選択

選択１

どうも初めまして

ぼくは誰かって？

見ての通りの天使ですよ

あなたはなんならかの原因により死ぬことが決まりました

しかし

あなたは死にたくないと願ったので

ぼくはあなたの前に現れました

あなたには

三つの選択肢があります

天使が指をパチンと鳴らすと

目の前に２つの心臓と一本のナイフが現れた

天使は片方の心臓を指差し

こちらはあなたが最も嫌いな人間の心臓

もう片方の心臓を指差し

こちらはあなたとは赤の他人の心臓

もし生きたいと願うならそのナイフでどちらかの心臓を刺してください

なんで？って

仕方がないんですよね

死ぬ人数は決まっているんです

それ以下でも以上でも駄目なんです

あっ

三つ目の選択はどちらも選ばずにあなたが死ぬという選択です

天使がもう一度指を鳴らすと

砂時計が現れた

砂がすべて落ちきるまでに決めてくださいね

あぁ、砂が落ちきったときにどちらの心臓も刺していなければ

当然あなたが死にます

それと

安心してください

これで人が死んだからといって

地獄には落ちませんが

あなたが生きたいという我が儘を聞くのですから

あなたの手で生きるか死ぬかを決めてください

それではスタート

砂時計が引っくり返った

最も嫌い人間の心臓を刺す

https://kakuyomu.jp/works/16816927859270155430/episodes/16816927859270704250

赤の他人の心臓を差す

https://kakuyomu.jp/works/16816927859270155430/episodes/16816927859271304966

刺さない

https://kakuyomu.jp/works/16816927859270155430/episodes/16816927859271394200