第八話 サーシャとの街巡り

 「おはよう、よく眠れた?」


 窓から差し込む朝日で目を覚まし、軽く身だしなみを整えてから一階に降りると、三角頭巾にエプロン姿で床を雑巾がけしているサーシャと遭遇した。


 「おはようサーシャ。こんな早くから起きて、仕事してるの?」


 「宿屋の朝は早いのよ。お客さんに汚い床を踏ませる訳にはいかないしね」


 言いながらサーシャは木製の桶に張った水に雑巾を浸し、力強くそれを絞る。勢いが強くてエプロンに滴が少し飛び散ったが、意に介さない。


 「折角降りてきたところ悪いけど、朝食はまだ支度が済んでいないわ。出来たら呼びに行くから、それまで部屋で待ってて」


 「え?ああ、うん。別にまだお腹は空いてないから良いけど」


 これは本当だった。昨日の夕食、確かヴァハ魚と言ったっけ。味も中々良かったし、腹持ちもするみたいだ。

 サーシャは言うべきことは言ったとばかりに、それきり僕から目を離して仕事を再開する。

 少々の素っ気なさを感じつつも身を翻して階段に足をかけた僕は、数段上がったところでやはり後ろ髪を引かれ、そっと振り返る。


 こちらを見ていたサーシャとぱっちり目が合った。


 一瞬の硬直。ハッと我に返ったサーシャが、慌てた素振りで床に目を落とし作業を続ける。

 その耳は、ほんのり朱に染まっていた。






 


 「お待たせ!」


 「あ、サーシャ……」


 朝食後、裏口でサーシャを待っていると、それ程時間を掛けることもなく彼女はやってきた。

 エプロンを外した下は昨夜と同じロングスカート。早朝の掃除のせいか更に汚れが目立つようになっていたが、着替える気は無いみたいだ。

 あるいは、衣服にも事欠く程厳しいのか。

 と、ぼんやりそんな事を考えていると……


 「あ、ごめんね。こんな汚い格好で……」


 僕の視線に気付いたのか、サーシャは申し訳なさそうに俯く。


 「えっ!? い、いや、そんなつもりで見たんじゃないんだ! ただ、明るいところで見るサーシャの顔って綺麗だなって! ほ、ほら、昨夜会った時はもう夜になってて暗かったし!」


 無遠慮な心中を見透かされた形の僕は、慌てて取り繕おうとしてつい変なセリフを口走ってしまう。

 大体、服装に関しては僕も人のことを言えない。マルヴァスさんから借りたローブも、その中の土で汚れた学生服も、もっと言えば汗の染み込んだ下着だってそのままだ。昨夜風呂には入れたとは言え、現代人の感覚からすれば不潔である。


 「綺麗って……もう! 何言ってるのよ!」


 サーシャは一瞬キョトンとした表情になったが、すぐに口をとがらせてそっぽを向いてしまう。ふざけていると思われたんだろうか。

 だが、恐る恐る良く顔色を伺ってみると、口元がニヤけているのが見て取れた。もしかして、満更でもない?


 「ほら! グズグズしていると日が暮れちゃうから! さっさと出かけましょう!」


 「う、うん。……って待って待って! 置いて行かないで!」


 言い終わらない内からサーシャはずんずん歩き出してしまう。僕は慌ててその背中を追うのだった。





「市場に行く前に、ちょっと寄りたいところがあるの」


 そう言われてサーシャに連れてこられたのは、城門前の大通りを挟んで反対側にある広場だった。

 敷地内はそこそこ広く、整然と花が植えられた花壇や、腰を落ち着ける為の長椅子や、遊具と思しき木製の馬の置物なんかが置いてある。奥の方では男の子が三人、手に木の棒を握ってちゃんばらごっこに興じていた。


 「ここってもしかして、公園?」


 「そっ。領主様がね、領民達の憩いの為にって設けて下さったの。ここ以外にもいくつかあるわよ」


 「へぇ~」


 サーシャは公園には足を踏み入れず、その入口の横に建ててある石像の前に立った。剣と盾をそれぞれ両手に持っている為、兵士の像かと思ったが、恰好はみすぼらしく、シャツと膝程の丈しか無い半ズボンに身を包み、ハンチング帽のような帽子を被っただけの、ちぐはぐな意匠だ。


 「サーシャ、これは……」


 何?、と訊こうとして隣を見ると、サーシャは目を閉じ、両手を合わせて静かに祈りを捧げていた。

 僕は邪魔をしてはならないと悟り、彼女に倣って像の前で手を合わせる。

 ふと下の方を見ると、そこに何やら文字が書かれている。

 予想はしていた事だが、やはり日本語だった。だから、僕にもその内容が分かった。




 『マグ・トレドの為に散った勇敢なる市民達をここに弔す。冥の女神リア・ライフィルの御名の下、安らかに眠らん事を』




 「………………」


 慰霊碑なのか。マグ・トレドの為に散った市民達と言うのは、やっぱり……。


 「父さんもね、ここに祀られているの。お墓は、違う場所だけどね」


 僕の心を読んだようにサーシャが言った。

 それから、気持ちを切り替えるように手を叩く。


 「さっ! これで野暮用は済んだわ! 付き合ってくれてありがとね、ナオル!」


 「いや、むしろこちらこそありがとう、だよ。こんな大切な場所を教えてくれたんだから。僕もサーシャのお父さんの為に祈れて良かった」


 「ナオル…………」


 サーシャが、少し潤んだ目で僕を見上げる。その口が何か言おうと動くが、言葉にはならなかった。




 「あーーーっ!!! サーシャーーー!!!」




 突然、舌足らずな大声が奥の方から飛んできたので驚いて目を向けると、ちゃんばらごっこで遊んでいた子供達がこちらに気付き、駆け寄って来るところだった。


 「おはよう。あんた達、今日も朝から元気ねぇ」


 サーシャは一瞬で表情を切り替えると、スカートに縋り付いてくる子供達の頭を優しく撫でる。


 「おう! おれはしょうらい、まち一番の剣士になるオトコだからな! 今日もこうして、子分相手にケイコしてたんだ!」


 三人の中では一番腕白そうな男の子が、親指で自分を指差しつつエヘン! と胸を反らす。


 「サーシャきいてよ~。カイル兄ぃ、ようしゃないんだよ~。さっきからずっと、ボコボコにされてるんだよ~」


 「だよ~」


 残る二人の内、面長で少し背が高い方がそう訴え、鼻水を垂らした丸顔の方がそれに相槌を打つ。本気で泣いたり怒ったりしているようではなく、むしろサーシャに甘えるような感じだ。

 この子達、サーシャの知り合いだったのか。しかも彼女の事を姉のように慕ってるんだな。


 「あんた達、またそんな事ばっかりやってるの? 少しはお家の人の手伝いでもしたら?」


 「やだよ。“そうじ”とか“せんたく”とか“おつかい”とか、そんなのつまんねーよ。オトコのやることじゃねぇし」


 「ワガママ言わないの。誰があんた達を食わせてくれると思ってるの? あんた達のご両親でしょう? 少しは恩返ししなよ」


 「そういうサーシャだって、しごとほったらかして遊んでるじゃん!」


 「私はこれでも仕事の最中なの。お客さんに街を案内しているところなんだから」


 「お客って、そっちのねーちゃんか?」


 カイルと呼ばれた子は、そう言って僕の方を指差す。試しに振り返ってみるが、後ろには誰も居ない。

 ああ、うん。分かってたよ。『ねーちゃん』って僕を見て言ってくれやがったんだね。


 「こら……! 人を、指っ……! 差さないの……! それ……! に、彼は男よ! お姉ちゃん……っ! じゃない!」

 

 サーシャが叱ってくれたが、その声は途切れ途切れで明らかに震えが混じっていた。

 笑いたいんですね、分かります。


 「オトコ~~~?」


 子供達の僕を見る目がたちまち胡散臭げなものに変わってゆく。

 一歩前に出てジロジロとこちらを値踏みしたカイルが、馬鹿にしたように唇の端を吊り上げ、歯を見せて嗤った。

 

 「……へっ! オンナみてーなツラしてんなにーちゃん! てゆーか、ホントにオトコか? ちゃんとアレ、付いてんのか?」


 「……心配してもらわなくても、僕は間違いなく男だよ」


 平常心平常心。子供の挑発には乗らない。


 「とても信じられねーな。オトコだってんなら、いっちょそれをしょうめいしてみろや!」


 「……どうやって?」


 「決まってらぁ!」


 カイルは背後を振り返ると、鼻水丸顔の子分が持っていた木の棒を引ったくり、こっちに向かって投げてきた。


 「えっ……!? うわっ!?」


 いきなりの事に、慌てた拍子に僕はそれを受け取ってしまう。

 それを見て、満足気にカイルは自分の木の棒を構えた。


 「オトコとオトコの“しんけんしょうぶ”だ!」


 「勝負って、まさかこれで……」


 「すきありーっ!」


 「ちょっ――!?」


 出し抜けにカイルが飛び掛かって来る。僕は咄嗟に木の棒を上げ、彼の一撃を受け止めた。

 

 「き、汚いぞ!?」


 「勝てばいーの! そりゃ! そりゃっ!」


 抗議を蹴飛ばし、彼は攻撃を続ける。最初こそ不意を衝かれて危なかったものの、やはり子供の力なだけあって受けるのは容易だった。


 「…………」


 「そりゃそりゃそりゃーっ! どうしたー!? そのていどかー!?」


 図に乗ったカイルが僕を嘲る。どうしよう……? 反撃、はダメだよなぁ……。言動には腹が立つとは言え、相手は年端も行かない子供なワケで……。

 仕方ない。ちょっとモヤモヤするけど、ここは彼に華を持たせよう。





 「――うわっ!?」


 しばらく斬り結んだ後、僕が持っていた木の棒がカイルに弾き飛ばされる。軽快な音を立てて地面を転がる木の棒を尻目に、僕は尻餅をついた。


 「ま、参った……! 君の勝ちだよ……っ!」


 ゼイゼイ、と肩で息をしてみせる。カイルの方も同じように息が上がっていた。


 「はぁ…! はぁ…!ははは……! なんだ、やっぱりよえーな! おまえなんかザコだ、ザーコ! このカイルさまに勝とうなんてひゃくねんはえーぜ!」


 「さすがカイル兄ぃ! おれたちの親分だぜ!」


 「だぜ~!」


 カイルが勝ち誇り、子分達が囃し立てる。む、むかつく……!

 が、そこへサーシャのデコピンが炸裂した。


 「いって~~~!! なにすんだよサーシャ!?」


 カイル達はおでこを抑え、涙目になりながら恨めしげにサーシャを睨む。ていうか、結構いい音したな、今のデコピン。


 「やり過ぎなのよ、あんた達! あんまり大人をからかうんじゃないの!」


 「なんだよ~! サーシャだって止めなかったくせに~! “どうざい”だ、“どうざい”!」


 「男たるもの、喧嘩くらいするでしょう! でも倒れた相手を見下して笑うのはどうなの? それが『街一番の剣士』のやる事?」


 「う……。そ、それは……」


 カイルは途端に口ごもる。しばらくそうやってサーシャと僕を見比べていたが……


 「わ、悪かったな。い、いい勝負だったぜ! お前もなかなか……いや、そこそこつよかった!」


 口を尖らせながらも、前言を撤回して僕を称えた(?)。


 「はい、よく出来ました! 偉いわよ~、カイル!」


 「う、うるせーよ! サーシャの顔を立ててやっただけだ! も、もう行くぞおまえら!」


 「あっ!カイル~! まってよ~!」


 「てよ~!」


 恥ずかしそうにカイルが駆け去り、子分の二人もそれを追いかけて公園から去っていった。そして、後には僕とサーシャだけが残される。

 僕は尻餅をついたまま、サーシャを見上げる。


 「優しいんだね、ナオルは」


 そう言って微笑みながら手を差し伸べる彼女の顔は、まるで慈母のようだった。








 


 市場はマグ・トレドの街の中心部で開かれていた。

 公園を後にした僕達は、その足ですぐさまそこへと向かったのだが……


 「食べ物とか雑貨とか、生活や商売に必要な物は全部ここで揃えてるの」


 「へぇ、だからこんなに……っ! 混んで、いるんだね……!」


 サーシャの言葉を反映するように、入り口の辺りからもう人がごった返していて、一歩進むだけでも一苦労だ。

 他にも、市場全体を覆うほどの生臭い臭いも漂っており、人々が放つ熱気と合わさって何とも言えぬ不快感が全身にまとわりついてくる。

 こみ上げる吐き気をこらえながら満員電車で通勤しているサラリーマンの気持ちになっていると、不意に左手が誰かに掴まれた。


 「えっ……?」


 「はぐれたら大変だからね」


 前を行くサーシャがこちらを振り返ってニコリと微笑む。返事を返す間もなく、そのままグイグイと僕は引っ張られてゆく。

 姉さん、と心の中で呟く。小さい頃、人混みの中をこうして手を引かれて歩いた記憶が鮮明に蘇る。先程の子供達とのやり取りも相まって、サーシャの言葉と後ろ姿が姉さんと重なって見えた。


 「ようサーシャじゃないか! 今日もウチの魚買いに来たのかい!?」


 陽気な掛け声で我に返る。サーシャの背中で占められていた視界に、モヤが晴れるような感覚で屋台が現れた。屋根からはいくつか干物が吊るしてあり、台上に置かれてある藁で編んだかごの中には、新鮮味溢れる艶艶しい生魚が沢山載せられていた。

 声の主はその奥に腰掛けた、ちょび髭に額に鉢巻きという出で立ちのおじさんだった。


 「こんにちわ、おじさん。残念だけど今日は買い物じゃないのよ。こないだの分でまだ事足りるからね」


 「あれ? まだ残ってるのか? 流石にそろそろ腐っちまう頃だぞ」


 「ご心配なく。“硝氷”もいくらか残ってるからあと二、三日は平気よ」


 「ならいいが。他のはともかくヴァハ魚は早めに食っちまえよ。折角仕入れたのに、食わずに捨てられたらたまらねぇ」


 「それは大丈夫。ちゃんと昨夜お客さんに振る舞ったから」


 「……“硝氷”?」


 僕は小声でサーシャに尋ねた。


 「ああ、ナオルは知らないのね。アカリア川の深瀬にね、“クァン・サーペント”って大きな蛇が住んでるんだけど、そいつの皮が氷を生むの。時々村の方からも売りに出されるんだけど、領主様が以前生け捕りにさせたのを館でお育てになってて、私達に安い値でその氷をお与え下さってるのよ」


 「ふ~ん」


 この世界って、蛇から氷が取れるんだ。そして領主が養殖みたいな事をしてて、半ば専売になっている、と。

 心の中で想像を巡らせていると、ふと店主と目が合った。


 「お客って、もしかして後ろの嬢ちゃんの事かい?」


 出し抜けにとんでもない事を言ってくれる店主。追い打ちのようにサーシャが吹き出したのを見て、今度こそ僕の頭に血が上った。


 「ぼ、僕は女じゃありません! 男です!!」


 「え!? こ、こりゃすまねぇ! 全然野郎にゃ見えなかったもんだからつい……」


 「そんなにですか!? そんなに、僕は男らしく見えませんか!!?」


 「い、いや、そういうワケじゃねぇんだが……」


 「じゃあどういうワケなんですか!?」


 食って掛かる僕と、しどろもどろの店主。みっともないやり取りは、見かねたサーシャが仲介に入るまでしばらく続いた…………。










 「はぁ…………」


 自己嫌悪。市場の中央にある広場に設けられた長椅子に座り、僕は深々と後悔の溜息を吐いた。

 昨日の城門の時だって、今日の公園の時だってガマン出来たのに、どうしてさっきはキレてしまったんだろう……。相手だって悪気があったんじゃない。それは分かっていたのに、あんな風にあげつらって。店主にも、サーシャにも迷惑をかけてしまった。

 人混みと臭気のせいで、自分でも分からないくらい気が滅入っていたのだろうか?それとも、カイル達に馬鹿にされた事がまだ心の何処かで燻っていたのだろうか?サーシャがたしなめてくれなかったらどこまでエスカレートしたことか。


 「……………………」

 

 僕は虚ろな思いで市場に群れる人々を眺める。そのサーシャは「ちょっとここで待ってて。」と言い残して、ひとりで再びあの中へ入っていってしまった。

 なんだか、悪さをした罰として置いてきぼりにされた子供になったような気分だ。

 そう言えば、小さい頃の僕はよくこんな風に荒れていたような気がする。それで、騒ぎを起こす度に兄さんや姉さんが取りなしてくれて、でもその後たっぷり叱られて……。

 ……いけない。


 「……魚介を扱ってるとこ多いなぁ、だからこんな生臭いのか」


 めんどくさい思考を切り替えようと、気付いた事を適当に口に出してみる。言ってみてから「そうか」と自分で納得する。

 

 「川が近いからかな。漁村もあるってサーシャ言ってたし。きっと沢山採れるんだろうな」


 戦争で畑が荒らされたから、野菜とか果物とか穀物の栽培にはまだ厳しいんだろう。それでも、漁業は廃れていないから食う分には困らない。


 「他の都市に輸出とかもしてるのかな?でも魚って腐りやすいし、どうなんだろう?冷凍庫なんて無いだろうし。“硝氷”って言うのがあるみたいだけど、蛇の皮から得られる量なんて限られてるだろうし、かと言って他に氷を作る技術すらあるかどうか。あ、でも塩でシメれば少しは…………」





 「やかましいんだよ、テメェ!!!」




 背後から大音声が響き渡り、僕はビクリと身体を震わせる。まさか、僕の独り言が誰かの気に障ってしまったのだろうか?と考えつつ恐る恐る振り返る。


 「……あれ?」


 どうやら違うようだった。少し離れた先で、鎧姿の大男がこちらに背を向けていた。さっきの怒号を上げたのは多分あの人だろう。

 大男は肩で息をしている。髪は伸び放題で、鎧もよく見ると所々が破損していた。正規の兵隊じゃない事は一目瞭然だ。


 「………………………………」


 関わるべきではない。頭では分かっていたけど、僅差で好奇心の方が勝った。

 僕は椅子から立ち上がると、大男の見下ろす先に目をやった。


 みすぼらしい服を着た子供がひとり、地面に尻餅をついていた。ブルブルと身体は震え、見上げる目はまるで怪物を見るかのようで…………。


 「……えっ!?」


 怪物。そう、怪物だ。

 『ソイツ』は、人間の子供じゃなかった。

 青黒い肌、尖った耳、毛髪のない頭部。白く濁った瞳のない目。

 地面にへたり込み、怯えた様子で大男を見上げる『ソイツ』は、まるで…………





 「……ゴブリン?」




 そう、漫画やゲーム等でよく見るあの弱小モンスター。ゴブリンそのままの容姿をしていたのだ――――。

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