3 自分の子じゃない

 こんにちは。


 二次創作をまだまだ大絶賛執筆中なのですが。沼ですね、ほんと。

 でも、ただおめおめとハマっている状態ではない!と自分に言い聞かすよう、いろんなことを考えている。


 去年の最後辺りから脚を踏み入れてしまい、私の感じたオリジナルと二次創作の違いを小出しで書いてきましたが、なんていうか……二次創作の場合、過疎ジャンルだったとしても絶対的知名度があのである程度読んでくれる人がいる。

 でも、それを差し引いても読まれやすいのって、もしかしたらキャラクター達は自分の子供じゃないからかもしれないと思ったのです。


 どういうことかというと、オリジナルだとどうしても、キャラクターを作るにあたって自分の人格を切り売りしてしまう所がある。

 それはキャラクターの言動に説得力を持たせるにはどうしても必要なの事で、どんなに自分とかけ離れたキャラクターを書いている場合でも、些細なところで投影してしまっていたりする。

 

 なので自分のキャラクターって自分の子供なのです。

 

 しかし二次創作はそうじゃない。

 れっきとした原作者がいて、その原作者の子供。私たちは物語を読んで感じた、そのキャラクター達を自分の脳内に住まわせて動かす。


 だから「推し」はいるけれど「自分の子」ではない。


 オリジナルの自分の子問題は結構深刻で、読み手はそれを敏感にかぎ取ってしまう。

 自分の子だから、冷徹に主人公だけをたたせることができないのだ。

 全部キャラかわいい。だって自分の子供だから。

 でも、それは読み手は面白くない。主役は主役として君臨してほしい。主役じゃない位置でいい味を出してくれていたら、それは受け入れられるのだけれど、そのさじ加減が全部自分の子である為に、出来ているつもりなのに麻痺してしまって分からないのだ。


 その点、二次創作はそこは客観視出来ているので、線引きが明確。

 しかも推しを書くことが自然な流れなので、結果的にそれが主役であり、絶対にそこが侵されることが無いのだ。


 この客観的視点というのが、とても二次創作では自然に出来ることなのだなぁと書いていて思う。


 だから、読みやすいのかと……


 まぁね、色んな二次創作があるから、違うものもあるでしょうが、物語の主役は原作主役であるべきという決まりは無く、推しが主役であるという構図はだいたいに当てはまると思う。


 そして私の場合は、二次創作と言えど、どうしても自分のポリシーで自分勝手にはかけないという……作品のルールを巡視する事を重要にしてしまうという欠点もあるのだけど……

 だから「でも本当は違うんでしょ?」を出来るだけ避けてしまう。自由であっていいはず……というか、自分の性癖をぶちまけていいはずの二次創作なのに。


 その辺りも、打破したものを書いてみたいと思って、チャレンジのつもりで書いているんだけれど。

 エッチな奴もそうだったし、今日書き始めてしまったのもそう。


 ただ、最終的に「原作に影響を与えない位置に戻って来る」というのがどうしても私の譲れないポイント。

 読み終わった後に、誰かの関係性が変わったり、IFの世界のまま終わるという事がないように。


 ……まぁこれは私の性分だから仕方がないですね。


 ほんと、私は何処まで書き続けるんだろうか。

 昨日はひとつ書き終えて、ほっとしたのもつかの間。いくら寝ようとしても新しいお話が脳内で動き出して眠れない……

 

 こういう時、私は本当にポンコツになって、包丁で指を切ってしまったり、やけどをしたり……の失敗が多いので、今日はすっごく注意をしました。頭の中が完全にあっちの世界に行ってしまうんでしょうね。


 今回のお話も早く書き上げてしまいたいです……


 創作は呪い。色んなベクトルで呪いだなぁと実感します。




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