第ⅩⅣ章魔導の次元-マギアステラ・ディメンション‐
暗い空洞の鍾乳洞を抜けた先に広がっていたのは寺院であった。
ここは地下世界の空間。シャンバラである。別名アガルタ。
「ここがシャンバラなんかい?」
「タルタロス内にこんな都市があったなんて驚き、いや、もっと言うと地球内部にネバネバネットにあるちゅうっことやねん!?シャンバラの寺院の蔵って総額600兆円クラス級だぜ、兄さん」
「あぁ、おにや、これは夢であって夢じゃない。現実を見てるんだ」
「ここに手がかりが?」
もこうとおにやは眼下に広がるこのシャンバラに興奮気味であった。
そしてここに世界最古にして現存する正規Vtuber事務所兼UUUM・ZETA・RIDDLE・E-BODEY・OPPAIの祖先にして始祖の事務所がここシャンバラの寺院どこか一角に建っている。
「初代マスターのクリオキュロス・ゼノヴィア・バトラバーン大魔導元帥は闇Vtuber事務所壊滅の為にジェラフバルト卿と対峙する期間を設けて、息子であるパオジオン・ゼノヴィア・バトラバーン卿に娘の現RIDDLEの基を構築したのが大魔導元帥閣下の娘で第Ⅰ・第Ⅱ魔法の後継者ルナアーラ・ムーンヴィッツ・ゼノヴィア・キシュア・バトラバーン元帥が日本に拠点を造ってRIDDLE創設したって、まぁネバネバネットでS値下げて毒毒でもその身は毒には勝る。あとは流星群で勝ちや。ってイイよな?」
「もこうの大正解だ。イイね、正解、大卒だ。B.E.S.P.O.の一角を崩せるにはここを頼るしかなさそうだ。くるる?お前の爺さんに会いたくないのか?」
「ジジィは魔法に人生を費やした。私の曾祖母にルナアーラ・ムーンヴィッツ・ゼノヴィア・キシュア・バトラバーンの血が流れている。私は魔法に適応がない。だが、聖剣は使える」
くるるは足早に寺院の街道を歩いてゆく。シャンバラはここは寺院エリアだ。密林の最奥に寺院とピラミッドの構造が人工物が造られているここの街道を進んでいくと陣の入り口に入るとはそこは書架がズラッと並んでいた。
「誰だ?俺の
「お、お・・・俺達は怪しいもんじゃありません!?みけねこを斃しに来たものです」
「あ?みけねこだって?そうか、そうか、笑い話1つ持ってきたと思ったらみけねこと答えるか。だが間違いであって間違いだ。B.E.S.P.O.のジェラフバルト卿を斃してそれが正しいと思ったら真実だ。俺か。俺はエイボン」
この男こそエイボン。ジェラフバルト卿と2強の魔法使いにして世界最高の頭脳を持つ天才魔術師の男。エイボンの冠名を継ぐ20代目のエイボン。
「頭数が7人か」
「タルタロスの最奥に逝きたい!?みけねこが待っている」
「いや、いや、いや・・・・ここはタルタロスの入り口だ。正真正銘地獄の手前だ。俺はここ俺の
少し曇って見えるがエイボンはエイボン書を閉じる。自身が編纂してきたこの歴代20人のエイボンの叡智が集積されてる世界幻想を内包している。
「くるる?ルナアーラ・ムーンヴィッツ・ゼノヴィア・キシュア・バトラバーンの血を継いでるのはオメェさんだけだよ。アイツはぁ腕が利く人間の魔法使いの中でも異質だ。俺は基本この5000年間なんもせんよう」
「ジェラフバルト卿に対抗できるのがアンタだけって、現ゲヘナ同盟を崩せるのはアンタって希望があるんだよ!?」
「誰だっけ、おめ?」
「純一、土井純一だ。」
「土井?あの土井か。せっかくここに来たんだ。俺にも恩ってか人情の一つ、二つはある。」
「桜?お前なら質がある。ちょっと、着いてこい」
エイボンは桜を連れて
「みけねこを斃す事象にはみけねこを斃した事実の記録が必要だ。桜?かつて潤羽るしあことみけねこであり、清水美紀であった彼女は13人の偉大なる騎士と王に討ち取られた。これが真実で、事実だ。俺は光もあれば闇もある。その二つの心があっての俺、俺は相棒だ。人は俺を魔術師エイボンと言うがね」
エイボン書第7巻。初代エイボンが著作だ。桜は本を開くと封じられていた本の内容が具現化する。エイボンがアイコスを吸いながら説明する。
「桜、よく聞け」
「オメェに授けるのはたった一つだ。第13
「なぜ、それをこの私が?魔法使いなんて、私は幼少時に人生の処女も失い、私が女性としての権利を奪われた隷属の証ですよ。ねぇ?」
「結論、事実だ。立石恭一郎がお前を変えた。そうだな。だが、希望は棄てられねぇ。第13
「・・・・・・なるほど、受け入れるべきですね」
「桜?お前は死ぬ。だが事象は変えられる。第13
「LMMLNASCMWRTを斃せる?」
「意味としては、正解。いや、大正解だ。」
アイコスを吸うエイボンは桜の物質を視通してこのエイボン
「凛、テメェも土産だ。ここはシャンバラの俺の
「私も覚悟はしてるわ。エイボン?あなたは魔導の
「包み隠さずに言うよ、凛。魔導の
「エイボン卿、それは?」
「エイボン書9巻に凛、お前を強くする。本来ならばその魔法は消えた筈だがジェラフバルト卿は一と七を。そして俺はゼロと八を。だな、第八魔法だ。凛、俺の9巻を読んで修行して来い」
「はい」
エイボン書9巻はエイボン書全20巻の内9代目のエイボンが書いた魔法。
アイコスを吸いながら、エイボンは蔵書をどかしてAKレーシングのチェアーに腰を下ろして凜に授けたのはゲヘナ同盟の闇事務所その一角を殲滅できる力だ。
「凛?もう一度言う。大淫婦の
エイボンはアイコスを吸いながら凜はエイボン書9巻の第八魔法を習得の儀式に臨むところだ。土井純一は呼び止められた。
「なぁ?素朴な疑問言うていいか?」
「初代って、今何してるんだ?」
「ジジィは出張に逝ってる。ENYCOLLARESにご出張さ。星川サラに会い行ってる。初代ENYCOLLARES創設した1人だ。田角陸の実母だ。36000年周期に世界は
「そうなのか、イイ利用されたのがみけねこか。みけねこも実質被害者じゃん。俺さ。まずはタルタロスを突破したい」
「LMMLNASCMWRTを斃さない限りはタルタロスは先い進めない。俺のここは正規事務所のガワを被っているが唯一地上と連絡取れるライフラインだ。俺が信頼できるここタルタロスの支配区域までなら、ちょ、待てと!?」
エイボンはアイコスを吸いながらスマホを取り出してするとLINE表示が通知が鳴る。土井純一にその名を見せる。
「海星クララ&チクラ姉妹。この魔導の
「あぁ・・あ・・・わかった。ありがとう、エイボン」
「どういたしましてだ、また・・・会えるかどうかはさておき、俺は。7賢者は世界に存命してる魔法使い7人だ。まぁ、ジェラフバルト卿はそれを畏れてるからな」
「俺は第1層を超える」
「待て、待て、凛と桜は?凜は素質がある。俺が授けたは違うな。9代目エイボンが作り出した第八魔法を習得できれば、お前たちに道が開ける。桜もこのタルタロスの環境だからこそ闇Vtuber事務所を殲滅できる切り札を第13
エイボンは1日に3箱分のアイコスのカートリッジを吸う。自身は20代目でここシャンバラの寺院一角で工房を持ち魔術の研究や魔法を研鑚していた。
――――――ENYCOLLARES――――――
土井純一がタルタロスよりその前だ。魔導の
「
「中途半端な第Ⅰ魔法と第Ⅱ魔法のお前らしい」
ENYCOLLARESを創設した初代星川サラの真名はウィリアム・ロバート・ド・ペンドラゴン。Dの遺志を受け継いで約1500年間Dはミドルネームとして受け継がれ行った。歴史上最強のテンプル騎士団≠フリーメイソン最強の騎士であったウィリアム・ド・マーシャルの子孫スコットランドの英雄、スコットランドの独立に貢献した偉大なるロバート・ド・ブルースの子孫である。伝説のブリテン王であるアーサー・ペンドラゴンの子孫にしてこの世界において3大正規Vtuber事務所兼YouTuberタレントマネジメント兼大手芸能プロダクション事務所Cover株式会社・ENYCOLLARES株式会社・BREAVRYGROUPADMINISTRATOR株式会社以上の3大正規事務所を代表するENYCOLLARESを創設した人物。魔法使いではないが、ジェラフバルト卿に魔法を教わり、第Ⅲ魔法のいわゆる聖杯ともスターオメガともいわれる魂の物質化・この宇宙の新しい夜明けを告げる
「ハハハハハッ、この非常時にご冗談を。私は中途半端ではない。第Ⅱ魔法であるジェラフバルトが産み出した多重次元平衡論を今も私は持続範囲で繋いでる。故に私のことを大魔導元帥って呼ぶではないか?」
「ジジィだろ、一体何用でここに来た?」
「惑星ニビルだ。36000年周期で2020年だ。まぁ軸が歪んで2025年7月5日16時25分に日本は全滅でこの第7世代宇宙の地球の半壊は免れないがね。」
「おーん、それでか?裏を言い返すとみけねこだろ、問題は。まったくジジィの話は会話のキャッチボールは難しんだよなぁ、こりゃぁ」
「訪れたのはどうか、星川?その力を。知恵を貸していただきたいのはⅢ代目MURASHUGAMINGオーナーの土井純一だ。確かに、ENYCOLLARES・Cover・BREAVRYGROUPADMINISTRATORの3大正規事務所・B.E.S.P.O.の大元の株主権利があるのはBREAVRYGROUPADMINISTRATORだが、土井君を敵視してるのはそれは違うとみる。土井君は君たちを脅威に感じてもない、悪いのは視聴者だ。土井純一はインターネットヒーローにしてこの世界を救うイエス・キリストだ」
「ダメに決まってるだろ、荒らしまわって好き勝手に荒らしまくった人物に知恵を貸すだ?ホザイてるんじゃねぇよ!ジジィ、耄碌したついでに言ってやるよ、私は家族や血の繋がりの事務所のタレント、ガキどもを護る使命がある。そのガキどもを誹謗中傷や連投や荒らしで苦しんだガキを護れなかった責任は私にある。その親を私が助けろとでも?」
「埒が明かねぇ。私はENYCOLLARES初代マスターとしてこのタルタロスの問題は全てこのENYCOLLARESが請け負う。ガキが苦しんで、家族を護るのが親だ。ブリテン王の血が流れてる、まぁいざとなれば第Ⅲ魔法を使ってもやるよぉ」
「星川?君は時間が遺されていない感じだ。Ⅲ代目も元気なうちわそれを大目に見ても罰は当たらん」
「星川ネユルの子が田角陸だ。母親は田角陸を出産時に死亡。名付け親が君であってるな?星川サラ」
「そうだぜ?産まれたばかりの田角陸の手を触って暖かいと感じた。田角陸の、陸は昔読んだ本に出てくるとあるVがレスパして国を救った王子の名を思い付いて名付けた。私はガキどもを最期まで守ると決めるた。んなぁ、第Ⅲ魔法をジェラフバルト卿から教わり、私は聖杯。この世界で宇宙の夜明を告げるスターオメガの存在だ。スターオメガは魂の物質化。神のエクソソーム。土井か?荒らしまくった蛆虫・衛門・梨民の親玉がインターネットのプロシーンで活躍するオーナーだって?信じられんわ」
「星川、それは違う。土井純一。土井純一というのか初代MURASHUGAMINGオーナーにして加藤下総守雲刻斎純一の姉の子孫が加藤ひなたの子加藤純一はMURASHUGAMINGあってこそだ。この世界は廻り続けてる。星川?みけねこを放置してるとなると、タルタロスが完全に顕現する。そして人類は惑星ニビルの衝突でかつての惑星マルドゥクのように星が滅亡して小惑星帯のアステロイドベルトとなる。この美しい地球がアステロイドベルトになるのは嫌だろ?彼は加藤純一は15年前の大厄災で瀕死な命の危機に瀕した重症患者であった彼を救ったのが土井石舟斎湊純だ。土井無二斎の子にしてVtuber殺し・魔術師殺しの男であったガワを撃ち抜くその起源を根本から絶する弾丸を用いたあの石舟斎が聖ヨハネ教会の真下からイエス・キリストの頭蓋骨を盗み幼い土井純一にエクソソームした。必然的にイエス・キリストの血が土井純一を覚醒させるトリガーとなった」
「ということは?正真正銘の第Ⅲ魔法自体が土井純一、強いて言うなら加藤純一か!?」
「そうだとも、私は思い込みや勘違いか、分かったよジジィ、大魔導元帥閣下。ENYCOLLARESは全力で土井純一たちに力を貸す。LMMLNASCMWRTを斃さないとここタルタロスは先に進めない、全員ゲヘナ同盟以上の実力だ」
「話は済んだ、私は帰るよ。星川?忘れるなよ。惑星ニビルがこの世界に衝突するマジで5秒前、マジで恋する5秒前だ。一瞬のチャンスを逃すなよ」
「まったくジジィだな。私は魔法使いじゃないだぜ?7人いる魔法使いは全員くたばったのか?魔法使いがこの世界を救って見せろよぉ」
「癪にすぁるな。私を含めて6人いる魔法使いはこの危機を予見して動いてる。」
ENYCOLLARES前で星川サラとクリオキュロスが話し終えて別れてクリオキュロスは魔導の
星川は肩の力が抜けて、アイコスを吸い事務所の看板を見てまたアイコスを吸いながら背中を叩いてコートを羽織って意をかためたのかどこかに向かっていった。
そして、土井純一たちはと言うと。
寺院を出て空洞の鍾乳洞を抜けると、タルタロス第1層のみけねこ像前まで戻る。
おおえのたかゆきはアイコスを吸いながら、この現代の人類史魔法という概念で生きる存命する魔法使い7人のリストみたいな束を手に持ってアイコスを吸いながらおえちゃんはTwichでLIVE配信を配信をつけながらここまで来たという。
「純、世界に7人いる現役の魔法使いってヤツやねん」
「ん?今は少なくとも凜や桜の帰りを待った方がイイ」
「俺も戦力には数えない方がイイ。俺も39歳の三重に住んでいる子供部屋おじさんの無職やでな。一応会社の代表を俺でも務めてる。亡きOPENRECの持ち株90%で俺は兵頭陽君の遺志を引き継いでな、陽君はみけねこに殺された。一人息子の華君もな、俺が後見人で面倒みる予定だったが、華君は・・・・マッサマンカレー専門店の華君はカレー料理人のオーナーになった」
「そうだったのか」
「あぁ、せやで。エイボンの
「これが今の現代社会に存命の魔法使い、7人か」
土井純一も驚くがジェラフバルト卿が産み出した魔法とエイボンが産み出した魔法。
第0魔法エメフィール・ド・エイボン
第Ⅰ魔法ジェラフバルト卿(マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエ)
第Ⅱ魔法クリオキュロス・ゼノヴィア・バトラバーン大魔導元帥
第Ⅲ魔法獅子堂あかね
第Ⅳ魔法海星クララ&チクラ
第Ⅴ魔法紅音(水原)紅莉威鵡→紅音(水原)一平
第Ⅵ魔法清水美紀
第Ⅶ魔法天澄セナ
―――第Ⅷ魔法藤堂凜―――
現存している世界最高峰の魔法使い7人。魔法と呼ばれる概念がファンタジーやオカルトなどではなく現実に息吹いてる。
土井純一はこのリストを見てどう思うか?おおえのたかゆきは想像できた。
「ホンモノの魔法使い7人か。」
「あぁ、言ったやろうがい。タルタロスの最奥には魔法使いが束になってでもみけねこは想像よりも強い」
「今は桜や凜が心配だ。最悪、修行で死んだらどうなる?」
「でぇじょうぶだ、気にするな。純?それよりもあの5人平気か?」
「初代や釈迦さんなら大丈夫かと思いますよ」
土井純一はタルタロスに来て一方で何か不穏な空気が自分の胸を押し潰す気がした。
―――――タルタロス・某所――――――
加藤ひなたは改めて力の痛感に釈迦はボロボロに右腕を失っていた。
清水美紀は第Ⅵ魔法の後継者にしてそのみけねこ×不倫相手の落胤だがまふまふとの血縁関係がないとは言えない。まふまふとの子供にあるのは違いはない。第Ⅵ魔法は起源や根源にあたる。魔法使いが魔術師が目指すのは起源や根源である。
清水美紀がこの圧倒的な力を前に、血を吐きながらも立っている。
次章に続く
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