第2話 なぜ高いのに小径車に執着するの?

私はフォールディングバイクやミニベロの魅力に憑りつかれた側の人間です。


前回折り畳みの走行性能について語りました。

(気になる方はぜひ1話を)


今回はどうしてそこまでして小さいタイヤの乗り物にお金をかけて乗るの?

という疑問にお答えします。


私が初めてフォールディングに乗ったのは、知り合いから借りたKHS F20Rです。

20インチの折り畳み、かつ2x10段変速のロードバイクコンポを積んだ15万円程度の物でした。


それまで格安MTBに乗っていた私は、加速力や走行性能、長距離走行時の疲れの少なさ等、

とても感動したのです。


フォールディングでこれなら、ロードバイクはどれだけすごいのか!?


そう考えた私は、当時お手頃だったクロモリの10万円程度のロードバイクを購入したのです。

ファーストインプレッションは、、、


「ん、何だか思ってたのと違う、、、」


ロードバイクというのは長距離をいかに速く走るか突き詰められた自転車。(当時は)

加速性能だけは、タイヤの小さいフォールディングのほうが良いんです。


走りの悪そうな小さいタイヤなのにあのキュンとくる加速感。

もう一度味わいたい!



そうなんです。ギャップ萌えというやつです。

ギュッと心を鷲掴みにされたわけですね。



小さく畳めて走りが良くて形も個性的で、さらには旅行にも持っていきやすくて、、、


もちろんこれだけの理由では弱すぎです。


ロードバイクと比較してみましょう。

もちろんロードにも良い点がありますが、、、

今回はミニベロ、フォールディングにハマった理由ですので、ロードバイクは悪い点を挙げる形になります。

ご了承ください。



ロードバイクに乗るということは、ぴちぴちウェアを着てビンディングペダルをつけて、

車道を自動車の邪魔にならない程度の速度で、車道を走り続けなければならないんです。

50km走れば、帰るのにも50km走らないといけない。

機材トラブルがあれば、自分で直して走って帰ってくる。

走るためだけのマシンなので、買い物に使うのは勇気がいる。

(盗難対策や置き場をよく考えるべき)




対してフォールディングは、、、


緩い服でも良いし、本気で走るときはウェアを着ても変じゃない。

ビンディングペダルでもフラットペダルでもいい。

車道を走って行って、疲れたときは徐行で(自転車可であれば)歩道を走行しても、

歩行者に怖がられない。(←ここ重要)

50km走っても、帰りは気軽に輪行できて、電車やバスに載せて帰ってこれる。

機材トラブルがあっても輪行で帰ることが出来る。

見た目が緩いので、気軽に乗れる。

買い物に行くのも良し。スタンドやリング錠をつけても良し。




他にもいろいろありますが、ミニベロやフォールディングのほうが、

とても自由で気軽な感じがします。

その割には良く走るので、通勤通学、週末のサイクリング、買い物などなど、

マルチに活躍できるのです。

室内に置くにしても置き場が小さくて済みます。

と、ということは、2台目、三台目、、、、10台置いてもロードより場所を取らない!?

(という考えで一時期13台まで増えました(笑))


一台何役にもなりながら、ある程度でよければ何を犠牲にしなくてもよい点がよいのです。

(中途半端とも言いますが(笑))



さて、ここまで話せばフォールディング、ミニベロの良さはわかっていただけたでしょうか。


わからなかった方は、是非クロスバイクやロードバイクをご購入ください。

ミニベロよりも走りが良いですし、5万円以下でも良く走るものが多いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



ご理解いただけた方はおめでとうございます。

ようこそ!小さいタイヤの乗り物の世界へ!



次回は、どのような種類があるのか。

これまで所有してきた自転車の走行感覚から、

ピッタリの一台を一緒に探しましょう!



つづく

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