第4話・スキル獲得・ダンジョン2日目

「う~ん、良い朝だ!今日も張り切ってダンジョンに行きますか」

 俺はそう身体を伸ばしながら言うと、少しストレッチをした後にダンジョンに行く準備をして自転車で闇カスダンジョンへと向かった。


 30分後


「さ~て、ダンジョン到着潜るか、取り敢えず、今日は安全を取って一階だけを探索するか」


 1時間後

 倒し方のコツもつかめていったため約500体ほど倒していったとき、ボス部屋を見つけた。


 入るかどうか悩むな。


 ボスそれは階層を守る魔物でボスを倒さなければ次の階層に行けないが初めて倒すと必ずいいドロップ品が出るという素晴らしき魔物、だがしかし強さはその階層の魔物10体分と言われている存在。

 まさにハイリスクハイリターン。まあ、例外はあるらしいけどね、うん、落ち着いて考えたら余裕で勝てるじゃん。その階層の魔物10体って余裕やん。ようはスケルトン10体分やろ、うん、余裕で勝てるな。


 てなわけで、ボス部屋突入。


 ・・・いつものスケルトンより少し大きいちょいビックスケルトンが表れた。

 頭蓋骨に力を込めて思いっきり一振り、粉々に砕けちった。


 ・・・・・・


「弱過ぎじゃない?まいっか、苦労せずに勝てたことは良いことだしな。さ~てドロップ品は何かな~~~何かな~~~」


 俺はワクワクした気持ちで、ドロップ品を確認したところ、ドロップ品は魔石とスキルの書だった。


「スキルの書来た~~~。よっしゃ、鑑定スキルとか持ってないし、どんなスキルか分からないけど、早速習得だ」

 そう言ってスキルの書を広げて使用した。


 スキル闇魔法を獲得しました。


「よっしゃー、強そうなスキルゲットというか昨日カッコイイと思っていた闇の力じゃんか、まじ嬉しいわ。しっかし、闇魔法って、カッケー名前だな、そういえば闇魔法は確か前調べた時に出来ることが書いてあったな、え~と、闇纏い、闇切り、闇移動、闇空間、闇創造、他には自分の眷族を創ったりとかだっけな」


 ・・・・・・


「そうだ、眷族だ、いつもドロップ品拾うのめんどくさかったんだし、眷族創ってやらせればいいんだ」


 思いついたらすぐさま実行、今集めた魔石約500個とボスの魔石1個を置いて、自分の命令をよく聞くスケルトンを想像しなから、スケルトン出来ろ、出来ろ、と念じる。

 そうすると少しの脱力感とともに、魔石が黒く光って集まって黒いスケルトンに変形した。


「よっしゃー、成功だ。魔石拾い眷族ゲット、てなわけで、見たまんまで黒いスケルトン。いやそういちいち言うのはめんどくさいし、そうだな・・・名前は・・・よし、闇魔法で生まれた存在だから闇助って呼ぼう、我ながらかなり安直だが意外としっくりくるな。てなわけで闇助俺の後についてドロップ品を拾ってこの袋の中に入れろ」


 そう命じて10キロアイテム袋を渡すと、闇助はこくこくと頷いた。少しその様子は可愛かった。

「さてと、一階層の敵をもう少し倒しますか、いや待て、そういえば、ボスは10分ほどで復活するはずだったよな、初回ドロップはないが、もしかしたら、またスキルの書を獲得出来るかもしれない、というわけでこの付近でスケルトンを狩りつつ、10分おきにボスを殺すということで、やるか、頑張るぞ俺、エイエイエオ~~~」


 6時間後

 ボスを32回撃破し、スケルトンも殺しまくった結果。

 ボスからは3つ、スケルトンからは1つスキルの書が手に入った。


 いや、まじ嬉しい、というかスケルトンからスキルの書が出たのが普通に嬉しかった。

 だって、ネットには雑魚はスキルの書が出ないって書いてあったし、というか魔石しかドロップしないって書いてあったからな。まあネット情報だそんなに当てにするものでもないかもだねど。

 本当にうれしいわ。はい、というわけで、早速スキルの書使っていきますか。


 ボス

 スキル精神強化を獲得しました。

 スキル身体強化を獲得しました。

 スキル闇魔法を獲得しました。


 スケルトン

 スキル骨強化を獲得しました。


「中々、良いスキルが手に入った、特に身体強化が素晴らしい。確かスキルの効果は、大体10%ほど身体能力が上がるだったな、普通に強いな、それに被ったものは、被ったものの能力が1%上がるし、100回被れば1上がる。いや~、満足、満足、ダンジョンは楽しいな。さてと、帰りますか」


 そう独り言を呟いた後、魔石3268個とボス魔石33個 計32680円と660円の33240円を稼ぎ家に帰った。

 つかボス魔石安すぎんか?20円って酷いな。


 ――――――――――


 スキル

 闇魔法2 身体強化 精神強化 骨強化

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