第8話 時間と空間

時間はあります、但しそれは、肉体だけに存在します。




はあー-みたいな声がしますが、そうです。





あなたは、肉体と意識を持っています。





だから時間は、肉体にだけ適用されると言っているのです。






よろしいですか?





よろしくない・・・





じゃあ、簡単に説明すると、肉体は、一方向にだけ進みます。





おギャーと言って生まれ、そして大人になり、年取って、死んでいきます。





そうです、一方向に進みます。





逆戻りは、しません。




だけど、あなたの意識は、逆戻りすることができます。





昨日の晩御飯、何食べた?







そう聞くとあなたは、えっと・・・そう言いながら、昨日の晩に意識を向けます。






そしてカレー食べたとか言います。






これは、過去に意識を向けているからできることです。





意識は、過去に行くことが可能なのです。





だから、意識には時間が存在しません。





もし、存在するならば、過去を振り返ることはできません。




そう言うと、それは間違いです。






人は、記憶を持っており、それを調べて回答しています。







そう言う人もいます。





じゃあ、聞きますが、記憶とは何でしょうか?





過去の体験したことを記録しているものでしょう。




記録したものを調べるという行為は、過去をさかのぼっていることと同じです。





時間は、過去にはいきません。





一方向の未来に向けているだけです。





だから肉体には、適用されますが、意識には、適用されません。






いい例が、子供の運動会で、張り切るお父さんたちです。




意識では、俺は若いと思っているから頑張って、捻挫したり、アキレスけんを切ったりするのです。





意識は、年を取りません。





肉体は、年を取ってしまい老朽化します。





意識は、年を取っていないので、昔の自分のままだから、頑張りすぎてケガするのです。




なので、肉体には、時間が存在するけど、意識には、存在しないのです。



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