この作者、ヤンデレの匠

 ヤンデレっていいですよね!
 好きな人を思うあまり暴走して行き過ぎちゃう姿にキュンキュンします!
 もはや、ヤンデレじゃないヒロインって本当は主人公のことを好きでもないし、愛してもいないんじゃないかと疑ってしまいませんか?
 本当に好きなら精神ぶっ壊して薬を盛るくらいしなきゃダメでしょう?
 他の女の子に興味を持つなんて言語道断!
 たとえそれが自分と同一人物であるアイドルだって関係なし!
 そんなことをするなら、お仕置きして矯正して、主人公の関心が全て自分に向くようにしなきゃ愛じゃない!
 ヤンデレとは究極の愛の形!
 ヤンデレ最高!
 ひゃっほーい!

 ・・・あれ? 私はいったい何を言っていたんでしょうか? 何かとてつもない変態的な発言をしていたような気がするのですが・・・。本作を読んで、ヤンデレええなぁ、ぐふふふふ、とか思い、これはまたレビューを書かねばと思ったところまでは覚えているのですが・・・。はて・・・?

 内容については、短編なので読めばわかります。レビューにネタバレなんて求めず、とにかく本編を読んでください。そして、本作を読み終わったら、こちらの作者様のヤンデレヒロイン小説を全部読破すると良いでしょう。
 そうすれば・・・ヤンデレ以外は愛じゃないな、と気づき、新しい世界が広がります。

(レビューなので少々大げさな表現が含まれている可能性がありますのでご了承ください)