狂おしく

雪見 白雪

第1話痛い

朝教室に入り引き出しを開けた

机の中は泥だらけ

顔色を変えない様にそっと閉めた

床に土が落ちた

数人の男子の笑い声が聞こえた

負けたく無い


そんな事なをされた理由は、

学校で泣いたことの無い私の泣き顔が見たい

それだけ、


教室がグレーに濁っていく

笑っている男子より

ほくそ笑んでる女の子達の視線を体中で感じる


廊下をボート1人で歩いた

近くまで来たクラスの男子がいきなり

お腹に思い切りパンチをして走って行った


私は

うずくまり

吐きそうなのも泣きそうなのも我慢したそのまま横に力なく倒れた


先生が駆け寄り保健室へ


気がつくとベットの上

不思議とグレーの混沌とした空気はなく

紫っピンクが混ざった様な優しい空気をかんじた


パチンと男がして男の子のすすり泣く声がした

私は除き込んだアキラが母親に平手打ちされていた

私はホワッとした気分になった


アキラでよかった

知ってた

アキラが私を好きな事

私もアキラが好きだった


泣き顔が見たい

アキラが言った事

泣かない私

痛いのは私じゃない

アキラだ

大丈夫

アキラ

私、アキラを守るよ

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