第2話 発見

 夏ともなると高原の避暑地には大勢の人々が押し掛けた。不定期に見知らぬ人々が出入するから、誰が本当に行方不明なのか判別するのは難しかったが、例年よりははるかに多い人々の訴えがあった。

 脱獄囚セルファチーの為にいつもはしない緻密な捜索が行われると、ボチボチと家出人や駆け落ち、ふらりと家を出た人々の確認が取れて、本当に行方が分からない人間が浮かび上がる。彼らの姿が最後に見られた場所もだ。

 その情報は直ちに茜府にもたらされ、特別捜索班19ディズヌフにも届いた。

「ようやくセルファチーに関する有力な情報が得られたぞ」

 確認の為に捜査官を避暑地に送るとさらに詳細な報告が届き、トゥーサンは班員を集めた。

 負傷者と交代で新たに入った顔も見慣れた顔もある。隅には仔羊の被り物のダンテも居る。目立たないようにしているつもりなのだろうが目立ちまくっている。

「一番多く行方不明者が見られたのはエン=プタンの街だ」

「あの辺で一番大きな街やんか、そら多いわ」

 ヒクマト・ムザリがいつまで経っても直らない田舎訛りで反論した。世代を経て薄くはなっていたが、彼女の先祖が褐色の肌をしていたことは顔立ちからも判別出来る。

「そういうな、地元も頑張ったしカジミール達も確認したんだ」

「せやろねー」

「それで?」

 ヒクマトを睨みつけてティボーが先を促した。

 厳つく猪の首で長身の知恵が回らなそうな風貌に反して、班長は頭が切れる人物であることを皆が承知している。

 報告では容疑者の候補者中で唯一の医師が、最近そう遠くない村に診療所を開いていた。ヴァンサン・デュソーと名乗っていたが、大きな街があるのに過疎の村にわざわざ診療所を開くというのもおかしな話ではある。騎獣や転移が出来れなければ直ぐに移動は難しい距離だ。

「調べが早くない?」

 疑問を呈したのはジョアンナだ。

「あそこは昔セルファチーの隠れ家の一つがあった所だ。セルファチーが脱獄して、そこに行方不明者が多いと地元で噂になった。空気がピリピリしてる上、避暑客が引き始めてるらしい。避暑地で喰ってるからな。死活問題だ」

「なんでやろな、ヘナロもそっちに向かってんで」

 ヒクマトはアルファーロを担当していた。

「確かか?」

「やで。前から継ぎ接ぎに正義の処罰を受けさせるて、捜してた風もあるしな。犯罪者は犯罪者に捜させんのがやっぱ一番やな」

 今現在足取りを追っているのはエリクとジャンピエロだ。報告を終えたらフレデリークと共に再合流する予定だった。

「どうも奴にはツレがおるみたいや」

「ツレ?奴にか?」

「ヘナロの拷問には関わってへんけど追手を返討ちにする時は二人で居るらしいねん。捜査官の遺体調べても分かる。ヘナロだけやないて」

「人物の特徴は掴んでるか?」

「滅法強いいうことだけや」

「それだけじゃあな…」

「そもそもが何でケルク・ジュール監獄が襲われたのかも分からへん。騒ぎ起こすんが目的か、目当ての囚人がおったんか」

「それは別の班が調べてる」

「…まあええわ。うちは会議が終わったらその足で出るで」

「腕輪は受取ったか?」

 トロザや転移封じが施されている大都市で転移を可能にする腕輪だ。それだけに管理は厳重で一々申請が必要とされる。ヒクマトは腕を上げて銀の腕輪を見せた。

「ヘナロ・アルファーロの捜索は任せるから必要な物があれば言え。ただし報告は怠るなよ」

「了解、それはもう行ってもええってことなん?」

「行け。合流して一日も早く捕まえて来い」

「あいよ、ほんなら行くわ。フレデリーク」

「はい」

 快活な返事があってフレデリークが続いた。


 おかしかろうと何だろうと村人は診療所が開いて大喜びだった。

 地図上でそう遠くないとはいえ、街までは小さな山を越えて行かねばならない。転移魔法や空を行く騎獣を使えねば、人間の前に壁となって立ち塞がるのだ。辺鄙な田舎に追いやられるのは魔力が乏しい貧しい者達と相場が決まっている。街を選ぶ医師達には自然と蔑ろにされて、大金を積まねば往診してくれはしない。

 長患いしていた村長を治すのを目の当たりにしてから、村の子供であるジョゼフはすっかり診療所のデュソー医師に心酔してしまい、二日と上げず診療所に通っていた。

 将来医者になるのだと家族や近所の人々に宣言し、デュソーの手伝いがしたいと診療所の清掃や医師の使い走りに精を出すが、ジョゼフはまだ九歳で読み書きも充分に出来なかったから、姉には先生の邪魔になるだけだと意地悪く言われていた。

「気持ちは解かるけどあんたは父ちゃんや母ちゃんの手伝いの方が先よ」

 と、兎角女は現実に囚われて夢がない。これは村の爺ちゃんの受け売りだった。

 姉の言葉にへこたれずその日も村の老人に薬を届けて、ジョゼフはそのまま帰りなさい告げられていたのにも関わらず、もっと医師の役に立ちたくて診療所に戻った。

 伝染病が流行った時の為に診療所は村外れの持ち主のいなくなった農場が改装された。広いし地下室も二部屋あるという。広い庭では看護師のテレザが向日葵や芥子の花を育てている。

 そして診療所までもう一息の距離でジョゼフは叫び声を聞いた。

「止めて、お願い許して!」

 若い男の声だったが口調に女っぽさがあった。村では聞いたことがない声だ。

 治療中叫び声を上げるのを聞いたことはあったが、それとは全く質が違う。命の危険を感じている。

「痛いよ、止めてぇ⁉」

 物が壊れる音が響く、山で怪我をした人が運ばれて来たのかもしれない。もしかして痛みで暴れているのかも、ジョゼフは走った。そして勢い良く診療所の扉を開けると、白髪で血色が悪い赤い瞳の青年が血塗れで取押えられたところだった。時折姿を見かける先生の友達が、上にのしかかって動けないように押さえていた。治療にしては乱暴に感じるのはジョゼフが子供だからだろうか。

「あんた、何やってんだ⁉」

 ちっ、と先生の友達は舌打ちしたが抑える力は緩めなかった。

「助けて⁉人を呼んで来て⁉」

 必死に束縛を解こうとしながら白髪の青年は訴えた。

「その人怪我してるじゃないか。先生はどうしたんだ。先生に言いつけてやる!」

「私はここだよ」

 少年の背後から医師は告げた。

「先生⁉」

「うるさい」

 ジョゼフは口を強く掴まれて持ち上げられた。痛くて腕を掴んで藻掻くがびくともしない。顔形は同じなのにまるで別人のような禍々しさで、目の色が一変している。

「鬱陶しいガキだと思っていたがここまでとはな。テレザ!」

 デュソーは看護師を呼んだ。

 ジョゼフは痛みと恐怖と信じられない思いで医師を見詰めた。

「はい先生」

 元気の良い返事があって別室からにこやかに評判の美人看護師が姿を現した。

(助けて!)

 口元を強く掴まれているから声を出せず願った。しかしテレザは部屋の光景を目にしてもにこやかな表情を崩さなかった。

「このガキを始末しておけ」

 乱暴に放り投げられたのを逃げられないように素早く捕まえる。ジョゼフは痛みで逃げるどころではなかったが。

「何処か使いますか?」

「そばかすはあるし元気盛りのガキは生傷ばかりだ。しかも瞳も平凡な茶色ときてる。使う場所なぞ何処にもない」

 苛立たし気に吐き捨てた。

「承知しました」

「それよりそのアルビノだ。アラン、皮膚も使いたいんだそれ以上は傷付けないようにしろ」

「はい先生」

 青年に猿ぐつわを噛ませると軽々と担いでテレザが出て来た部屋に入る。そこには診療器具と地下室に続く階段があった。

 幼いジョゼフには事態の展開に理解が追い付かない。いやしかし大人でもどうだろう。

「残念ねジョゼフ。いい子だったのにね」

 朗らかな笑顔だ。

「テレザ…」

 呆然とテレザの笑顔を見ていると彼女の両手が頭の両側に置かれた。

「嘘だよね…」

 何かの間違いだと言って欲しかった。

 コキッと骨の折れる音がしてジョゼフの頭が後ろに回った。

 窓辺で覗いていたソランジュは声を出さないように自分の口を押えてその場にへたり込んだ。それが彼女に出来る精一杯だった。瞳にしたものが信じられなくて足だけじゃない全身が震えている。

 家の手伝いをさぼるジョゼフを探しに来たソランジュは、叫び声に裏から診療所の窓を覗き込んだ。

 血塗れの白髪の青年が闇雲にアランの手から逃れようと暴れて叫んでいた。その場には楽しそうな表情のデュソー医師もいたが、弟が診療所に飛び込んで来ると顔色を変えた。

 村の誰もが尊敬する先生といつもにこやかな看護師さん。

 その仮面が剥がれた。

(誰か…、父ちゃんや母ちゃんに報せないと…)

 だが足に力が入らない。立とうとしてもガクガクするだけだ。ここにいては危ないと分かっていてもどうしようもない。ソランジュは自分が泣いていたのも知らなかった。

「ソランジュ」

 明るいが不吉な声が彼女を呼んだ。

「見ちゃったんだ」

 にこりとテレザは笑った。

 ソランジュは転移魔法を使った。



 会議でそれぞれの分担配置を決めると家に帰る前にトゥーサンは恋人の部屋に寄った。

 金髪碧眼の男が夢に見るような美人に告白された時には揶揄われているのかと疑ったが、美女の魅力には逆らえなかった。揶揄われた訳ではないと分かってホッとしてからはバラ色の時間が続いていた。

 ふ、とある人物に感じるモノがあった。

 職業柄不審人物は美人であろうと見分けがつく。アパートメントの前で人待ち顔で立っている少女に違和感を感じたのだ。歳の頃はイヴェットより一、二歳年上だろうか。可愛らしいのに底意地の悪さを感じさせる。

「おい、そこの君」

 多くの人にとっては厳つい理性とは遠そうな彼の方が悪者だ。だから女性に声を掛ける時は常に慎重にしていた。

 少したじろいだ少女だったが、彼の顔を知っているのか呼んだのがトゥーサンだとわかると直ぐに明るい表情になった。

「こんにちは」

「こんにちは。何処かで会った事あるかな?」

 はにかんだ様子で挨拶してくれるが違和感は増すばかりだった。何故だろうか、艶やかなブリュネットの髪のピンクがかった肌の少女は、涼し気な青のワンピースを着ていておかしい所などない。

「看護師のモルガーヌんちに行くんでしょ?何度か見たよ」

「アパートメントに住んでるのか?」

「ううん、三階に友達がいるの」

 モルガーヌと同じ階だ。だが彼は少女に見覚えはなかった。

「友達を待ってるのか?」

「そう、モルガーヌならさっき帰って来てたよ」

「そうか、ありがとう」

 後ろ髪を引かれる思いがしたがそれ以上問い質す理由が見つからない。見た目からして警戒されるトゥーサンだ。下手な質問をして騒がれたり近くの公的機関に通報されてはかなわない。不審感は拭えなかったが笑顔で小さく手を振る彼女に手を振り返した。

 陽の長い時期で良かった。そろそろ陽は傾き出していたが明るい内に彼女と会えた。昼の光に金の光沢の強いブロンドや青い瞳が映える。

「夕食を一緒に出来ないわよね」

 ラグーのいい香りがしていたがトゥーサンは出来るだけ娘との食事を大事にしていた。

「すまん。顔がどうしても見たくなっただけなんだ」

「嬉しい。一杯位はしてくでしょ」

 華やいだ笑顔を向ける。彼といる時だけ心が安らぐ。少しでも彼のいる時間を延ばしたかった。

「もらう。顔色が悪いんじゃないか?」

 そう訊かれるのは今日二度目だ。

「仕事が忙しくて寝不足気味なだけよ」

 キャビネットからワインとグラスを取出す。

「君のとこには酷い患者が行くからな」

「ええ、ヘナロに痛めつけられた患者がまた一人亡くなったわ」

「辛かったろう」

「やだ、私の担当じゃなかったしそれに看護師なのよ、続くとしんどいけど大丈夫」

 家族に死人が出たような顔をするからつい可笑しくなってしまった。

「それに君なんてよそよそしく呼ばないで」

 赤ワインを注いでグラスを差出す。

「分かった、ありがとう」

 すると部屋が曇ってトントンと台所の窓を叩く音がした。

 そちらに目をやるとさっき会った娘が悪戯っぽい笑顔で覗いている。

「あの娘…」

 モルガーヌが息を吸い込む音が聞こえた。

 腰窓についた小さな露台に上がっている。だがここは三階だ。魔法で上がったにしても危険だ。

「止めて」

 窓に駆け寄るトゥーサンは止まらなかった。乱暴に窓を開ける。

「何してる。友達を待ってるんじゃなかったのか?」

「そうよ、モルガーヌが友達なの」

 少女は失望した。中に入れてくれるかと思ったのに、大きな身体で塞いでいる。無意識ではない所作だ。

「モルガーヌが?」

 意味が通じない。さっきは友達を待ってると答えたではないか。

「モルガーヌにお父さんから預かった物を返してもらいに来たの」

「それなら玄関から訪ねるものだろう?失礼だし危険だぞ」

「嘘よ、聞かないで、そんな子の父親なんて知らないわ!」

 後ろでモルガーヌが叫んだ。看護師で大抵のことでは動じない彼女が取り乱している。

「モルガーヌ…」

「父さんが大人しく返してくれたら今後は一切関わらないって」

「そんなはずないわ。蛇みたいに執念深いんだから」

「ほうら知ってた~、噓つきなのはどっちかな~?」

 唄うように揶揄うと強い力でトゥーサンの胸を押した。部屋に侵入しようとしている。

 だがトゥーサンも生え抜きの捜査官だ、手を払って少女を床に押さえつけると同時にグレイプニルを錬成する。

 重さがないかのように軽くするりと少女は床に叩き付けられる寸前に逃げた。即座に不安定な体勢で強烈な蹴りを放ち、トゥーサンが避けると壁が一部破壊された。間髪入れず小さな拳が迫り受け止めたトゥーサンの太い腕が痺れる。

 速さも力もトゥーサンを上回る。

(分かった、こいつは人間じゃねぇ)

 だが人間でもある。

 嫌な予感がした。

 体術の応酬が続いたが、闘いにはトゥーサンの方が習熟している。モルガーヌに近付かせてもらえないのを少女は悟ると、トゥーサンの攻撃を軽い動きで躱し窓から逃走する。

「待て!」

「追わないでトゥーサン⁉」

「じゃあ俺に理由が話せるか?」

 冷静な質問に瞬間、心の臓を鷲掴みにされた。

 少女に続いてトゥーサンが身軽に窓から飛び降りた。

 トロザ内で転移は許されていない。禁止されているだけでなく実質的に不可能にされている。だから少女も脚で逃げるしかないのだが物凄い早さだった。

「モップ」

〔あい〕

 姿が見える内に彼の使い魔を召喚する。可愛らしい返事と共に、藍色のトンボ型の翅を生やした親指程の大きさのプーリー犬が現れた。高祖母から贈られたものだ。

「あの少女を追え」

〔あい〕

 モップは従った。モップが少女を見失わなければトゥーサンも追える。

 人間の姿をしていても魔物や人外のモノならば、長年の捜査で培われた感覚が彼に知らせるはずだった。なのに今回は全く役に立たなかった。説明のつかない違和感だけだ。

 しかも狙われる理由が山盛りのトゥーサンでなく、魔物ならざる異形の者はモルガーヌが目的だった。

 仕事が仕事だ、トゥーサンは彼女の過去に何かあるのは初対面から察していたし、どんな過去であれ訳ありな人間には馴れている。何も聞かずに全てひっくるめて受け容れるつもりだった。なのに犯罪が関われば彼女が話してくれる前に過去を暴かねばならなくなってしまう。

 少女がモップをまいてくれるのを何処かで願っていたが、モップはトロザの地下の一点を彼に伝えて来た。


(何故今さら?)

(何故放っておいてくれない!)

 生きた心地なくしていたモルガーヌの部屋にトゥーサンが戻った。

 ホッとする反面、終わったのではない、始まったのだと分かる。

「あれはなんだ?」

「な…、何のことか私には…」

 根本的に善良な彼女は咄嗟に誤魔化す言葉も思いつけない。

「人間じゃなかった」

 目を会わせられなかった。彼は警吏だ。この事をなかった事にはしてくれないだろう。

 それでも、

「わ…私は知らないわ」

「嘘だな」

 彼の口調に躊躇いはない。これで二人の関係はお終いなのだ。

「もう少しだけ時間を…下さい。必ず話すから…」

「分かった」

 すんなり解放されたのが信じられなくて顔を上げて彼を見た。

 大きな掌の上に小さなトンボの翅の付いた犬がいた。犬には詳しくないがマスティフ犬に似ている。

「犬を小さくしたんじゃない。カ・デ・ブーって犬に似せて、俺のばあさんのばあさん辺りが作った使い魔だ」

 わおふ

 小さな声がした。

「可愛い」

 こんな時なのにとても可愛らしく感じられた。

「そうかぁ?女はみんなそう言うんだ。俺には分からん」

 詰まらなそうに告げた。

「これを付けさせてもらう。何かあったら、つってもこいつの思念が俺に届く場所ならだが俺に報せが来る」

「ええ」

 仕方がない、彼女が説明出来ないのだから。

「マイス、デカくなれ」

 瞬時に犬は通常の大きさになった。翅は無くなっている。

「凄い…」

「どれだけ相手に通用するかは分からんが、さっきのように襲われたら大きくなって君を庇って闘ってくれる。名前はマイスだ」

 相手が一般人なら問題なくモルガーヌを守れるが、さっきの少女では分が悪い。戻るよう指示すると瞬時にトンボ翅のカ・デ・ブーに変わる。

「必ず説明はもらえるんだな?」

 掌から掌にマイスは渡された。

「ええ、決心がついたら話すわ」

 出来れば彼に誠実に答えたかった。

「待ってる」

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