少年と青年の狭間で

 いろいろともどかしいものを抱えた作者の素朴な疑問や違和感を綴ったエッセイです。
 共感できるものもあれば世代による断絶を感じるもの、社会経験による違いを感じるものと様々ですが、一人の若者の率直な思惟の軌跡をたどることで今までになかった視点を得たり、忘れていた様々な情動を思い出したりしてなかなか感慨深いです。