第六章 アルバムの「しゃしん」

「うち」にかえると、おとうさんが、アルバムをみていました。


『あっ、この「おんなのこ」、さっきの、こだっ』 


サトシ君が、ふるい「しゃしん」をゆびさして、いいました。


そして、さっきの「できごと」を、はなしました。


おとうさんは、サトシ君のからだをひきよせ、ギュッと、だきしめました。


ほほえんだ、ちいさな「おんなのこ」の「しゃしん」は・・・。

 

おさないころの「おかあさん」の「しゃしん」だったのです。

  


あまやどり 「にじ」のおくりもの 完

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