戻って来て軽和を見るなり、


 「こら、何をそこで突っ立っておる。することが無ければ帰国の準備をして置け。今日中には、この国を出発する予定だからな…わし等には時間が無いのだぞ」


 太新は筆と用紙を拾い上げ、使用人のいる所へと走って行く。


 「帰れるのか…白陽国(ハクヨウコク)へ…。学舎永連に…」

 「早くしろよ!」


 太新の大声が、聞こえてくる


 「はい!」


 軽和は、急いで自分の借りている部屋へと戻る。


 二人は荷物を纏めて古ぼけた民宿の玄関前に出て行く。空は既に晴れ渡り雲は遠くへと去って行った。東の空には赤い陽が昇っている。玄関前には民宿の者達が用意してくれた。鉄製で組み立てられた機械式の車があった。車は農作業用らしく後ろには荷を乗せる為の木で作られた荷台が付けられていた。


 二人は民宿で世話になった人達に別れを言うと、荷台へと乗り込む。二人が乗り込むと、車は発車を始め…長い畦道の上を走り続ける。道は今朝の大雨で地面が泥濘で、車体が酷く揺れていた。

 安定が悪く軽和は気分が酔いそうになった。そんな中…軽和は、ある事に気付き太新に話し掛ける。


 「先生、先程の異類人種の事ですが…、捕まえた者って、石を盗んだ者とは別人では無いですかね?自分は、石を盗んだ者の動きを考えると罠に掛った者は、少し動きが鈍かった様に感じられますが…」

 「ほお…お主も、そう思ったか。実は私も少し気になっていたのだ。能力が特化した者であれば、あの罠をたやすく抜ける事が出来たと思う。しかし、その罠に引っ掛かるのを考えると…石を持っていた者は、別の者に石を渡してその者が、民宿に現れたのだとも考えられる」

 「どうして、そう思っていた事を黙っていたのですか?」


 「そう言う考え方もあると言う事だな…もしかしたら石を盗んだ者であったかもしれないし…。正直、私一人の見解では何とも言えない。あの猫狸人種に直接聞かない限りは、真実は分からないものだよ」

 「そうなのですか…やはり逃がした事は失敗だったのでは?」

 「軽和よ…」

 「はい…?」

 「民宿でも言ったが、我々にとって大切な物は戻って来たのだ。異類人種に付いて調べるのは、その手の専門家達に任せれば良いのだ。あの者以外に別の誰かが居ようとも今の私達の妨げにならなければ構う事は無いのだ。それに…我々の目的は、あの異類人種を捕える事では無い」


 太新の意見に軽和は少し溜息を吐く。その後しばらく二人は会話をしなかった。

 軽和は、車に揺られながら何気なく周囲の風景を見ていた。ふと…その時、目の前に見える小高い丘の上に、二つの人影がある事に気付く。その人影を見付けた軽和は立ち上がり、車を運転している人に「ちょっと止めて下さい」と、大声で言う。


 車を運転している人は、急いで運転を止める。車が止まった事に気付いた太新は…


 「何事だ?」

 

 軽和に尋ねる。


 「あれを見て下さい」


 軽和が何かに気付き、腰を上げて小高い丘の上を指して言う。太新は目線を丘の上を丘の上へと向けた。そこには二つの人影が、こちらに向って歩いて来るが見えた。


 「おや…あれは…?」


 二つの人影達は太新と軽和に気付いたのか、跳ねる様な足取りで丘を降りて行く、まるで小石の上を飛び越える様な勢いで、二つの人影は太新達が乗っている車の近くへと来た。

 近くまで来ると、二つの人影の内、片方が見覚えのある姿に太新と軽和は気付く、それは、つい先程自分達が逃した獣人系の猫狸人種の娘だった。

 その娘の隣には、彼女よりも少し背丈の低い幼い男の子の姿があった。


 「先程は、世話になったな」


 娘は、嗄れた様な声で言う。


 「何しに来たのだ?」


 太新は、娘に向って言う。


 「こいつが…どうしても、お前達に言いたい事があると煩くて…」


 娘は隣にいた、幼い男の子を二人の前に着き出す。男の子は、娘と同じ姿の獣人系の猫狸人種だった。色違いの狐色の長い髪をして、頭部には、同じ色の大きな猫の様な耳が飛び出していた。狐色の長い尾が生えていた先端は白色だった。


 太新と軽和の前に押し出された男の子は、しばらく地面を見ているかの様に顔を俯いていたが、しばらくして二人の前に顔を上げる。見上げた顔からは、相手は十歳にも満たない子供だった。顔の男の子は、両目を大きく見開いて二人に話し掛ける。


 「お前達、その石を何処へ持って行くのだ?」


 とても幼い子供とは思え無い発言がいきなり飛び出して来た。

 太新は少し呆気に取られて、どう答えれば良いのか迷った。しばらく間を置いて、太新は男の子に向って話す。


 「私達は、これを必要とする者に、これから届けに行くのだよ」

 「それは、何者なのだ?せっかく僕が見付けたのに姉が奪ってしまって困っていたのだ。姉は、元あった場所に返すとか言って僕から持ち去った後…食い物を沢山持って帰って来たのは嬉しいが石がなくなっているのはゆるせなくて…僕は姉に、どんな奴が持って行ったのか聞いたのだ」


 (やはり、犯人は、別人だったか…)


 隣で軽和は思った。


 「君の言う発言は、どう言う意味なのかね?」


 太新は、弟を見て言う。


 「人間達の住む場所から、感じた事の無い温かみを見付けて僕が、その石を持ち主の所へと持って行こうと思ったのだ」

 「つまり…君が、あの時石を盗んだ者のかね?」

 「盗んではいない。ただ…人間達が持つ物では無い、そう思って自分が持って行ったのだ」


 男の子の発言を聞いた軽和は、異類人種の娘を見た。弟の身勝手な発言から察すると彼女の取った行為は実は善意だったのだと気付かされる。罠に簡単にはまってしまい、その後男性達から暴行を受けた事、それを考えると申し訳ない事をさせてしまったと思わされる。

 あまりもの単調な発言に、太新は少し頭を悩ませていた。


 「君は、どうしたいのかね?我々は、このまま国へと、これから帰国せねばならないのだよ。君は、それを差し止めるつもりなのかね?」


 軽和が、男の子に向って言う。


 「国とは、何処の国の事を言うのだ?」

 「浄園諸国にある、白陽国と呼ばれる国だよ」

 「それは一体どう言う国なのだ?何処にある?」

 「この国から、船で約一週間位、掛る場所だよ」

 「随分と遠いな…。何故、その様な場所に、石を持って行く必要があるのだ?」

 「『大いなる約束の為に…』、我々は皆、その一つの目的の為に動いているのだよ」


 太新が、男の子に向って言う。その言葉を聞いた男の子は、頭部にある大きな猫の様な耳を掻く。


 「その計画を立てた者は一体何者だ?」

 「創霊系(ソウレイケイ)、冷封人種(レイホウジンシュ)の影深(エイシン)様だ」


 その言葉を聞いた娘は身震いをしながら、


 「偉大な方が、後ろに御付きだったとは…」


 と、声を潜めて言う。


 「偉い者なのか?」


 男の子は、姉に向って言う。


 「いずれ、お前にも分かる時が来る筈だ。私達は、この人達の進行の邪魔立てをしてはならぬ」

 「お嬢さんの方は、影深様を知っていたのだね」

 「噂は、何度か耳にした事はある。実際に会った事は無いが…」

 「凄い者なのか?」


 男の子は、姉に尋ねる。


 「創霊系と呼ばれる方達は皆、凄い者達だ」


 その言葉に男の子は、しばらく沈黙をする。


 「さあ…森へ帰ろう。彼等の邪魔をしてはならぬ」


 姉は、弟の手を引っ張り太新達から遠ざけようとする。しかし男の子は、その場所から離れようとはしなかった。


 「錬堺(レンカイ)よ、言う事を聞きなさい」


 錬堺と言われた男の子は、しばらく俯いていたが、やがて顔を上げて皆の前で言う。


 「僕は、この人達と一緒に、その…何とかと言う国へ行く」


 その唐突な発言に、一同は唖然とした表情をした。

 太新は、突然の言葉に驚いたが、すぐに笑顔で、


 「なかなか根性の座った少年だ。本気で、そう思うのならこちらへ来なさい」


 と、手を差し伸べる。


 「先生、良いのですか?見ず知らずの者を連れて行くなんて…」

 「彼は、自分から、行きたいと申し出たのだ。あえて我々が差し止める理由は、なかろう…。それに、お主にも言った筈だ。これから様々な出来事が起きるかもしれない…と、今回の事は全て一つの石が引き寄せた出来事なのだ。我々は皆、引き寄せられたのだよ。彼は、この石が待つ行く先を知りたいのだよ。違うかね錬堺君?」


 錬堺は、黙って頷く。


 「錬堺。お前…、本気なのか?」


 姉が尋ねる。錬堺は、姉にも向って、同じ様に頷く。それを見た娘は、黙って手を放す。


 「分かった。私は、もう何も言わない。後は自分で判断して行動しろ」

 「姉さん、悪いね…」


 錬堺は自分の姉に一言声を掛けるとヒュッと音を立てて消えた。太新と軽和は突然目の前から子供が消えた事に驚いた。次の瞬間、自分達が座っている間に錬堺が現れて、さらに二人は驚いた。


 「凄い速さだな、君は…」


 軽和は、驚きながら言う。


 「さあ…その、何とかと言う国へ行こう」


 それを聞いた太新は車を運転している者に出発するよう声を掛ける。三人の客人を乗せた車は再び走り始める。

 猫狸人種の娘は、弟を乗せて遠ざかって行く車を、見えなくなるまで、ずっと見続けていた。

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