0,序章

#00 “鉄鯨”

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はじめに

 カクヨムの皆様ならびに約1年以上、@12《アイニ》の作品を見てくださっている方々へ。

 今回の話は、潜水艦です!(笑)

 ・・・

 

 それだけです、では!下にスクロールして本編にどうぞ!!


 ――総員、合戦用意!(笑)

  2022/01/21 @12より

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 エルドリア海の深海には数多くの魔物が棲息せいそくしているが、6年前からエルドリア海を囲む6つの国で“鉄鯨てつくじら”が有名になって居た。その生物の特徴は、全身が鉄のように固く呼吸もせずに時折ときおり海面に浮上して、近くを通っている軍船や輸送帆船を襲っているといううわさだった。


 ある時、エルドリア海を囲むうちの1つであるエウランド皇国が“鉄鯨”の飼い主だという男と貿易同盟を結んだという事が広まった。その飼い主とは、身長175センチ程で髪色は黒く瞳がオッドアイという世界中を探しても見つからない特徴を持っていた。


「――それでさ、この皇国は今でもその男と同盟なンだってさ」

「マジかよ・・・」

「ああ。しかも、その男が持ってくるのは金銀財宝きんぎんざいほうの山と良質なコショウ、砂糖さとう、塩なンだって」

「羨ましいよなぁ」


 帆船係留橋はんせんけいりゅうばしの上で釣竿を片手に持ちながら話をしている男達は、エルドリア海の水平線奥の方からやってくる浮上した“鉄鯨”に気が付いていなかった。

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