キャラクリ②

「何かアドバイスとか貰えない?」


『分かりました。え~初期の、現実と全く同じアバターのままでもかまわないのですが、個人情報の流出の可能性があるので避けた方がよいでしょう。ただ、あまりいじりすぎてしまっても違和感があったり、重心のずれ、感覚のずれがあったりしますので体つきなどは変えない方が良いと思います。』


「へぇ~、ありがと。じゃあ…」


髪は…目立つの……紫でいいか。それから前髪のところに赤メッシュでもいれて、眼は金にしよう。


顔は変えなくていっか。豹もいいって言ってたし。


ちょっと髪伸ばして、え~と半獣だから?鱗の量?

最高は…うわっ!キモ…集合体恐怖症になりそう…

少な目で


よし


「終わったよ」


「ではこれで、キャラクタークリエイトを終了致します。それでは本の最後のページにサインをしていただいた後、ゲーム内に転送させて頂きます。」


これでやっとゲームが始まる。





「プレイヤーは最初、始まりの町ベンナに着きます。そこからは全てあなたの自由にして頂いて構いません。

その本はゲーム内で運営への連絡手段や、注意事項の確認ができる用になっています。

紛失することはありませんのでご安心ください。

では、目標達成に向けて頑張ってください!


それでは、フィルシエラ・オンラインを心ゆくまでお楽しみください。」


サクは最後に、微笑みを浮かべて


「これは独り言ですが…スキルは、【●●●●●】を取るといいと思いますね。」


と囁いて、俺の視界は暗転した。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







視界が徐々に明るくなる。


俺がゲームに入って最初に見たものは、PVなんかで見た中世のような町並みや、広場の噴水なんかではなく


風景も見えないほど集まっていたプレイヤーでできた壁、だった。




_____________________



久しぶりの更新になります。

飽きっぽい性格で自分の中で話が完結してしまうと書く気力を失くすという面倒なたちで…

試験の勉強なんかもあるので更新はひっっじょうに遅くなってしまうとは思いますが、どうか許してください m(_ _;)m

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