第1楽章 Andante 歩くように② マッチングアプリ開始1日目

***

___開始1日目。


アプリを入れる決心をした私。しかし、「マッチングアプリ」で検索すると、

まぁ色んな種類があるではありませんか!


もぉ・・・・どれ選べばいいわけ?!。ということで、「マッチングアプリ 比較」で検索。


・・・ふむふむ。「W」に「P」・・・、「T」は知ってるなぁ〜。

「O」なんて真剣そう。「Z」は、あぁ有名なあの雑誌のアプリってわけか〜。


というか思った以上に、沢山あるのね・・・。

そうねぇ・・・真剣度の高いものを選び出そう。


どうせなら、そんなに何人も付き合いたいわけじゃないし、(お金だって、時間だって勿体ないもの。)じゃぁ、いっぺん真剣に結婚相手を探すくらいの気分でやろう。


・・・なぁんて考えていたわけです!そんな世の中甘いわけなかろう。

このばかやろう・・・!!!


今までの友達だって、いろんな友達がいたじゃない?

友情関係だって、深めるのに何年かかった?


成長するにつれてようやく、

人間関係ってこんなものかぁ、ってわかっていったでしょ。


同性の友達だって友達なのか親友なのか、こう線引きが難しいって思っているのに、、、こう、、何で恋人がポン!と出来て、その人が結婚相手になるなんて思うんでしょうね。


浅はかすぎる思考に、我ながら驚きです。

もちろん、間違ってはいない。

でも、この考えだとハードルが高すぎるんです。少しでも嫌なところが見えたらお終いだし、いい関係性を気づいていって初めて結婚まで辿り着くはずなのに・・・。


しかし、本当にそう信じていました。


なので、こんな感じで彼氏=結婚相手と強く信じて行動していました。

でもね、見る目が肥えてないのにこの方程式は無謀に近いんだって、、、(苦笑)




さて、間違いっぱなしの思考のまま、スタート〜!

この日は、アプリを3つダウンロード。

そうして、自分のプロフィール設定に必要な事項を確認しただけでギブアップ!


・・・だって、自撮りなんて写真の中に1枚もないわよ。

ノーメイクだし、友達との写真だって見てらんないし。

いや・・・そもそもかわいくないし・・・。ハードルたけぇ・・・。


まぁ、仕方ない。やらなくっちゃわからないじゃない!!

いいよ、ブスでもなんでも、内面は悪い子じゃないし、私。


誰とも会えなかったとしても、アプリがどんなものなのかだけでもしりたいじゃないっ!!

そう、それが目的よ。

自分を誤魔化しながら、心の中はバタバタ。


しかし、今からメイクをして頑張る気力もなく、

私はスマホを閉じて寝る準備をした。

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