カウンセリングである

悩み相談室へ今来ている


僕はカズナリ。


今、連絡をとったカウンセラーさんの所に来ている


悩みの内容は、とにかく無限


とにかく尽きることのない悩みを抱えている


気楽に行けばいいのだろうが


そうもいかなくて


何かいろいろずーんとしてしまう


自分、ダメな感じよなこういう感じは


んー


「貴方は、何でも抱えすぎなのよ。優しすぎるの。根が。」


俺「あ、はい。それは自覚ありますね。どうしようかなあ。」


「あんまり考えすぎてはいけないよ。悩むとそれだけで苦しいわよ。解放されるためには、貴方が自分のことをよく知っている必要があるね。」


俺「自分のことをよく、かあ。なんなんだろうな。俺って。」


「それをこれから自分の自由に決めていいのよ。今からいいのよ。さあ、貴方はかっこいいヒーローかしら?それとものんびりと穏やかに生きていける人かしら」


俺「うーん。じゃあ、穏やかでいいかな。昔はヒーローも憧れていたけど、最近はあんまりだし。」


「そうなのね。では、いいものをやってあげる。」


えっ?


「貴方のためにいいことよ。今からゴーグルを貸してあげる。それをつけてね。」


ゴーグルを?


するとカウンセラーは俺の目にゴーグルをかぶせた


何だ


すると真っ暗な景色の中に何かが映った


これは


映像か


そして映像は始まる


どうやら森のようだ


自然豊かな光景だ


いいと思う


いいね


綺麗な風景


すると今度は海に切り替わった


海かあ


ここも綺麗だ


快晴で青くて


いいじゃん


青々しい


それはいいことだね


そしてまた映像が切り替わった


砂漠の映像だ


これもまたいいが何だか


暑い様な


暑い


暑い


ん?


何か変だ


一回ゴーグルを外してみる


は、外れない


いや


ゴーグルが、無いんだ


今自分の手で自分の目元を触っているんだ


何ということだ


俺は、ゴーグルの世界の中に入ってしまったのか?


後ろを見てみるが


何もない


前にも何もない


困ったものだ


これは困った


どこにも何もない


俺はどうなるんだ


ふと、足元を見てみる


何かの扉がある


ところで、これって夢ではないだろうか


いや夢じゃない


そう直感した


なので、足元にある扉を開けてみることにした


ガタン


音が鳴る


そして開いた


そこは下に降りる何かだ


そこに乗り、降りる


俺は下へ下へと行く


長いな


長い


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


見えてきた


何かの部屋だろうか


そして着く


冷凍庫のようだ


ひんやりとしている


冷たい


さっきまで暑い所にいたのでこの冷えは何となく心地がよい


ふむ


何やら不気味なところだ


魚が冷凍されている


切り開かれて


それが散乱しているのだ


それが一層不気味だ


中は暗いのであまり進む気にもなれない


恐怖かなあ


しかし進む


それしかないんだ


すると途中で通路が分かれている


どちらへ行こうか


右と左と前


では、右へ進んでみることにした


するとやがて、行き止まりにたどり着いた


行き止まりかあ


しかし何かある


これは


指だ


人の指


俺は引き返すことにした


なんて物騒な


ここはただの冷凍庫じゃない


すると分岐点に戻ってきた


では、今度は右へ行くことにした


進んでいく


にしても、不気味なところだなあ


色んなものが錯乱している


中には「それここに入れるものじゃないだろ」と思うものもあった


不気味だ


そしてやがては部屋へ行き着いた


何やら捌き部屋の様だ


所々血が飛び散っている


しかしその血は凍っている


しかも錆びている様だ


ならば安全なのかもしれない


ホッとした


何気に


それ以外に何もなかったので


踵を返して部屋を出る


その時


「ウィィィィン.......」というような音がしたが気にしないことにした


そして通路を戻る


元の分岐点へ


さて。後は前だけだ。


俺は前の通路へ行く


進む


何もなさそうだが


ここで何も無かったら大変だ


これまでの分岐点は全て行って行き止まりだったからだ


勇気を持って進む感じだ


するとやがて扉が目の前に現れた


気のせいだろうか


実は先ほどから後ろから


誰かがつけてきている様な気がするのだが


扉を開ける


するとただの通路が伸びていた


俺はそこを進む


進む


進む


通路以外に何もないところだ


この先に何かあるだろうか


すると先の方に何かが見えてきた


何だろうか


何かある様だが


徐々に近くなって


着く


そこは部屋の様だ


暖炉もあるのが気になる


ここは熱砂のはずだ


煙突がある


何ということだ


部屋の雰囲気を見るからに何というか


信じられない感じ


ここは


赤い帽子、赤い服、黒い靴


そして何かが入った袋


これはまさか、、、


俺は思ったことがある


そして部屋の中を見て回ることにした


この煙突は外に出られるだろうか


見てみると


出られそうではある


その他に探してみたのはさっぱりとだ


深く探してはいられない気がした


俺は急いで煙突の中に入る


暖炉から煙突へ


入れた


そして煙突に手と足をつきながら


上がっていく


すると光が見えてきた


外の光だ


しかし熱砂だ


それでも今はとにかく出たい


そうして俺は何とか登って


出た


熱砂だ


あぁ


出てしまった


周りには何もない


何もない


いやある


あった


あれはオアシスだ


俺は喜んで飛びつく


すると後ろから足音が聞こえてきた


やばいかな


恐る恐る振り返ると


そこにはサンタクロースがいた


この熱砂に


手には袋と


電動の切り刻みがあった


サンタは俺を見下ろして


電動にスイッチを入れた


するとそれは動く


ウィィィィン


やばい


そう直感した俺はどこかへとしかないけれど


走ることにした


するとサンタも追ってくる


やばい


そして逃げている少ししただけな感じで


俺は気がついたら村の中にいた


整った活気のある村だ


えっ?


えっ?


今俺、何もない砂漠の中を走っていたよな


なんか


取り敢えず走る


そして人へ助けを求めた


するとその人はオッケーをしてくれた


ええ


助かった


その人は村中の人に連絡を伝えた様だ


するとみんなが俺を匿ってくれた


助かります


あざます


にしても、俺の言葉が分かるんだな


日本語が


話されているのは外国語なのにどうして


俺は匿われているので、村の偉い人のところに避難をさせられた


聞く限り、村の人もあのサンタのことを知っている様だ


俺は今、村の偉い人の家の中でその人といる


「お疲れ様だったね。兄さん。」


俺「あー辛かった。あの、どうして俺の言葉が分かるんですか?」


「この村には力があるからだ。」


俺「力。」


「あぁ。そのため、言葉が分かるのじゃ。兄さんも、わしらの言葉が分かるな?わしらは今、アラビア語を喋っている。」


俺「ええ。日本語に聞こえる」


「日本。なるほど。ようこそ、この村に。ここはアラブだ。」


俺「アラブなあ。よろしくです。」


「どの様な経緯でこちらに?」


俺「それなんすけど、何か、よくわからないんすよね。カウンセラーさんにゴーグルをつけられて、そしたらいつの間にか砂漠にいて」


「なるほど。、、、、、兄さん、これまでの生活に変わったことはなかったかな?」



どうやら、俺の話を信じてくれているみたいだ


俺「変わったことかあ。いや特に何も。俺、普通の日本人で普通の暮らしをしていただけなんです。」


「ふむう。、、、、、、ともあれ、何とかして日本へ送らねば。」


俺「はい。俺もそう思います。送らねばって、何だ顔が物みたいな」


「いいえ。そうは言っていない。日本へ送り届けたいだけなのです。無事に。安全に。」


俺「その気持ち嬉しいです。アラブも近代的なのだから、飛行機の一つや二つくらい」


「いいえ。ここはアラブのど田舎なのです。相当な田舎です。先ずはドバイへ行かねばなりません。」


俺「っひゃー、ありがとうございます」


「何とか乗り物の手配をせねば」


俺「あぁあと、あのサンタを知っているんですか」


「そうだ。あれはな、サンタクロースではない。」


俺「えっ 違うのですか」


「あぁ。あれは限りなくそれに近い風貌をしているが、あれは違う。」


俺「そうなんすか。」


「恐らくだが、あれは中東の悪魔だ。」


俺「中東の。」


「そうだ。恐らくだけど、確信はある。君は彼の家に行ったそうだね。」


俺「はい。何か、サンタの家っぽくて。後、あれでした。冷凍庫。迷路みたいな。」


「なるほど。」


偉い人はタバコをふかし始めた


「失礼。考えを回す。」


タバコを吸い、吐く


それをしばらく繰り返した


「君が行ったのはな、その処理場だ。」


やっぱり!


俺「不気味な感じでした。」


「あぁ。そこで殺害した人達の解剖をしたりしている。そして保管をしたりしている。」


俺「そういえば俺、何かチェーンソーのような音まで、、、」


「それはあれの手持ち器具だ。それで君を殺すつもりだったのだろうが」


「そうはいかん」


俺「ふむふむ。いや怖いわ、、、何で俺ってこんな目に」


「君が無事で何よりだよ。」


俺「ほんとすよー」


「今、ドバイ行きの乗り物を手配している。暫く待っていてね。」


俺「はいー。」


なんてこったい


俺は捕まってしまったよ


あのサンタに


中東の悪魔かあ


何だろう


ソロモンかなあー


ヤエルかなあー


分からないけど


しばらく考え込む


分からない


うーん


その時


家の窓に何やら張り付いているようだ


あれは


サンタだ


目が丸過ぎて人じゃない


俺は悲鳴を上げた


「どうした?!」


俺「何か、窓の外に何か」


サンタは消えていた


「なるほど。いたのだな?あれが」


俺はかくかくと頷く


「あれはこちらの様子を伺っているだけだ。ただし、思念的にだ。あれは肉体を持っていないのでこの村にはいない。」


ほうほう


「ただ様子を伺うためにこちらへ想いだけが来ていたのだ。安心してね。」


俺「はーい。」


あぁ、どうなることかと思ったな


しかし俺の居場所が知れてしまった


まあ、いいかな


心配なさそう


そしてお家でご馳走になる


食べ物がアラビアチックで美味そうだった


実際、美味かった


いいじゃんこれ


もっと欲しいなあ


たくさん食べさせてもらった


ありがとう


「いい食欲だったね。元気そうで良かった。」


俺「はい!元気ですよ。今は。」


「気を落とされることはないよ。無事に、返すからね。」


俺「はーい。」


俺は乗り物をしばらく待つ


偉い人はお仕事をしている


ありがたい


そうしてしばらくアラビアチックな風景を堪能していたら


乗り物がやってきた


あれか


俺は乗り物に乗る


俺「ありがとうございました。」


「また良かったらきてみてね。」


そうして俺は乗り物でドバイへ向かう


「お兄さん。お疲れ様だったね。」


この時俺は、この運ちゃんと話を交える


あの村は、サンタに見つからない様に魔法で姿を消しているのだとか


だから俺は走ってすぐに村に入った訳か


あのサンタは中東に住まう悪魔が化けた姿で、定期的にこちらに来て住まう時期があるのだとか。


今がそれで、どうすることもできないのだそうで


帰ってくれるまで待っていることしかできないのだとか


倒すのはそれ自体が自然原理だから無理だって


俺が考えるとうりにあれはヤハウェかソロモンか?と聞いてみたら


「まあそういう感じだ」だった


そういう話だった


たくさん話してくれた


楽しかった


所々休憩を挟みながら俺はドバイに着いた


なかなかに近代的な都市だ


そして俺はサンタの被害に遭った当事者として先ず、アラブの大統領の部屋に招かれた


みんなは迎え入れてくれた


そして話される


大統領「君は、あの悪魔、サンタに遭ったんだね?」


俺「あ、はい。そうです。不気味でしたね。」


大統領「よく頑張りました。」


俺は大統領から褒められた


そして労いの言葉がたくさんかけられた


そして幾つもの質問をされ


飛行機へ向かうことになった


日本に帰る様に


我が国日本


これで帰れる


そして俺は大統領の部屋を出る


出た寸前だった


何者かから背後を撃たれた


何気に力を振り絞って後ろを見てみる


部屋の中に大統領、その囲いの人たち


そして何故かあの村の偉い人


そしてサンタがいた


全員、俺を真顔で見ている


誰も俺を助けない


どういうことだ


騙されていたのか俺


俺は地に伏した


すると突然視界が変わった


飛行機の中になった


あれっ?


俺、撃たれたはずでは


飛行機の中には俺一人だ


俺は何気に立ち上がって前へ行く


すると前から飛行機のあのお姉さんが現れた


「あら。どうされましたか?」


俺「何って、俺、撃たれたはずでは?」


すると姉さんが悲鳴を軽く上げ顔色を悪くした


「そんな。なるほど。兄さんは既に取り憑かれてしまっている」


え、俺、取り憑かれている?


「大変だわ。急いで飛行機を出発させないと」


俺「あの、俺、何かありましたか?」


「大変なの。お兄さんはあのサンタに取り憑かれてしまっているのよ。お兄さんが大統領の部屋を出た時には全員が笑って送り出していたのよ。それがありもする訳無いその記憶」


俺「ええ」


「大変だわ。ちょっと、またメッセージを入れるわ。飛行機はもうすぐ発進するわよ。それまでゆっくりしていてね。ううん。到着するまでゆっくりしていてね。」


そうして俺はまた席に着いた


そうしてうとうとしてきた


しばらく待っていたら


機体は動いた


あ、発進するのか


いいじゃん


そして俺一人だけが乗った飛行機は発進をした


何故俺一人なのか


姉さんを呼んで聞いてみる


俺が悪魔憑きだかららしいんだ


何か、申し訳ないな


どうして俺は今こういう目に


夢じゃ無いのかな本当


疑うね


俺夢でしょこれ


こんなことってあり得ないもん


俺はそうして飛行機の中で眠る


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


目が覚める


ここはどこだ


飛行機の中だ


あーぁ。夢じゃ無い


辺りは暗い


何時なんだろそういえば


分からないが


姉さんを呼ぶ


すると姉さんが来てくれた


あと何時か聞いてみた


するとあと4時間ほどらしかった


長いなあ


俺にとっては長いよそれ


ほどじゃ無い


助けて誰か


俺やばいみたいだよ


あーー助けて


すると機内食が持たれてきた


姉さんありがとう


見てみると


恐ろしい


それは食べ物ではなかった


これ


大便なのでは


それを言うと姉さんは俺を目を丸くして見た


そして中を確認する


すると姉さんは悲鳴を上げた


そして急いで片付けた


どういうことだ


何で俺の食事の中にうんこが


そして新しいものを持ってきてくれた


それはちゃんとした食事だったが


俺「姉さん、大丈夫か?」


「え、ええ。おかしいわね、、、まさか私も既に、、、?」


姉さんは何かをぶつぶつ言っている


そしてどこかへ行った


そして俺は食事を食べていると


しばらくすると前方から悲鳴が


声的に姉さんだ


俺は前方へ行く


するとそこは小さな部屋なんだが


姉さんの体が真っ二つに分かれていた


! ?


俺は顔色が悪くなる


何だこれは


誰か助けを呼ぼうとしたが


誰もいない


操縦はオート運転らしかった


俺一人だ


待てよ?後数時間くらいしか乗ってないんだ


いいんだこれで


いいんだ


俺は席へ戻る


そしてしばらく乗っている


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


すると機体は徐々に前進ではなく


下がってきているのを実感した


着いたんだ


そこは日本なんだ


機体は徐々に下がっていく


徐々に


徐々に


文字も日本語が見える


帰ってきたんだ


日本に


すると着陸をした


ガンッとなった


オート運転だからこうなるのだろうか


そして滑走路で止まったまま


扉が開いた


俺はそこから外へ出る


日本の空気だ


そして空港の扉まで行く


すると人々が出迎えてくれた


あの止まった飛行機にも気にかけているようた


俺はどうして一人だけなのかという理由がなんと


空港の人々に伝わっていたみたいだ


接してくれる人だが


俺を恐ろしい目で見ている


無理もないが


そして青森へ向かう


市だ


そしてあのカウンセラーの人のところへ行くんだ


何故か俺こうなことなってるんだけどって


あれ?待てよ?


あのカウンセラーさんは


俺にゴーグルをつけていただけだったじゃないか


それのどこが変なんだ?


あれ?


分からない


よく分からない


あのカウンセラー自体が夢だったのだろうか


うーん


分からない


取り敢えず向かってみる


乗り物に乗って青森市内へ向かう


日本はいつもどうりだ


悪魔とか


そんなのいない


いつも通りの風景に帰ってこれた自分が安堵をしている


そうしながら向かう


そして着き


あのカウンセラーのところへ向かう


ああきたきた


ここだ


俺「おい姉さん!」


すると扉は開いた


中から出てきたのは変わった老人だった


「はい?」


俺「あれ?人違いでした。すみませんー。」


そう言っておれは扉を閉めた


何でだったんだろう


あそこの部屋にはカウンセラーの姉さんがいたはず


なのに


どうして


ただの家になってるじゃないか


あれ、、、?


疑問に思いながらも俺は家へ帰る


そうしようとした


何やら物々しい雰囲気だ


市内が急におかしい


何かの念で俺を見ている


何だろうか


何か変か?俺


自分の姿を鏡で見てみる


シャーウィンドだ


いつも通りの俺だ


おかしなところは何もない


俺はいつも通りの俺だ


では何故?


そもそも飛行機の中で姉さんは何故分かれて死んだ


俺に憑いているもののせいか


待てよ?これじゃあ俺は帰れないのでは


そもそも日本へ帰されてどこへ行けと


いやそれすらも分かられていなかったからからなあ帰らされたの


どうしてかなあ


どうして俺は今こういうことに


これじゃあ職場にもいけないのでは


どうすることもできないのか


俺は何気に神社へ行った


すると神主さんが出てきた


そして俺に憑いている何かをとってほしいと言った


すると神主さんは優しく迎えてくれた


そして俺を一室へ案内をする


すると何かをしてくれた


塩を体に撒いてくれた


そしてどこかへ案内される


そこは林の中だった


そしてそこを進んでと言われる


俺は進むことにした


するとただ林があるだけで何もない


ただ歩く


ただ進む


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


するとそこには火事があった


放火魔か?


その炎がただただあるだけで俺は騙されたのだと思って逃げた


林の中を逃げる


すると少し向こうに神主さんが薄気味悪い笑みを浮かべて笑っていたのが見えた


あれが放火魔か


燃えているのは


寺の様だ


何故だろうか


とにかく、俺は騙されたんだ


するとしばらく走っていると林が終わる


助かったのだ


火事から逃れたが


すると道沿いを走って火事へ向かっている人々がいた


俺「何かあったのですか?」


何気に誰かに問うてみる


「あの神社の神主さん、殺されたんだよ!そして今いるのは入れ替わっている何かだよ。」


教えられた


ふむふむ


俺「火事はあちらです。気をつけて。」


俺は何となく言葉をかけた


すると人々も行く


俺はまた一人だ


どうしたもんか


するとふと前を見ると


目の前にサンタがいた


あのサンタだ


あぁ、なんてことだ


いるよ今


他の人には見えていない様だ


俺だけか


俺「何だよお前。何をしているんだよ」


サンタは何も答えない


いや何かを喋っているようだ


しかしよく聞こえない


もっと近くに行って聞いてみたいが


そしたら殺されることを懸念した


するとサンタがこちらにやってきた


そして何かを言う


それは異国語で何を言っているのか分からなかった


するとサンタは俺を担いだ


なんだ?!


そして空中へ舞う


何だ?


あっという間にまた日本が小さくなった


そして日本を出たようだ


またか?


また外国へ?


サンタは大陸の上を飛行している


しばらくずっと飛行をしていた


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


そして降り立つのだろう


下がる


下がってきた


いよいよだ


降りた


日本は夜だったが今こちらは昼のようだ


そこは熱砂だった


そんな


またぶり返しか?


するとサンタは袋からあの機械を取り出した


そしてスイッチを入れる


ウィィィィン


やばい!


俺は逃げた


何処へともなく


すると突然目の前に大統領たちが現れた


! ?


そして俺は匿われた


そして乗り物に乗せられた


そして乗り物は走る


大統領達も乗っている


何だ?


村の偉い人がいた


その人が喋った


「よく頑張ったね。ごめんね。ただ、君は、、、、、ここまでのようだ。」



俺は絶望したような気がした



ここまで?


終わり?


「君のことは救いたかった。飛行機に乗せる前に、君が取り憑かれていたことを気付いてあげられなかった。すまなかった。」


俺「そ、そんな」


「できるだけのことはする。」


俺「頼むよ!」


俺は藁にもすがる思いだった


というより


何故、サンタは俺を再びアラブへ


あぁコレクションのためか


ああ


俺はおしまいなのか


乗り物は動き続ける


参ったな


今どの辺を走っているのかも分からない


ナビはあるかな


俺「なあみんなさん。ナビありますか?」


「あるよ。あるが、おかしいのだ」


俺「おかしいって」


彼らの言葉が話せるのは翻訳がなされているからだろう


あの村みたいに


「いくら進んでも進んでも繰り返し戻っているようなのだ」


俺「そんな」


絶望だ


じゃあ俺はもう


帰れないのか、、?


あのサンタは


何なんだ


みんなはどうして


やる気がないのか


そんなにしょぼくれるなよ


俺だって悩みは色々抱えてきたんだ


そんなふうにしょぼくれるなよ


俺「なあみんな、元気出せよ。うじっていても仕方がないじゃん。元気だせよ。」


すると俺の覇気が通じたのか


みんなが元気を見せてくれた


笑顔だ


一致したのかな


そして俺は拳を振り上げた


車内で


痛い


けどいい


倒してやろうじゃないかあれ


うおお


燃えてきた


そして俺はみんなにあれを倒すと言った


するとみんなは驚く


そして俺は車のドアを開けた


当たって砕けろだ


すると世界が急に変わった


そこはドバイだった


あれ?


俺、熱砂にいたはずじゃ


振り返ると


車もない


あれ?


あれ?


どこだ、サンタ


あれ?


するとそこは大統領の館前だった


迎えの人たちが出てきてくれる


「あれ?兄さん、日本に帰ったはずでは」


俺「いいえ。何か、急にここにいて」


みんなは考え込んでいる


「何か、夢を見ましたか?」


俺「夢?」


「ええ。よくない夢です。悪い夢。」


俺「えっと。そういえば何か、俺が貴方達に撃たれた夢なら見ましたよ。」


「! !」



「それだ。他には?」


俺「何か、俺がサンタを倒そうと思って車を出たら何か、ここにいて」


「、、、、ふむ。なるほど。」


俺「あの、俺何か変なんすかねえ」


「ええ。兄さんは飛行機に乗りましたか?」


俺「はい。乗って帰りましたねえ日本に。」


「なるほど。落ち着いて聞いてくださいね。兄さんは、まだ飛行機に乗っていないのです。」


俺「え!?」


「貴方は今、ここでこれから飛行機に乗ろうとしているところなのです。」


俺「そんな!」


「兄さんが乗った飛行機も日本も、全てが夢です。」


俺「そうなのか。じゃあ、俺がサンタに攫われたり、偉い人から俺はもう無理だみたいなことを言われたのも、全部、夢?」


「そのとうりです。倒そうとしているところ、申し訳ないのですが」


俺「そんな。」


「あのサンタは悪い夢を見せてくるのだが、貴方が自身で良くしようとしていた場合はサンタはそれを嫌がって夢から醒まさせるのですね。」


俺「なるほどなあー。」


「兄さんはこれまでにたくさんの夢を見続けてきました。お疲れでしょう。飛行機に乗ると同時に、休むのがいいでしょう。」


俺「うん。いいねえ。ただ、俺はもう飛行機乗ったからなあ。」


「そうですか。では、どうしましょうかねえ。」


俺「あれを倒すよ。」


「ええっ!?あれをですか?」


俺「うん。変?」


「倒せないの。それとも、何か?」


俺「うん。あのさ、実は俺既に憑かれているんだ。」


「あ、そういえばそういう夢を見た時は確か既にそうだという説明を聞いたことがあるような」


俺「だろ?そういうことだよ。ならもうやっつけてしまおうぜ。」


「そんな、意気は立派だけど。このまま確かに飛行機に乗るのは良くない気がするわね。」


俺「だろ?だから、俺まだ飛行機乗らないよ。」


「そう、なのね。では、大統領と先ずはお話をしてね。通話よ。」


俺「おうよ。任せておけ。」


姉さんは通話を俺にくれる


そして俺は通話をする


俺「あぁ大統領ですか?俺です。俺、既に憑かれているんすよ。なので、そちらでのお祓いをお頼みします。そしてあいつ、やっつけます俺。」


「君はやっつけるなど。お祓いはこちらで済ませるが、やつつけるなど、君は」


俺「俺、バカかもしれませんね。だめですか?」


「ダメだね。それは危険だ。よく知っておきなさい。」


俺「ちぇー。気が落ちるなあ。」


「ただ、その意気込みは立派だね。確かに憑かれているのであればそのまま乗るのはまずい。こちらで何とかしよう。祓おう。」


俺「っしゃ!お願いします。」


そうして俺は再び戻ることになった


大統領の部屋だ


祓い人も呼ぶのだとか


俺はその部屋へ戻った


再び目にする大統領


かっこいいなあ


大統領「いいかい?倒すだなんて思うなよ。」


俺「ちぇ。分かっていますよ。」


そうして儀式は開かれた


俺は何だか眠くなってきた


出ていくのかな


あれが


サンタが


「そのまま寝てもいいからね」


そう祓い人から言われた


じゃあ寝るかな


憑かれたし


おやすみなさい


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


目が覚める


そこは廃れた大統領の部屋だった


あちこちが粉砕されている


そして、周りにはその人たちもいたが


全員、死んでいる


、、、、、、


俺は、祓われなかったのだろうか


これは


どうして


暴れてしまったのか?


自分の手を見ると


傷だらけだ


どうやらそのようだ


少し痛みもある


、、、、、いや


騙されないぞ


これは夢だ


そうだ


こんなおかしなだけの状況に対して負けるか!


すると突然視界がぐらついた


そして視界は映画のスクリーンのように剥がれて俺の中に仕舞われた感じだった


するとそこはみんながいて


俺の顔をみて「おっ!」と言っていた


「夢から覚めたのか!」


俺「そうだぜ。覚めたぜ。」


「よくぞ騙されなかった!」


俺「おうよ!俺は強いからな。倒してやるって言ったし。」


「どんな夢だった?今回の夢はおそらく最後の抵抗。」


俺「あぁ。何かな、俺がお祓いを終えたかなって思って目が覚めた感じだったんだよ。そしたら何か、みんなさんが死んで倒れていて。それをおかしいなと思ってその視界自体を精神から砕いたんだ。」


「なるほど!よく頑張ったわね!」


俺「さんきゅー。できたよ俺。最後の戦い?」


「ええ。お疲れ様。」


「今まで苦痛な夢ばかりを見てきたでしょう?お疲れ様です。」


俺「あぁ。ありがとう。みんな。」


「無事に、サンタは取れましたよ。」


俺「おうよ。では、今日はもう遅いか。明日あたりに帰れたらいいなあーって。」


「あぁ。そうだね。手配しておくよ。」


俺「さんきゅー。」


そうして俺は終わった


のか?


終わったのか



なんかスッキリしない気もするけどまあ


いいかな


あのサンタは自然現象だから倒せないんだ


じゃあ、これでいいのかなあ


んーーー


参ったもんだなあ


終わった気がしないなあ


んん


俺はホテルへ案内された


俺はそこで泊まる


んー


このアラブの風景も結構良かったな


ありがたい


まあ、俺はこのまま寝るかな


俺はこの後食事を摂って


ベットに入って


寝る


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーーーー


ーー


目が覚める


するとそこは俺の知らない場所だった


牢屋の中だった


また悪夢か?


終わったはずではなかったのか


何気にベッドの横を見るとコーリングがある


それを押してみる


すると音が鳴る


すると向こうから誰かが来る


何だこれ?


黒くて丸い


可愛い感じだ


「あ、おはようーー。朝ご飯食べるー?」


俺「そうと言うかさ、俺日本に帰るんだが。飛行機乗って。」


「なるほどなあー。その前に、少しおいでよ。」


俺はこの丸いのに言われてついていくことにした


何だ?


するとそこは奇妙なところだった


周りが全て、宇宙?


そしてホームランドみたいな


何だここは


「主さまー。お兄さん、起きたよー。」


すると主と呼ばれた変にデカイ男は笑顔を向けた


「あぁ。お疲れ様。ありがとう。」


「いえいえー。えへへ。」


そうして俺は何やらこの主という人と話すようだ


セン「お兄さん、おはよう。説明をするよ。」


何だろう、この人は何だかめちゃくちゃ美形なのに何か


怪しいような


「実はね、ドバイは無くなってしまったんだ。空爆を受けて、全てがなくなってしまった。代わりに君を保護したんだ。」


俺「なるほどー。じゃあここは宇宙船すかね」


「そうだよ。そのとうりだ。お疲れ様。」


俺「ふうん」


俺は信じられない


なので


この夢も嘘だと思うことにした


俺「こんな変な残酷な夢、ある訳ないわーー!」


すると視界が急に遠くなった


あのおかしな美人な兄さんがいる世界が遠のいていく


あぁ、勝ったのか?


すると視界は徐々に明るくなり


というか、世界が出てきた


そこは俺のよく見慣れた部屋だった


え、ここ俺の家じゃん


まさかアラブの人たちが俺を飛行機に内緒で乗せて家まで送り届けたのか?


うーん


何だろうか


ふと、ベッドの上側を見ると


ゴーグルがあった



これって俺が付けられたあの


それが今


ここにある


考えようとしたが


ぼーっとしている


寝起きだ


何となくiPhoneを見てみる


するとメッセージが入っていた


あのカウンセラーから


見てみる


「お疲れ様。夢はどうだったかしら?今このメッセージを見ているということは、貴方は無事に現世に帰ってこれたのね。貴方の悩みは、ぜーんぶ自分で解決できるのよ、ということを教えたかったの。お疲れ様。じゃあ、今度こそ本当に夢じゃないから、ゆっくりしてね。」


ふむ。


じゃあ今までの俺の見てきたあの奇天烈な夢たちは全部、俺の、夢だったってことか?


何もかも?


アラブ自体も、全部?


飛行機のことも、大統領も、村の偉い人たちのことも、全て


夢か


ああいうふうにやばいのを見せるのがあるなんて


俺があの人にカウンセリングのゴーグルをつけられた時から始まっていたのか。全てが。


あれ?じゃあ今俺はどうして自室にいるんだろう


何か変だ


いいもの見せてあげるって言われてゴーグルつけられたのがあのカウンセリングの場所やろ、、、?


俺はそれを何気に疑問に思ってメッセージをしてみる


すると


「あぁ。あの後、貴方を家にまで送って行ったのよ。よく眠れるようにゴーグルで念を送った後、貴方を家にまで送って行って、ベッドに寝かせたの。舞台は砂漠を選んだわ。そこからどのような夢を見ていたのかは貴方次第だけど、その貴方へなりの試練を用意しておいていたわ。その後はゴーグルを外させて、上に置いておいたの。睡眠時間は、約15時間よ。頑張ったわね。」


ふむ。


ではあの飛行機の中で寝ていたのも全部夢だったのか


今回のカウンセリングはこれか


これであのアラブのホテルで泊まって寝ようとしていた時の疑問も全て解決だ


どうして俺はこんな目に


それは俺への試練だったのか


それでか


俺はカウンセラーの姉さんにやりすぎだと言って挨拶をして事を終えた


何だか夢を見ていただけでかなり疲れたな


アルコールでも飲むかなあ


いや散歩に行くか


気晴らしだ


俺は外に出る


あー


快晴で青森の涼しい夏だ


外を歩く人もみんな穏やかに平和にしている


いいな


時刻は今は昼を過ぎていた


仕事はずっと今は休みだ


お盆である


ようし。じゃあこれから、どこか店にでも行くかな


そうして俺はいつも通りの日常へ戻って行った


平和な日常だ


あの夢のおかげか自分に自信がついているが


もうあんなのは懲り懲りだ


END......


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ねえ主様ー。あれって本当は夢じゃないんだよねー。」


「そのとうりだ。あれは事実にあったことだが、世界線が異なる。」


「あの人、自分の見ていた事実が夢じゃなくて別の世界線のだっていうのを知ったら、自分のやるせなさで落ち込むのかなあー」


「うーん。いや、いいと思うよ。別世界線なのだから、彼には関係のないとして見ていい。」


「なるほどなあー。ただ、あの世界線のアラブの人たちや神主のフリをした人が放火をしたのも、サンタさんがあの人を攫ったのも、ぜーんぶ、本当の出来事なんだよね、、、」


「そのとうりだ。あのサンタはただあの人を自分のコレクションにしたくて熱砂で殺そうとしていたんだ。ドバイへの空爆もまた、、、」


「サンタがやったんだね。」


「そういうことだ。荒々しい存在だね。」


「うーん。あの中東の悪魔、どうやってやったらいいんだろう、、、」


「あの世界線の自然現象はな、そういうのも自然にあるんだ。それをあの地球人がみんなで乗り越えるべきなんだ。だからこちらからは干渉をしてはいけない。」


「なるほどなあー。あの人にああいう夢としてワープをさせて見せていたのは面白かったからなんだよね。」


「そうだよ。彼のことは気になっていたんだ。前から。元気がなさげで。あのカウンセラーのヒーリングに干渉をさせてもらった。最後に私がやった。」


「ねー。そうだよねー。主様、試していたもんね。あの人がここを夢だと言うかを。」


「そうさ。言えばそのまま帰り、言わなければここで真実を教えていた。」


「全てを」


「そうだ。全てをだ。」


「あの世界線の人たち、あれだよ。あの人がいなくなっちゃって、サンタにやられたってなっちゃってるよ。」


「そのとうりだね。彼は英雄になったね。」


「そういう考え方なのー?」


「あぁ。彼は途中からあのサンタを倒そうとしていたりしていた。そういう立派なことがいいね。」


「とは言え、彼が飛行機に乗って日本へ帰る時の女性が真っ二つになって殺されてしまい、ドバイは平和なままであるという世界線もまた彼の夢のまた夢の中だが実際にあったことだしな。」


「ね。それらを全て乗り越えたよね。あの人。」


「偉いよな。自分で道を切り開いて行った。つまりはそういうことだ。人生は自分の選択次第で自分にとって良い未来を作ることができる。」


「なるほどー。」


「それを学べて良かったな。彼。」


「ちょっとやりすぎだけどねー。」


「あぁ。実験は成功だったよ。」


その宇宙の会場は平和だった


END

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る