現実分かってるけど分からない

気の向くままにお手紙を届ける

第1話 「うちへ来い」

この物語は主人公私、そして愛犬のHANAの実話。

「犬の種類言えるよ」

親に犬好きをアピールし続けてやっと小学校6年生の頃親を納得させた。いや諦めさせた

田舎のペットショップへ行き連れて帰る気満々だった私

ゲージの中に4匹の兄弟を見つけた

その中の1人こちらへやたらと視線を向け

ガラスめいいっぱいに鼻をつけるあなたと目が合った

「うちに来る?」

私とHANAの初めての会話だった

親を説得し私はあなたに言ったよね

「うちへ来い」

あなたはきっと頷いたよね

そして4人と1人、5人の生活が始まった


ねえ、HANA

あなたはあの一言を覚えてますか?

あの時兄弟から離されて恨みましたか?

でも良かったってその後思ってくれましたか?

きっとあなたはこう言うよね

「忘れた💦けど、恨んでないよ!嬉しかったよ!」って

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