知恵袋に「男子高校生ですが彼女作りたいです」って質問してみた。

赤井錐音

vs義妹

第1話 ほんの出来心

ーーー彼女が欲しい。


それは高校2年生にもなって友だちと呼べる間柄が片手で数えても余るくらいしかいない男の切実な願いだった。


まずは友だちを増やして交友関係を広げていった末にある景色だろ…と思わないわけでもないが、彼にそんなことを期待するのは野暮ということだ。


けどそんな願いも一歩、"少しふざけた形"でも踏み出せば叶うのかもしれない…そんな話。



----------------------------


カタカタ…カタカタ…とキーボードを叩く音だけが部屋に響く。


「…ってなんで俺こんなことやろうとしてるんだろう…」


ふと俺は我に返った。俺は打ち終えた文章をみて正気を取り戻すことに成功していた。


「『彼女が欲しいです』

質問失礼します!私は高校2年生男子です。私には仲の良いと言える女性が少なく、あまり恋愛系に敏感でもないので所謂鈍感系…と呼ばれているような種族なのかもしれません…そんな私でも彼女が欲しいんです!是非アドバイスをくれたらなと思います!


[補足]

質問者のステータスは

神奈川の偏差値60程度の進学校

少し筋肉質だけど細い

身長は170cm

髪型は前髪を伸ばして目にギリギリかかるほど

部活はなし

バイトとして喫茶店で働いています!」


…こんな質問を書いてしまうほど俺のSUN値が減らされていて、発狂ダイスでも振っていたのだろうか…


でも彼女が欲しいという願いは本物であるのが悔しい。俺だって年頃の男の子だもん…(彼は深夜テンションです)


「まぁ、誰かが面白おかしく返信してくれるだろ…」


今はそんな甘い願いを持っているがまさかあんなことになるなんて誰も想像してなかったのだった…


「優希くん〜ご飯よ〜」


母さんに呼ばれてパソコンを閉じた俺はゆっくりと部屋をでていく。


神田家の夜は賑やかに進むのだった。


----------------------------


皆さんお久しぶりです()赤井錐音です。


今やってることが結構大規模なもので多忙が多忙なので異世界から少し離れてみました。…いつも忙しそうだよな…この人、、、


最近は深夜に起きることが辛くなってきたんですよねぇ…なんでしょうか今更成長期だったりして……いやないな…


ハハハ…そんな感じで少し短めのをまったり(現実逃避)投稿していけたらと思います!!!!!!


ではでは〜

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る