~Timeline of the world~ ワルズタイムライン

                ワルズ

   時を遡って3千万年、太古たる生明神アリアにより作られた七人の天神が居た。風の神ファリアス、炎火の神アルバード、大地の神ヒンダイ、樹木の神カユリ、流水の神アイレイン、冷氷の神スノリアと闇黒の神フレンゼであった。

アリアは此等の神を源と呼ばれる惑星へ置いた。源は大きい、大き過ぎて神々は互いを見失った。

孤独の感情は例え神でも耐えられるものじゃ無かった。そして彼らは互いを探し、この世界を彷徨った。

アリアの意図により時は進みファリアスはアルバードとヒンダイはカユリとアイレインはスノリアと血を分けた番い鳥に成った。

神々は人々を創って自分の家族を創った、そして神々は力人々に分け与え繁栄させた。

しかし闇の神フレンぜだけが取り残されてしまった。自分らの子供の姿を見ながら裕福に暮らしている神々の姿を見てさらに孤独を感じた。

彼女はアリアに頼んだ。

アリアは酷く悲しむフレンゼを見て同情した。そして自分の命と引き換えに生命の力を彼女に託した。

フレンゼは感謝した。

そしてアリアから貰った生命の力を使い自分と同じもう一人の自分を創り出した。

そして他の神と同じように人を創って自分の力を分け与えた。

そしてそれ等の人々は努力を積み重ねて他の国の倍の豊かさを持つ事が出来た。

フレンゼは喜んだ。

しかし他の神はそれを許せなかった。

火の神は火災を降らせ、水の神は水害を引き起こさせ、大地の神は地面を割った。そして風の神は火をさらに大きくさせ、氷の神は水を凍らせ、そして木の神は作物を枯らした。

人々は苦しんだ、そしてそれを見たフレンゼは酷く悲しんだ。

そして彼女はそれを最後に地表から姿を消した。

他の神は大いに喜んだ。

そして6人で手合わせてこの世界を豊かにした。水は甘く、空気は吸えば力が漲る。作物は豊作させ、楽しい世界と心地よい大地を創った。

三千年、天界へ帰る事に成った神々は人々に信仰の力を分け与えそして信仰は母であるアリアの物とした。

神々は帰った、そして自分の身代わりとなる六つの姿をこの世界へ残した。

そして人々はこの6つの席を取る為に五年を境として交代の儀式、キングワルズワーを開催した。そしてその年をワルズタイムとしてカウントした。

キングワルズワー KINGWORDSWOR     キングワルズワー KINGWORDSWOR

               

      飛んできた5年前の壁紙 WALLPAINTOF5YEARSBEFORE

                 諸君

城妃とは城の姫君。

城主とは城の主。

キング、そしてクイーン。

彼らは君主たる故に全てを制覇する力を神から授かった。

世は戦の時代、全てを手に入れる為に君主等は壮絶な戦いを繰り広げる。

一つの国は1つの世界、君主等の世界は前へ前へ進む。

進む時代に付いてこれぬ者、進む時に取り残された者は死ぬ。

五年に一度、世界は変わる。

五年の間、人々は鍛錬し鍛錬し又鍛錬する。

全ては唯一つ、この世界の王になる事。

王、それは人々から敬われ、神をも創る真の権力者。

真の神に成れる、それは即ち全てを手に入れる事だ。

王は人を育て、国を育てる。

育てた物をどうしようと王の勝手。

国は国のルールが有り王のルールで有る、この絶対的権限、絶対的力それは全て王により生まれた。

そしてそれを変えたいのなら、次の王に自らなる他無い。

五年間、王の元で働かされた人々はこの機会で王に、神に挑戦するチャンスを得る。

イベントを通して、蟻が神になるチャンスを得る。

そのイベントの名をキングワルズワー、君主の争戦と描かれ古のクイーン、キングにより生まれた。

この太古から代々伝わるこの伝統はいつかは人々の競争の場として成り立った。

選ばれし者達はこの地、戰場に彼らは集まる。

過去に刻まれた名門も、富も、栄光も、此処では全てを焼き尽くされる。

此処は魑魅魍魎、死を持って償われた大地。無数の争い生を生み出した魔の世界。

王に成れるなら人々は手段を選ばない。

見極めそして戦え。

選ばれし者達故にそれぞれには人々の思い、希望が託されている。

そして神の力を真に秘めし者達が未来を切り開く。

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