第32話 ラブレター

エリーゼ エルザ宛の恋文

ラブレターが山積みになり

燃やされているのを見て唖然としている!


いくらなんでも酷すぎます!

わたしたちにも人権を

恋する自由を!


エルフリーデはニンマリして

「うーんそうねえ

良さそうなのは見繕ってある!」


敵対関係ではなく利害が一致する

友好的な存在!


「みんな不男じゃないですか!」

「これなんか最高にいいぞ!」


年は10歳・・・

エリーゼは28歳

ショタコンになれと・・


凄い豪商でこの国の10%の資産を動かせる

商人の跡取り!一人息子!

御子息様!


9割信用できない手紙の中

これは本物だ!


「僕がお嫁さんにして生涯大事に扱うことを

誓います!」


子供のプロポーズ


他の手紙は当てにならんのばかり

貴方の美しさに惚れたとか

あなたの強さとか

内面の美しさとか

気高い心に惚れたとか、

どうやって会ったこともない

田舎娘に・・・


どう見てもそれはお前2人を

見てないし利用する気で適当に

書いてもらった様にしか思えん


なぜその子供にこだわるんですか?

「なになに誠意として!

小切手に好きな金額を書いてくださいとか」


「エルフリーデさま

何勝手に金額を書いているんですか!」


「私の役に立つと思って・・・」

どう見ても資金目当ての政略結婚


「適当に会って破断にすれば・・・」

大人は汚すぎる!


金と結婚するのか!


あとプレゼントの山があるが

食べ物の類は毒物が含まれているのもある

出どころが怪しいものは全て処理している



なんて勿体無い・・・

飢えて死ぬ人が街の外の平民に溢れているのに


「姉さんこれは安全なものはもらいましょう

シテル様へのお土産に!

忠誠を示すにちょうど良い!」


?!

なんじゃそれ

心が教会からとうに離れているのか?!

エルフリーデは予定が狂い困る


そろそろ予定の時間ですね

家に帰ります!


シテルに乗ったクリスが迎えに来る


「追加料金、金貨1万枚払う気ないなら

連れて行く約束なのでな!」


後ろで必至に交渉している

エリーゼ エルザ

「食べ物やお菓子の類荷造りお願いします!

また取りにきます!」


シテルの住処 空中にある島

空中庭園への帰還である

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