単なる料理の話でなく。

 伝説上や空想上の食材を調理する、というテーマ自体はよくあると思います。

しかしこの話はそれでいて、軽妙な話の仕立てとそれに相反するような
侵略や文化の話、それにまるで絵本のような手立てで対抗する登場人物……。
細かい要素が収まりよく内包されているので様々なジャンルとして、
様々な視点で楽しむことが出来ます。

ぜひ一度読んでみて下さい。