持たざる者の物語

ちゃんと感情移入できるのがとても良いです。
 ありがちなヘイトを集めるキャラやチョロインみたいな物語の途中で出てくると冷めてしまいがちな登場人物が出てこないので物語に集中できます。
 主人公に特別な能力や生まれはなく、純粋な憧れを胸に抱いて騎士を目指しており、そのひたむきな姿を応援したくなります。
 主人公の苦悩、挫折、諦観、絶望が手を取るようにわかる気がして、それでも前に進もうとする姿に胸が熱くなります。
 主人公がどんな騎士になるのか楽しみで仕方ありません。