第一部

第1話　早すぎる接触

ホソ自身の目的を聞かせるのは、


顔も背丈も雰囲気さえも

瓜二つの双子、

黒い装束を纏うアニーと、

白い装束を纏うハニーだ。

彼らは獣人という種族であり


ホソが訪れた目的は一つ

　　　

"歪曲正義"

BOKISIKOをヒィ・ガァモ

に招き入れること

他ならない　


「その提案の返答は、

当主BOKISIKO様より直接させて

頂きます」


人形のように表情を変えず

ハニーが答える


アニーが謁見の奥に堂々と

そびえ立つ大扉

を開くと、

綺羅びやかな王族の衣に

身を包んだ青年　

　

BOKISIKO


彼がホソの前に現れた　


「お初にお目にかかります。

Pardon国の王、ホソだ

今日は、貴殿に

ヒィ・ガァモ入団の

交渉の為参上仕った。」


ホソが単刀直入に

交渉の内容をBOKISIKOに聞かせた


しかし、


「断らせてもらう」

冷酷にも、BOKISIKOは

ホソの提案を

呑まないと

宣言した

　　　　　　

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る