血と、証を残して 改定版への応援コメント
縁あって読ませていただきました。
普段ほとんど読まないジャンルなので物語に入り込むまで時間がかかりましたが、とても読み応えがありました。
こういった話を読んだ時、こんな状況で自分ならどうするだろうといつも考えてしまいます。色々考えさせられながら興味深く読ませていただきました。
作者からの返信
コメントありがとうございます！読んでいただき光栄です！
怪獣小説の企画という事で、最初に思い付いたのが地殻獣という言葉でした。普通に巨大ロボットとかで戦いう話も考えたのですが、最終的に緩やかに滅亡に向かってしまうような話になりました。
以前も似たような話を書いたのですが、私はどうも滅びゆく世界での人間の抵抗にある種の美学を感じているようです。
またご縁があればよろしくお願いします！
編集済
血と、証を残して 改定版への応援コメント
とても面白かったです！ カクヨムでこれほどのSFを読めることはそう無いので、SF好きがここにも居た！と嬉しく思いました。
ただ、SFとしての論理の固さに気になる点は残りました。
シアンという実在する物質ではなく、そこは架空の物質の方が良かったのかなと。私が気になっただけなのですけれど、シアン化合物が青い訳ではありませんし、シアンガスは無色です。シアンブルーとの兼ね合いからとは分かるのですが、気になってしまいました。
それからプロローグにあった「地殻獣の顎」とはなんでしょうか。比喩表現で合っていますか。当初、私はてっきり物語の進行で地殻獣が進化して顎を持つのかと待っていたのですが、そうでは無かったようで。
すみません。最後にもう一点だけ。プロローグで菌類のアナロジーを出していますが、そのアナロジーの文脈に沿うと、地殻獣は宇宙から地球に降り立ち、地殻内で十分成長した後に新たな苗床を探すために表出することになると思うのですが、であれば、新たな苗床となるべきは、地球ではない新たな星とはならないでしょうか。だとすれば、このお話は地殻獣が宇宙へ胞子を出す為の前哨戦でしょうか。
追記
説明ありがとうございます！ いやー、なおなお素晴らしいですね！ 設定の面白さ、練りの深さにワクワクさせられます！ 設定だけでなく、もちろん物語も面白かったです！
作者からの返信
杜松の実 様
感想、ご意見ありがとうございます。読んでもらえてうれしいです。
＞シアン化合物について
情けない話ですが、毒としてのシアンと顔料としてのシアンを混同していました。おっしゃるように何か別の架空の物質の方がよかったように思います。
＞地殻獣の顎
地裂により大地が引き裂かれていく状況を、牙、顎で引き裂いていくというイメージで比喩として書きました。拡散態地殻獣に顎ができるという意味合いではありません。ただ比喩としては分かりにくかったようにも思います。すいません。
＞新たな苗床
これも表現が不十分だったと思います。
地殻獣はどこかの惑星の中で完結した生活史を持っており、それが何らかの理由により惑星が破壊され、たまたまその一部が飛来したという考えで書いていました。惑星間を繁殖しながら移動するという考えではありませんでした。
また地殻内で十分に成長し繁殖し始めたと書きましたが、キノコで言うと木にまばらに何本か生えた状態です。そこから平面的にさらに広がって木全体を覆い尽くすのが最終形という考えです。
地殻獣は地表には到達しましたが、地表面すべてを覆ってはいないので、今度は拡散態により平面的に広がって地表全体を覆っていきます。そのため現時点で手つかずの地表面が苗床であるとしています。
ただそもそも地殻全体に広がったと書いたのですが、より正確には火山のマグマだまりのような感じで局所的にたまって生息しており、それが地球全土に点々と存在しているイメージです。
そのため地殻内部であっても、地殻獣が存在しない場所がほとんどです。その状態で地表に繁殖し蓋をして、まだ手付かずの地殻部分にも増えて、やがて地球の地殻部分全てに満ちていくという考えです。近況ノートにイメージ図を添付しました。
イメージ図
https://kakuyomu.jp/users/ulbak/news/16816927860576890873
色々とご指摘ありがとうございました。
これを見つけた人へ 改定版への応援コメント
「青色のガス」の終末感？というイメージがすごく美しいですね！
作者からの返信
コメントありがとうございます！
世界が青く染まりながら終わっていくのをイメージしながら書きました！