【閑話休題】わたしと発達障害

2022.1.16(24歳)


 19歳で、発達障害のひとつである「自閉症スペクトラム」の診断を受けた。自閉症スペクトラムとは、以下のような障害らしい。


・社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏るといった特徴を持っている。

・問診や心理検査などを通して診断される。親の育て方が原因ではなく、感情や認知といった部分に関与する脳の異常らしい。



 わたしは具体的に、以下のようなことで「生きづらさ」を抱えている。


・空気を読まずに発言してしまう。小学校のとき、自分の発言で「クラスが凍った」経験が何度もある。


・目を合わせるのが苦手。恋人の指導を受けて、23歳でやっと、長時間目を合わせられるようになった。


・想定外の出来事が起きれば、何も考えられない。パニックを起こす。パニックを危惧されて、大学でインタビュー調査を免除された。


・感覚の過敏さ、鈍感さがある。電車はうるさいので苦手。痛みには鈍感で、整体師が「かっちかちですね……」とあんぐりしていた。


・手先が不器用。アルバイト先の絆創膏を誰よりも消費するので、ついに、先輩がわたしを思って補充していた。


・細部にとらわれてしまい、最後まで物事を遂行することが出来ない。完璧なレポートを書くことに固執しすぎて、大学で「半年間で1桁の単位を取得」した年数が3年に及ぶ。



 そして、なんとわたしは記憶力がすこぶる良い。小学生時代は全国模試で2桁をたたき出した神童であったほどだ。

 そのため、過去の嫌な場面のことを再体験して悲しくなってしまう。以上のようなことを毎日のように思い出しているのだ……。

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