第十一話 ゆうちょ銀行の小銭預金への手数料

 結局言って、よく分からなくなった。多分、ゆうちょは、この前のかんぽ生命問題もあり、それ以前ですら不健全だった収支が更にかんぽ離れも進んだから理由は


新たな収入源を求めて

小銭貯金によって機器が破損したから

大して大きい額でもないのに入金するために高頻度で来て、銀行の待ち時間を増やすお年寄りを拒否するため(その他の客が待たされてイラつく、行員も疲れる)


 であるのだろうが。まあもちろん、ネットでは騒がれた。既得権益がなくなったから、言い訳作ってでも批判するだろう。その結果、なぜか既得権益が侵されるから、という正直な理由を慎み、小銭を賽銭される神社が困るから、に変わった。

 神社がどのような対策を取るべきかは悩ましいが、そんなことを全国各地で報道し続けるネットニュースもどうかしている。たぶん一週間続いてる。

 自分の既得権益が侵されると、直接に言うのがそれだけ慎まれることか? 自分じゃなく、この人たちが困っているんだ、と回りくどい理由立てをすることは、かえって主張を歪めることにはつながらないか?

 日本人の利益保護に関しての歪んだ思考がこの騒動で明らかになったかもしれない。自分の利益流出のことを正直に訴えられないことは、紛争の時に損をすることが間違いない話である。

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