第3話 次元宇宙と時置師(ときおかし)

【第3話】次元宇宙と時置師(ときおかし)


人間とは、次元を行き来して、自身と世界の問題解決に勤しむ、まるで時空間トラベラーのようだ。


次元とは何か?それは、視点の違いであるとも言える。


例えば、道路を渡って何かを届けたいとする。

その問題を解決するために、

2次元的な解決なら、車の来ないところを通って渡るという平面での解決、


3次元的な解決なら、歩道橋など、立体的に考えて渡るという解決、


4次元的な解決なら、時間をずらし、車が来ない時に渡るという時間的な解決、


5次元的な解決なら、横断歩道や信号など、車のほうに止まってもらうという、または物を投げて渡すなど、手段の違いによる解決方法。


6次元的な解決なら、相手のほうに取りに来てもらうという、問題自体を楽にしてしまうという解決方法、


7次元的な解決なら、スマホで電話して届けなくてもいいように用事を済ましてしまうという問題そのものを無くしてしまう解決方法もある。


何か目的があってそれを達成するための進み具合が時間という概念。


問題意識、目的意識を持って取り組んでいる時は、異常に時が早く過ぎるのがわかる。

自身が目的が無いと思いこんでいるだけで、生を受けている限り、目的、問題があって今、ココに存在する。


存在する理由は、宇宙全体の問題を解決するため、その大いなる目的を達成するために、個々人に問題が割り振られている。


自身の問題は個々人の問題では無い。


宇宙全体の問題でもある。


勇者たちよ。個々人の小さな問題と思う事なかれ。


しかし、一人ぼっちではなく、一連托生。


すべての人が、いろいろなカルマと呼ばれる問題を背負って、みんなで力を合わせて、そしてそれぞれ、問題解決に勤しんでいる。

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