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 まずは、お疲れ様……と述べていいものだろうか。少なくとも、愉快とはとてもいえない体験なのは間違いない。

 本来であれば、離婚したならしたで子がいるならその養育に不安のないよう手だてが講じられるのが先進国であり福祉国家というものだろう。

 にもかかわらず、養育費の滞納は日常化している。いや、養育費だけではない。面の皮の厚い人間が一方的に得をする構造になってしまっている。

 本作の作者が、育児にせよ私生活にせよ順調に日々を送られるよう祈ってやまない。

 必読本作。

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