第2章 流星群に願いを

第1話 星に願いを《When You Wish upon a Star》

 さて、今回で『第4話』になる訳だけど、ご高覧戴いた通り、全く『完璧な人生』とは程遠い展開になってしまっている。 ←反省


 更に言うならば、このストーリーのカテゴリーは『現代ファンタジー』だ。 このままではまずい。


 どうする? 転生する? ……まあ待て僕! 落ち着け! そこまでする事は無いだろう。


 世界最速のコンピュータと脳を連結して、完璧な思考を手に入れる? ……いやいや、マジでファンタジー過ぎて、このストーリーの世界観と合わないよ。


 ……などと悩んでいると、テレビの『今晩は、双子座流星群がよく見えるでしょう』……というアナウンサーの声が聴こえた。


 そうか! 『流れ星に3回願い事を唱えると願いが叶う』っていう、昔ながらの『おまじない』もロマンチックだな。


 幸い、僕は家では『良い子』だから、夜遊びに出ても叱られない。 特に『双子座流星群を見に行く』っていう理由があれば尚更だ。


 僕は、親の許しを得て、厚着をし、自転車で家を出た。


 改めて言おう。


 僕の願いはただ一つ……『人生はやり直せない。 だから完璧な人生を送りたい』だ!

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