次の日 (2021.6.5)

 すぅ、すぅと静かに寝息を立てて眠る、小さく可愛いきみ。窓から射し込む光は、彼女の綺麗な青い髪をより一層輝かせている。表情はどこか安らかだ。

 その様子を緩やかな瞳で見守る僕。

 布団から手足が出ているあたり、暑いけど毛布は手放せないんだろう。まあ、そりゃそうか、と首元の無数についた、あざのような痕を見つめる。

 昨晩の乱れように、この様子は少々見合わないな。

 そんなことを思いつつ、彼女を起こさないようにそぅっと布団から抜け出す。クロゼットから洋服を適当に引っ張り出し、着る。ふあぁ、と一つあくび。

 さて、今日の朝ごはんは何にしようか。

 ふんふふん、と鼻歌を口ずさみながら、冷蔵庫から卵を取り出した。

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