百合であり百合だけじゃない

最初は百合だから見始めた。
でも見れば見るほどそうじゃなと思った。
これまでも親子百合は見たことがあるが、どれもふわふわな楽しい作品ばかりだった。
だからこれも同じだと思った。
しかし倖枝が咲幸を突き放すのを見た時、私は本当に驚いた。
倖枝の反応があまりにリアルだったからだ。
普通の人は、家族からの愛情を受け入れるのは難しいと思います。
だから、「これはふわふわな百合じゃない」と心の中で叫んでいた。
しかし、ストーリーはあまりにも面白くて、私は楽しく続きを読みました。
しかし、その後のストーリーを見れば見るほど、空気が重く感じられる。
これをだたの百合として見るわけにはいかない気がする。
この作品には百合の部分以外にも、人間の弱さが描かれていると思う。
私は倖枝の不安と弱さが好きだし、彼女が逃げようとするのも理解できる。
私も弱い人間だから、彼女と同じように誰かに救われたい。
倖枝はそういう人でも、彼女なりに頑張っている。

どのキャラクターも大好きです。
それぞれのキャラクターに魂があり、すごくリアルと思います。
彼らは自分の考えを持っていて、感情もとても繊細に書かれています。
最後の部分は物語がまだ続いているような感じがします。
こういうのは本当に面白い。

この作品は本当に好きなんだけど、感想を書くのは本当に苦手なんだ。
百合であり百合だけじゃないの作品が大好きです。

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