間章

出逢い

 財部たからべ左門さもんは釣り合わない。それが何であれ、相手が誰であれ。

 思い浮かべるのは質素で飾り気のない天秤だ。

 垂直の軸とそれに交わる水平の棒。バランスの悪い十字架の両端からは三本ずつ鎖が伸びていて、鉄製の皿がぶら下がっている。目盛の類はついていなくて、右と左が均衡することを確認する以外に使い道のない無機質な器具。

 左の皿の上には、無愛想な俺がうずくまっている。

 右に載るものは、その時によってさまざまだ。

 例えば開帝。

 優秀な人間しか集まらないこの学園に通うことは、俺には分不相応なことだった。学力が特別いいわけでもなく、芸術や文学に特技があるわけでもない。スポーツは多少できても、俺の代わりになるような人間はいくらでもいた。ついでに素行だってよくはない。表に出ていることだけでも、だ。

 俺が開帝に入学できたのは、単に家柄が理由だった。

 その家にしてもだ。

 財部の家はかつてのとある豪族の直系で、家業にしている製鉄業で成した莫大な富と権力を有している。局所的ではあるけれど、その地方ではかなりの影響力があって政治家や銀行とも関係が深い。俺自身の耳には入らないようにしていたみたいだけど、開帝への入学に際して相応の口利きがあったのは間違いなかった。それくらい、なんでもないことだから。

 俺のような、技術も才能もそれに熱意もない人間がどうして財部家に生まれてきてしまったのかはよくわからなかった。この家に必要なのはそれら全てを持っている親父の様な人間だ。彼を見ていればわかる。俺はそのうち財部から必要なくなる。十分に素質を兼ね備えた弟だっている。俺はそのうち財部から必要なくなる。

 だから俺にとって、実家はあまり居心地の良い場所ではなかった。いつだって萎縮していて、迷惑をかけないように振る舞うことだけに脳のリソースを費やしていたように思う。何かを教わるたびに、自身の無能さに酷く震えた。それらは通っていた学校では他の誰もできない様なことだったけれど、俺だけはできなくちゃいけないことだった。俺は財部左門だからだ。

 開帝学園高等部への入学を不本意に思いながらも受け入れたのは、家を出る口実として都合が良かったから。もしかしたら家の方こそ俺を遠ざけるために苦心した結果だったのかもしれないけれど、その辺りはもうどちらでも良いことだった。

 生まれた環境とも、そこから逃げ込んだ先とも、財部左門は釣り合わない。

 ガタン、と天秤が大きく傾く。

 皿に乗った俺の軽くてちっぽけな命は容易に持ち上がって、はるか高く遠いところから周りの世界を俯瞰ふかんするように眺めていた。

 例えば級友。

 家から物理的に距離の離れたこの学園は、自分を単なる生徒の一人として扱ってもらえる点で居場所としては最適だった。それ以上のことは何も求めなかった。そこにいるだけで良ければ、ここはこれまでで一番正しい環境に思えた。

 だから俺はとにかく静かに暮らしたかった。

 誰にも声を掛けられたくはなかったし、誰とも関係を持つつもりはなかった。だけど他の多くの学友はそんな風には思っていなかったらしい。

 知らない人間に会話を求められるたび、言葉を遮って断りを入れたくなる衝動を抑えた。

 俺はお前達とは違うと言いたかった。

 才能を認められてここにきた人間じゃないんだと叫びたかった。

 こんな場違いなところにいるのは、落伍者らくごしゃだからなのだと知らしめたかった。

 まるで友人であるかのように俺を扱う人間の誰とも、財部左門は釣り合わない。

 色波いろは真智まちは、その中でたった一人の例外的な人物だった。あいつはまるでなんでも知っているような顔で近づいてきて、俺がここにいる資格がないことをさも面白そうに笑ってみせた。

 真智の前では俺は俺のままでいい様な気がした。見破られていたから何を隠すこともできなかっただけなのだけど、それは他の人間といるよりは多少気が楽だった。会話が成立していたのは、それだけの理由だ。

 真智とだって、当然俺は釣り合わない。

 あいつはあんな振る舞いだけど、クラスではダントツで成績がいい。学年でも三本の指には余裕で入るはずだ。優秀な開帝の中でも飛び抜けていたのが、例外たる所以だった。

 俺がそばで何をしようが、影響したりしないから。

 天秤の端で俺がどんなに暴れても、色波真智の載る皿は微動だにしない、から。

 おまけにお喋りで情報通な真智は周りにいるたった一人の人間としてはすこぶる都合が良かった。都合が良かったから、無理やり関わろうとするクラスメイトの中でもあいつだけは邪険にすることがなかった。

 俺の学園生活はそれで全てだった。狭く薄い関係性の円環で、完結していた。

 あとは静かに、目立たぬように、あらゆるものを諦めながら学業に励む振りさえ見せれば、それで良かったはずだった。


 財部左門は釣り合わない。それが何であれ、相手が誰であれ。

 人生に見切りをつけた心が淡白な開帝での日々にも慣れて、実家から離れたことによる歪な居心地の良さすら感じられるようになっていた時期。

 俺が逆巻さかまき紗香那さかなと出会ったのは、そんなある日のことだった。




 ******




「たっく、めんどくせぇ」

 俺は職員室からとってきた鍵束を指でクルクルと回しながら、割り当てられた仕事の愚痴をこぼしつつ特別教室棟三階の廊下を歩いていた。

 学園には学び舎であることとは別に共同生活の場という側面もある。生徒の一人一人が何かしらの役割を持って奉仕活動を行うのは、だから当然のことなのだそうだ。そのこと自体に異論はないけど、よりにもよって俺が図書委員というのはどう考えたって柄じゃないだろうに。

 はぁ、と大きなため息を吐いた。

 入学をしてすぐの頃、風邪をひいて授業をサボ――休んだその日に、委員会の分担が決定されたのは俺にとって不運なことだった。仕事が地味な図書委員は誰もやりたがる人間がいなくて、欠員だった俺が自動的に割り当てられたらしい。

 国語の評価は常にC、本なんて漫画ですら読むことのない俺を、天の神様はどうしても図書室に連れて行きたかったのだろうか。いい迷惑だ。

 少しだけまだ距離のある目的地を見据えて、それから俺は窓の方へ視線を逸らした。最近は日が高くなってきてはいるけれど、この時間ともなればそろそろ日没が近づいている。確か、マジックアワーとか言うんだったか。赤と青、二つの勢力が広大な空の覇権を巡って互いに侵食し合っている様に見えた。

 図書委員の仕事自体は大したことじゃない。こうして下校時間ギリギリに、部屋の鍵を持って行って閉めるだけ。本来は本の貸し出しなんかも業務には含まれているけど、委員がいない場合には必要事項を台帳に記入するだけで本が持ち出しできるから、もっぱら俺はそれを活用してもらうことにしていた。

 人が嫌がるのは、結局のところこの時間に施錠をしなければいけないという一点がただただ面倒くさいからなのだろう。帰宅もできず。部活にだって支障がでる。

 こんなこと常駐の司書とかにやらせればいいのに、という意見が聞こえてくるのも当然だった。思えば、そんな人間は見たことがないけど。

 最終下校時間の十五分前を知らせるチャイムが頭上でうるさく鳴り響いている。タイミングはちょうど良かった。俺はたどり着いた図書室の扉に手をかける。

 部屋の中は静かだった。それは造られた静寂だ。読書をする人の邪魔にならないように、自習をする人の妨げにならないように、誰も声を発さない。呼吸にさえ気を遣わなければならないと錯覚させられるほど、張り詰めた空気に満ちている。校舎の中でも少し異質な空間だった。いつもここに入るのは、少し緊張する。

 部屋を出る生徒数人とすれ違った。この調子で、すぐにこの部屋は空っぽになるだろう。

 それを確認して、鍵を閉め。鍵を返して、帰るだけ。

 俺は誰とも目を合わせないように部屋の前方にあるカウンターの座席に座り、手の届くところにある返却された本をパラパラとめくって時間を潰した。何回目かの、いつもの通りに。


 …………………………。


 十分経った。

 半分ほどを分厚い遮光カーテンに遮られた窓の向こうでは、燃えるように赤い西日が最後の輝きを放っている。それを眩しく思いながら、俺は立ち上がってカウンターから部屋全体を見渡した。

 中程の机の上に、数冊の本が散らばっている。棚に戻していくのを誰かが忘れたのか、それとも故意か。どうせ片付けるのは俺じゃないから、怒りは湧かなかった。

 それだけ――いや、どうやらそうじゃない。

 ここから一番離れた最後列の席に、机に突っ伏す様にして動かない人影があった。ここからではよくわからないけれど、居眠りでもしているのだろうか。

 厄介だった。この仕事の唯一マシなことは、人と関わらなくていいという一点だったのに。

 帰宅時間は迫っているし、何よりこのままでは俺がこの部屋を去ることができないので、近くまで寄って声をかけるしかなかった。何度目かのため息をつきながらカウンターを回る。

 多分、俺は苛立っていたように思う。

 歩きながらできるだけ強い言葉を探していたし、顔が見えるところまで来たらそれをぶつけるつもりでもいた。今思えばどうしてそんなに焦っていたのだろうか。


 そうして近づいた最奥の長机の向こう側で、

 俺は静かに寝息を立てる天使を見つけた。


 言葉を見失ったのは、きっと眩しい日差しのせいじゃない。

 可愛いとか、綺麗とか、ありきたりな言葉が儚い泡のように一瞬頭に浮かんですぐに壊れた。そんなものでは足りないことは初めからわかっていたからだ。表現し切ろうとすることがひどく愚かで汚らしい行為に思えた。

 直視できないのに目を離すこともできない。激しい誘惑の全てが、恐ろしく残虐な罠。

 そこまでわかっているのに抗うことは不可能で、自然と体が吸い寄せられていくのを感じた。身を任せてはいけない官能に支配されて、俺は天使の寝床に体を寄せた。

 細くしなやかで真っ白な両腕を枕にして、キラキラと光の粒が散らされた髪がかすかな風でふわふわと揺れている。

 横に倒れた顔からは表情を読み取ることはできない。それなのに不思議と泣きそうになるような強い感情を想起させた。強く胸を押さえていなければ叫び出してしまいそうだ。

 整った鼻筋を中心に揃えられたそれぞれのパーツは、まるで黄金比によって配置されているかのように思える。自然物としては違和感があり、人造と言われれば調和が取れすぎていて、それはもっと崇高な何かの意思が介在している様だった。

 もしかしたら俺は奇跡を目の当たりにしているのかもしれない。

 艶のある真っ赤な唇に目を奪われる。

 少しの間、呼吸を忘れた。

 心臓だって、止まっていてもおかしくなかった。

 閉じられた瞼の向こうの瞳を想像するだけで、激しい衝動が自身の奥底から湧き上がるのを感じる。こんなことは初めてだった。

 知らない自分を、自我を自覚する。

 天使に、この手で触れたくて堪らなかった。

 俺の震える指が、腕が、体が彼女にゆっくりと近づく。

 なぜなのか、はもう考えていない。ただジリジリと歩み寄る。

 そうだ、俺は図書委員だった。彼女を起こさなくちゃいけない。

 起こすだけ、そのために彼女に手を伸ばす。

 オコスダケ。ソノタメ。

 オコスダケ。

 醜い化け物に変わり果てた自分から目を逸らすために、俺の視線は彼女の全てを睨め回す。

 なんてことはない、ただ、オコスダケ。

 そうして俺の手が彼女に接触を果たす寸前、


 視界の端で天使の指先がピクリと蠢いた。


 …………。

「あれ、私もしかして寝てた……、のかな。わ、すごい時間」

 かちゃかちゃと、文房具やノートを鞄に詰め込む音が聞こえてくる。どうやら自習をしていたらしく、本を手元に置いている様子はなかった。

 俺は慌ただしい物音にただただ耳を澄ませた。

 飛び込んで隠れた机の下で、荒い呼吸を必死に殺しながら、だ。

 ここからは彼女の足元しか見えなかった。開帝の女子の間では内履きでもローファーを選ぶのが主流で、天使もその例に漏れず硬い靴音が床を叩いている。

 焦っているのか、何度かものを机の上に落とすような音が聞こえてくる。ペンや消しゴムだろうか。その都度、肝が冷えた。もし何かの間違いでそれが床にまで落ちたとしたら、拾うために彼女が屈みでもしたら、俺は簡単に見つかってしまう。

 どんな言葉で言い訳をすればいいのか、見当もつかなかった。検討もしなかった。

 俺にできるのは祈り続けることだけだ。

 彼女がこの部屋を出るまで、存在を消し去っていられることを。

「よし、忘れ物なしっと」

 カッ、カッ、カッ、と小気味いい音が近づいてくる。

「あれ?」

 図書室を出るために歩き始めたのであろう彼女の靴が、キュっと高い音を立てて止まった。

 俺の――で。

「…………!」

 声を上げなかった自分を褒めたかった。口を両手で押さえて堪えた。

 そうしてものすごく長い一瞬を、俺は体験する。

 微動だにすることもできず、音を立てることもできず、じっと彼女のローファーを見つめるだけ。いや、見つめていることすら本当は怖かった。額の汗が床に落ちる。

 たくさんのことが頭を巡ったけれど、そのどれもが全て尽く無駄なことだった。俺という人間はここにはいないのだと、自分自身に言い聞かせることがたった一つの正解に思えた。

 一瞬が終わる。

「図書委員の人、いないのかな?」

 靴音が遠ざかる。遠ざかる。耳を研ぎ澄ませて、気配を追いかけた。

 決して見失うわけにはいかないから。

 やがて、ひどく頼りないささやかな音が、この部屋の出入り口が開閉したことを俺に教えてくれた。

 今度こそ、空っぽになったはずだ。ぜぇぜぇと熱い息を吐き出す俺を残して。

 机の下から這いずるように体を出して、椅子の一つに腰掛けた。全ての体重をそこに預けて、仰ぐように天井を見つめる。

 呼吸が少し落ち着くのを待ってから、握る手のひらに力を入れすぎて形がひしゃげてしまったノートを指から強引に剥がして机に広げた。

 それは天使が目を覚ます寸前、とっさに拾い上げた彼女の自習帳。

 表紙にはイメージ通りの綺麗な文字で名前が書いてある。


 ―― 一年B組 逆巻紗香那。


 同じクラスにあんな生徒がいただろうか。見覚えはなかった。とはいえ、他人に興味を持たないように生活をしている俺には、顔を見たことのないクラスメイトがいたってちっともおかしくはなかった。実際、顔と名前の一致している人間なんて片手で数えられる程度だ。

「逆巻紗香那。……紗香那。……紗香那」

 呟くように、何度か彼女の名前を反芻する。

 紗香那、それがあの天使の名前。

 心臓の高鳴りが、今も止まなかった。

 この衝動はきっと失われることはないのだと予感が告げている。


 天使が欲しい、とそう思った。

 どうしたら手に入るだろうか、と考えた。


 財部左門は釣り合わない。

 当然、逆巻紗香那とも釣り合わない。

 釣り合わないものを欲しいと思うことなどこれまで一度もなかった。

 だって釣り合わないのだから。諦めることだけが取れる唯一の選択肢だった。

 そうやってこれまでうまくやってきたはずだ。

 欲しがりさえしなければ、居場所ができた。

 欲しがりさえしなければ、話し相手もできた。

 財部左門が、ここで間違えるはずはない。

 そのはずなのに、

 俺は、彼女が欲しくて堪らない。

 欲しくて欲しくて堪らない。


 思い浮かべるのは質素で飾り気のない天秤だ。

 垂直の軸とそれに交わる水平の棒。バランスの悪い十字架の両端からは三本ずつ鎖が伸びていて、鉄製の皿がぶら下がっている。目盛の類はついていなくて、右と左が均衡することを確認する以外に使い道のない無機質な器具。

 左の皿の上には、無愛想な俺がうずくまっている。

 右の皿に、天使を乗せた。


 音を立てて、俺の乗る皿が勢いよく持ち上がる。

 釣り合わない。だめだ。釣り合わない。わかっていた。

 諦めろ。そう唱えた。

 諦めろ。そう願った。

 あんなに美しい彼女の全てを俺が得られる道理などどこにもないのだから。

 ――でも、全てでないのなら?


 俺は天使を二つに割った。

 天秤が傾げる。釣り合わない。わかっていた。

 だけど、だけど、

 だけど、さっきの方が勢いがあった気がした。


 俺は天使をもう二つに分けた。

 彼女を乗せた皿がノロノロと沈んでいく。

 不安定で歪な姿勢を作り、天秤は静止する。

 皿は底に、ついてはいなかった。


 丁寧に天使を切り分けて、ゆっくりと皿に戻した。

 左の皿の上から、彼女の整った顔立ちが見える。

 俺たちは真っ直ぐで安定した大地に立つように、水平に並んでいる。

 それは財部左門と、逆巻紗香那が釣り合ったことを示していた。


 右の皿の上に残ったのは、彼女の首から上だけ。

 俺が天使に求められるのは、それだけだった。


「は、はは」

 口から聞いたことのない笑いが溢れた。

 こんなことでよかったなんて、

 こんなに簡単なことでよかったなんて、

 全身から力が抜けていく。

「紗香那……」

 彼女の名前を呼んだ。

 それは俺の他には誰もいない、空虚な図書室の宙を静かに漂った。

 酷使しすぎた頭が、ぼんやりとこれからのことを考えている。

 必要なことはそれほど多くなかった。

 道具はどうにかなるだろう。

 初めて家業に感謝した。こんな日が来るとは夢にも思わなかったけれど。

 それから場所。思い当たるところがあった。

 日頃から、人気のないところを求めて彷徨っていた自分の悪運の強さに救われる。

 不確定要素は、だから自分の無能さだけだった。

 俺にうまくやれるのだろうか。

 失敗をして、天使を台無しにしてしまうのではないだろうか。

 指先が震えている。恐怖に臆している。

 今のままじゃだめだ。こんな俺じゃだめだ。

 練習が、必要だ。




 ******




「一年B組の財部左門くんね。少し時間を頂けないかしら。昨日の練習試合を見たわ。開帝ナインの未来を担う豪腕スラッガーに、箔がついてしまう前にインタビューをしておきたいの。きっとあなたは大成する。それを今のうちから追って行けたら、素敵なことだと思うのよ」

「……いいですけど、教室だと恥ずかしいので人のいないところでもいいですか?」

「もちろん構わないわよ。私は三年の小袖咲依。これからよろしくね、財部くん」

 ――案外すぐに、その時はきた。


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