花散里(はなちるさと)

 五月雨の頃、源氏は故桐壺院の妃の一人だった麗景殿女御れいけいでんのにょうごを訪ねます。この妹の三の宮(花散里)は源氏の恋人でした。花散里は、容貌はそれほど美しくはないものの、姉の麗景殿女御と同じく、温和で慎ましい性格で出自も高く、また裁縫・染物などにも堪能な女性だったため、源氏は彼女を大切にします。この姉妹は桐壺院の死去後、源氏の庇護によってひっそり暮らしていました。

 

 女御の屋敷には橘が香っています。ほととぎすの鳴き声に昔を思い出して昔話に花を咲かせ、その後源氏は、花散里のもとへも訪れます。



登場人物

花散里はなちるさと・・・光源氏の妻の一人。若いころから源氏と関係があった。のちに夕霧の母代わりとなった。

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