22.悪口 〜より
22.前節/中節/後節
◆◆◆ 前節 ◆◆◆
━─━─ № 22-1 (2,464) ─━─━
〖あくるあさ〗(名詞)
【
〈翌日の朝〉の意。
〔翊〕は〔翌〕の異体字であり、{
━─━─ № 22-3 (2,466) ─━─━
〖しどけない〗〖しだらない〗〖だらしない〗(形容詞)
【
〈
【
〈
「
[しだら]の原語は〈
仏教に強くかかわる言葉ではあるが、サンスクリット自体はただの自然言語であり、仏教に直接の因果は無い。
なお「
ちなみに「経典」は〈
知っていると『西遊記』がちょっと楽しくなる小ネタ。
【
〈
[だらし]は芸能業界用語的に「
━─━─ № 22-5 (2,468) ─━─━
〖ふんす〗⛏(名容詞)
【
〈⦅特に鼻息を⦆
転じて〈息巻くほど得意げだったりやる気があったりするさま〉の意。
━─━─ № 22-7 (2,470) ─━─━
〖ゆうべ〗(名詞)
【
〈夕方のころ〉の意。
転じて〈
現在の宴会は一般に夜開催するが、昔の時代では照明のコストが高かったため日没前に開催し、夜は寝るものだった。
【
〈昨日の夕方〉の意。
【
〈昨日の晩〉の意。
転じて〈昨日の
なお〔晩〕は〈日没から就寝時刻までの間〉の意。
【
〈昨日の深夜〉の意。
━─━─ № 22-9 (2,472) ─━─━
〖かつあい〗(サ変名詞)
【
〈惜しみながら手放したり省略したりすること〉の意。
〈単純に捨て去ること〉の意で言うのは語義不相応。
━─━─ № 22-11 (2,474) ─━─━
〖またもやみたもや〗⛏(成句・副詞)
【
〈二度までもか三度までもか〉の意。
━─━─ № 22-13 (2,476) ─━─━
〖もにもに〗〖もにゅもにゅ〗⛏(名容詞)
【
〈柔らかくて弾力に富むさま〉の意。
転じて〈可愛らしくも至らず
━─━─ № 22-15 (2,478) ─━─━
〖あけっぴろげ〗(名容詞)
【
〈⦅戸や窓などが⦆すっかり開けきった状態であるさま〉の意。
転じて〈⦅物事が⦆
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈広げる(
━─━─ № 22-17 (2,480) ─━─━
〖けぢめ〗〖けじめ〗(名詞)
【
〈連続する物事などの境目〉の意。
転じて〈物と物との区別〉〈道理や規律などに対する分別〉の意。
組成は〔
他方、〝
〔数〕の字が当てられるのは〝「かず」とは区別あるものが連続したもの〟という事によるが、この読みが載っていない辞書は少なくない模様。
━─━─ № 22-19 (2,482) ─━─━
〖どぢ〗〖どじ〗(サ変名容詞)
【
〈鈍くて手際が悪くよく失敗するさま〉の意。
━─━─ № 22-21 (2,484) ─━─━
〖ちやほや〗(サ変名容詞)
【
〈
━─━─ № 22-23 (2,486) ─━─━
〖ふんぬん〗〖ふんうん〗(サ変名詞)
【
〈
◆◆◆ 中節 ◆◆◆
━─━─ № 22-25 (2,488) ─━─━
〖おっとり〗(サ変名容詞)
【
〈せせこましくない人柄〉〈ゆったりしていて
〔乙〕は〈草木が曲がりくねって芽生えるさま〉が原義であり〈若い〉〈美しい〉〈幼い〉転じて〈
ちなみに〝〔
━─━─ № 22-27 (2,490) ─━─━
〖おっとる〗(ラ五段動詞)
【
〈勢いよくつかみ取る〉の意。
━─━─ № 22-29 (2,492) ─━─━
〖れいり〗(名容詞)
【
〈とても賢くて利口なさま〉の意。
いやあ、それほどでも(
━─━─ № 22-31 (2,494) ─━─━
〖いやしくも〗(副詞)
【
〈曲がりなりにも〉〈
語源は〈出自がよしろくない〉の意の〔
━─━─ № 22-33 (2,496) ─━─━
〖さぶらう〗〖そうろう〗(ワア五段動助詞)
【
〈お仕えする〉〈お
転じて〈
これを語源とする「
━─━─ № 22-35 (2,498) ─━─━
〖はした〗(名詞)
【
〈丁度よい境を越えていて半端である状態〉の意。
転じて〈取るに足らないもの〉〈雑用〉の意。
組成は〔
━─━─ № 22-37 (2,500) ─━─━
〖はしため〗(名詞)
【
〈雑用をこなす奴隷や召遣い〉の意。
【
〈女性の
━─━─ № 22-39 (2,502) ─━─━
〖ねや〗(名詞)
【
〈寝場所のある家屋〉〈寝室〉の意。
【
〈
転じて〈婦人の寝室〉の意。
語源は[
━─━─ № 22-41 (2,504) ─━─━
〖けろりと〗(副詞)
【
〈何とも無いかのように〉の意。
━─━─ № 22-43 (2,506) ─━─━
〖じっくり〗(副詞)
【
〈入念に時間をかけて行なうさま〉の意。
━─━─ № 22-45 (2,508) ─━─━
〖あくび〗(サ変名詞)
【
〈口を大きく開けながら数秒かけて深い呼吸をする運動〉の意。
眠気を覚ます効果があるので、
【
同義かつ〈あくび〉の意の字だという認識が薄いと思われるため[
【
同義のため[
熟字訓だと知らない人にはたぶんぜったい{けのび}って読まれる。
━─━─ № 22-47 (2,510) ─━─━
〖かしこまる〗(ラ五段動詞)
【
〈姿勢が正される〉〈おとなしい様子である〉〈おそれ入って態度が
語源は〔
━─━─ № 22-49 (2,512) ─━─━
〖ねそける〗(カ下一段動詞)
【
〈
〝就寝を
なお「損なう」の組成は〔
━─━─ № 22-51 (2,514) ─━─━
〖がんじがらめ〗(名容詞)
【
〈ひもを縦横無尽にからめて動けないようになっているさま〉の意。
━─━─ № 22-53 (2,516) ─━─━
〖ていでん〗(サ変名詞)
【
〈次から次へと伝えること〉の意。
転じて〈
━─━─ № 22-55 (2,518) ─━─━
〖おぼこい〗(形容詞)
【
〈たどたどしく不慣れそうで初々しい〉の意。
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈箱入り娘のようである〉のような意となるが、処女だろうが要領よい人はいるし、非処女であろうが
━─━─ № 22-57 (2,520) ─━─━
〖きらい〗(名詞)
【
〈好ましくない傾向がありそうだという
転じて〈好ましくない傾向〉の意。
【
同形異義語が存在するので遣うことを
〝
なお〈
また「
━─━─ № 22-59 (2,522) ─━─━
〖たいぜんじじゃく〗(名容詞)
【
〈落ち着いていてどんなことにも動じないさま〉の意。
[
━─━─ № 22-61 (2,524) ─━─━
〖さいしょくけんび〗(名詞)
【
〈すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること〉の意。
〝女性に対して言うもの〟との事であるが、読んで字を見るかぎりそのような限定をさせるのは無理筋のように思われる。
━─━─ № 22-63 (2,526) ─━─━
〖とも〗(サ変名詞)
【
〈
〔共〕は〈両手で物をささげ持つ〉の意。
【
〈連れ合い〉の意。
転じて〈一味〉〈部類〉の意。
〔供〕は〈
【
〈仲間〉の意。
転じて〈たあいも無い
〔朋〕は〈助け合う人〉の意。
【
〈同じ区分けの仲間〉の意。
〔朋〕は〈連なった貝〉の意。
━─━─ № 22-65 (2,528) ─━─━
〖みっともない〗(形容詞)
【
〈見たくもないと人から思われるような様子だ〉の意。
━─━─ № 22-67 (2,530) ─━─━
〖もどかしい〗(形容詞)
【
〈物事が思い通りに進まずに
【
語義不相応のため遣うことを
この表記では〈くい違うようであるさま〉のような意となる。
〔
【
字義不相応のため遣うことを
〔擬〕は〈まねごと〉〈
◆◆◆ 後節 ◆◆◆
━─━─ № 22-69 (2,532) ─━─━
〖あらくれ〗(名容詞)
【
〈気質や言動の荒々しいさま〉の意。
〔呉〕は〈顔をそむけるほどの大声〉転じて〈態度の大きいさま〉〈
━─━─ № 22-71 (2,534) ─━─━
〖あくむ〗(名容詞)
【
〈差しせまった不安や恐怖を強くともなう夢の体験〉の意。
【
〈現実に存在する
━─━─ № 22-73 (2,536) ─━─━
〖えせ〗(名容詞)
【
〈それらしい
組成は〈酔い
【
〈悪意などの我欲によって故意に
【
同義であるが、若干異なる意味合いの[
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