終章への応援コメント
『切なくて淡い恋愛小説、読みます』
自主企画参加ありがとうございます!
読ませていただきました。
とても素敵で、切ないお話でした。
ただの悲しい病のお話ではなく、その裏には巨大な闇が存在していて、それに利用されていた病の子供たちが不憫でなりませんでした。もう帰る場所もなく、ただ死ぬのを待つだけの日々。その中にある彼女の歌や紫陽花などささやかな幸せがまた辛いものでした。最後、〈ぼく〉が長椅子に向かう場面は本当に胸が痛かったです。どこにも行く場所のない彼に、唯一出来た居場所を、無くしてもまた求めていく様はとても辛かったです。
最後、2人が安らかな場所で出会えて良かったです。それだけでも救いでした。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
自主企画の管理お疲れ様です。
無理やり真っ白に塗られた世界での無味な暮らしに、少しずつ本当の色がついていく様を描きました。薬を手にした人間には手の届かない世界で、二人は幸せに過ごしているかな、と思います。
この度は、ご丁寧な感想を寄せて頂きありがとうございました。
終章への応援コメント
人生の価値とは自分自身で決めるものだと思う。
でも一つだけ共通するのは、「どう生きたか」であり、自分の生き方を見つけられた者が自分の生に対して胸を張れるのではないかと。
たとえ、その先に絶望しかなかろうと、それは大したことじゃない。
そういった意味では、彼等が最後に自分達の生き方を見つけられたのは福音かもしれない。
それがあったからこそ、眠った後の世界で再び巡り逢えたのだろうと考える。
概ねそんなカンジ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
長い間、空っぽで淡々と生きるだけだった彼が、何かを願うとしたら両親の不幸だったわけですが、彼女に出会ったことで最期の瞬間はもう誰も呪わずに済んだ。だからまた出逢えたのだと思います。
ここでは誰にも想われずに消えてしまう少年少女たちがほとんどな中、彼らは幸せだったと思います。
終章への応援コメント
自主企画ご参加ありがとうございます。
自分の身を売るという最後の設定は、人の死に接するよりも悲しいことですね。
涙を誘う事。そして心の寂しさと悲しさを誘う物語でした。
静かに溶け行く「ぼく」の最後。
その最後の日には雨が降っていたんでしょうか?
現世では悲しい運命を背負う二人でも次世では幸せになってもらいたいです。
作者からの返信
自主企画の管理お疲れさまです。
どうにも救いのない人生を終えた〈ぼく〉ですが、今は薬を手にした人間の手が届かない、雨の降らない世界で幸せに暮らしていることと思います。
このたびは、応援コメントを寄せてくださりありがとうございました。