三国志〜終焉の序曲〜

王濬 （巴蜀・豫州合同軍）

王濬（オウシュン）：字士治、２０６年〜２８５年。司隸弘農郡（河南省三門峡市）出身

２８０年当時で７４歳とかなりの高齢。羊祜に見出され、益州刺史として征呉の準備工作を進め、龍驤（りゅうじょう）将軍を拝命し、巴蜀軍の大将として統率し長江を下った。戦後に王渾から讒言（ざんげん）を受け、激しい法廷闘争を繰り広げたが、武帝は王濬擁護に終始して、最後は撫軍（ぶぐん）大将軍にまで栄達した。