第7話 BとV、SとTHの発音を区別する

次にBとVだ。前者は日本語の「バ行」でOKだ。後者のVは上の歯で下の唇を噛みながら発音しなくてはならない。これはなかなか難しいので、上の歯を軽く下の唇に触れるだけでもいい。このBとVの違いだけで区別すべき単語として、"best"(最良の)と"vest"(チョッキ)がある。


BとVが共存する練習用文章として、"I voted for Bob."(僕はボブに投票した)というのはどうだろうか。たった今、オレが考えたのだけど昔からある言い回しみたい。


似たような区別としてHとFがある。前者は日本語の「ハ行」を使おう。後者はVと同じように上の歯を下唇に触れながら発音する。HとFだけが違っている単語として"hat"(帽子)と"fat"(脂肪)がある。HとFが同時にある練習用文章として、"This is my father's hat."(これは父の帽子だ)なんかはどうだろうか。


最後にSとTHだ。Sは日本語の「サ行」でいいが、THは舌の先を上下の歯の間に入れて発音しなくてはならない。


同じような区別としてZとTHもある。前者は「ザ行」でいいが、後者は舌の先を歯の間に入れて発音しなくてはならないので、結構難しい。この発音が英語を習い始めた最初に"This is a pen."として出てくるのだから日本人には試練もいいところだ。


さて、これら4つの音が含まれている文章として"I don't think this is the zip code for Silicon Valley."(これはシリコンバレーの郵便番号ではないと思うよ)を考えた。ひねり出すのに結構苦労したのでぜひ使って欲しい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る