第3話 大バズりした時ってビビるよね

今日は金曜日。平日なのでもちろん学校に向かわねばならないのだが、黒歴史知恵袋はどう進展したのかが気になって仕方なかった。


寝ぼけ眼を擦りながら誰か回答してくれたかな?…と思い古きなってきて立ち上がりの遅いパソコンを使い昨日のあのページを開く。


(一日…それどころか数時間しか経ってないんだ。回答がそんなにされているとは思えないよなぁ)


進展なんてないのだろうと謎の諦観があったのだが、それも先ほどまであった寝起き特有の眠気と共に弾けていった。


「えっ!?なんでこんなに回答されてるんだよ!!」


回答数脅威の242回。


この数時間、さらに言ってしまえば深夜で仕事終わり人などはもう寝ていた頃合いだ。


回答の中身を気になったのだが、それよりも「どうしてこんなに回答をしてくださったのか」それが気になってしまった。


急いでグルグル先生を立ち上げて検索しようとした…ら


「なんで検索エンジンの急上昇ワードに乗ってんのかなぁ!」


少し説明口調だが、こうでもしないと客観的に物事が捉えられない。


グルグル先生の急上昇ワードに「知恵袋 彼女が欲しい」の文字が。



「バズった…?でもなんで…」


グルグル先生で「知恵袋 彼女がほしい」と検索を入れるとソイッターのwebが。ソイッターにとんでみるとあら不思議。日本のエンタメトレンドで1位を獲得していた。


「この人が知恵袋に気付いて呟いたのか」


出てきたのはアイドル系Vtuberコンビの「ハルカ・カナタ」の「暦川こよみかわハルカ」とあるつぶやきだった。


『この質問マジで切実すぎ〜笑笑笑笑高校生なら私の守備範囲内かも?!!?』


という文章と共に添えられている俺の質問のURLが貼られていた。


「ハルカ・カナタ」は知っている。というか有名すぎて知らない中高生はいないレベルだ。


そんな人に拾われてしまえば面白い回答で目立ちたいという人が増えてあんな爆発的に回答数が増えたのだろう。


「…恐るべきインフルエンサーの影響力…」


調べていくと配信内でも直接紹介をしており「是非答えてあげてね〜」と促していたのも一つの要因なのだろう…

society4.0情報社会の恐ろしさに戦々恐々せざるを得ない朝方だった。


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これは短いので書き終わり次第じゃんじゃん投稿できたらなと思います!

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